大学数学に入門しました -微分積分編-
今年の 3 月に高校数学を一通り勉強し終えた ので、もうちょっと踏み込んだい内容を勉強したいと思い、微分積分を続けて勉強することにしました。9月に一区切りついたので勉強に使った本などを振り返りたいと思います。
こんなかんじの人間です
統計学を勉強中なのですが、もう少し理解できるようになりたいな、と思って数学の勉強をはじめました。
・ 文系(英文学科)出身
・ Webエンジニア
・ 数ⅠA〜数ⅢCまでは一応復習済み
受講した講座
一度勉強した範囲だったり、数学が得意という方は自力で勉強できると思いますが、わたしはそうではないので今回も主にすうがくぶんかさんを利用させてもらいました。
この講義は「実数の定義」から授業が始まったのですが、最初はこれがどう微積につながるのか困惑しました 😂
そういえば「数字であそぼ。」という漫画がありますが、たしかに主人公も最初のほうそんな講義を受けてましたね。度肝を抜かれた気持ちがちょっぴりわかった気がします。
結果的には微積の前段から非常に丁寧に説明してもらえたので、初学者にもとてもわかりやすかったです。
勉強に使った本
■ 数学は言葉
同僚に勧められて読みましたが、数学的な記号に不慣れ・大学では数学とってなかったよというような方におすすめです。
例えば上(↑)は「任意の x, y について x < y ならば、必ず x < z < y となる z が存在する」という意味の数文です(数学は言葉 p.90 より)。この本を読むともっと複雑な文章をおどろくほど簡潔な数文で書き表せるようになります。
講義内でもこういった記号の説明はしてもらえるのですが、独学にせよなんにせよこのあたりはあらかじめ知っておけるとより微積が学びやすそうだと思いました。講義が始まる前に出会いたかった!
■ 数研講座シリーズ 大学教養 微分積分
こちらは実際授業で使った本です。定理などがしっかりまとまっていてよかったです。初心者が独学で使うには少し難しそうだなと感じます。授業内では使いませんが、チャート式と対になっているためチャート式も合わせて買うほうがいいのかなと思いました。
■ チャート式シリーズ 大学教養 微分積分
大学教養の本にも演習は載っていますが、あまり多くないのでそれ以外にも問題が解きたくなると思います(おそらく)。そういうときに役立ちました。気になったところをちらほらしか解いてないので復習のときもっと手を動かそうと思います。
リモート講義で感じたこと
通常は新宿の教室で授業を受けるのですが、コロナウィルスの影響で完全リモート授業でした。以下にさっくりと感じたメリット・デメリットを残しておきます。
メリット
・ 動画に残るので復習しやすい
・ 通学の手間が省ける(+ 遠方の人も受けるチャンスがある)
デメリット
・ 他の受講者としゃべる機会がない
・ モチベを保ちにくい
意外にも質問しにくいということはありませんでした。ただ最近本当に怠惰なのでモチベを、モチベをなんとか上げていきたい... orz
一通り終わって
1 度授業を受けただけではすらすら問題を解くことはできません(少なくとも自分はそうです)。引き続き自力でいろんな問題を解いて練習する必要を感じました。
しかし今までは 1 人で読んでも分からなかった教科書を 1 人でも読めるようになったことが大きいかなと個人的には思っています。あとは自力で学んでけそうだと思えるくらい微分積分に親しみを持ててよかったです。
すうがくぶんかの講義は半年に1度新しいクールが始まります。最初の 1 回は無料で聴講できるようなので興味があれば一度出てみるのもありだと思います。
わたしも皆さんも楽しく数学を勉強していけますように。どなたかの参考になれば幸いです (* ˊᵕˋ *)