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崖の魅了を探っていく。スタートは道灌山(標高20m)

東京は上野から日暮里・王子を過ぎ赤羽に至る線路の片側はずっと崖です。日暮里駅を降りると線路沿いの絶壁上に寺や卒塔婆が並ぶ不思議な景色が見られます。
ここは海食崖といって縄文時代に海の波が押し寄せ大地を削ったところなのです。つまり線路のある平野部は海でした。
この日暮里崖線と呼ばれる線路沿いの長い崖は、武蔵野台地の東端部。その最も高くなっている場所が道灌山と呼ばれ、遠く富士山や筑波山を望む景勝地として有名でした。その山を大胆にも切り通し道を作ったのが太田道灌と言われています。室町後期の武将で、江戸城を築城したことで知られています。太田道灌の出城が道灌山にあり、江戸城を守るためこの切り通しを築いたとの説があります。ぜひ西日暮里にお越しの際は、道灌通りに立ち両崖の高さを体感してください。左右の上空から弓矢が降ってくるような気がしてきますよ・・!さらには、縄文時代にさかのぼり海底を歩いているような想像も働いて、ロマンが止まりません。


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