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【ギフテッド】特性ぽさが7歳から消え始めた

うちの息子の場合なので、全員がそうかはわかりませんが、ご興味のある方は、1つの参考事例として捉えていただければと思います(*'▽'*)

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とある脳科学の記事によると、高IQ(120〜)者は、一般的なIQ帯の人達よりも、脳の「前頭前野」という「社会性や自律を司る部分」の発達が遅いことが分かったらしく、その成長曲線を見る限りでは、7歳くらいまでの高IQ児は、一般的なIQの子供達よりも社会性が低いであろうことが見て取れる。7歳を超えてから、前頭前野の成長は急激な伸びをみせ、ピークは10〜13歳頃、最終的には一般IQの子供たちと変わらないか、それを超えていくようだ。
(気になる方は「高IQ」「前頭前野」などで検索してみてください)

我が子は、幼稚園から小学1年生(6〜7歳)の頃まで、クラスのお友達の名前や顔を覚える気はなく(文字や周期表はずいぶん早く覚えたのに…(°▽°;)ギフテッドということがわかる前から、“この子は、頭は良さそうだけど「人」には興味がないんだな“となんとなく感じていました…)、集団行動に足並みを揃える気もあまりなく、授業参観に行けば誰よりも浮いていたが、本人はそれを気にするふうでもなく…。

そもそも、それで小学1年生の時の担任から教育センターへの相談を示唆され、WISC-Ⅳを受ける流れになったわけで。当時、担当してくださった臨床心理士さんからは「彼に見られる特性っぽさ(多動・不注意、癇癪・過集中・目が合わない・HSPなどが見受けられた)は、高IQ由来のもので、2Eではないと思う」と言われていた。
でもネット民の一般論を見れば、発達障害の有無の診断は医師しか下せないと皆言っているし、息子と実際に接している私としても、発達障害の本を読んで勉強して「特性」として受け止めた方が、彼の行動を理解しやすく、合理的配慮といった対応もしやすかったので、私は、臨床心理士さんの言葉には半信半疑で、勝手に「息子は2Eなのかも」と、半分は思っていた。

そんな中、2年生に進級すると、彼の様子が変わってきた。
クラスメイトの名前と顔を新学期早々に覚え、まだひらがなで書かれている名前については「漢字ではどう書くのかな」と、人に興味を持ち始めた(!)。
朝の学校への行き渋りも減り(もともと泣いて嫌がる程ではなかったが、学校の存在を罵りまくりながら、嫌々家を出ている風だった)、宿題の漢字の練習(ギフテッド児童に鬼門のやつ…)にも、癇癪を起こさずうまく付き合える日が増え、気づけば、授業参観に行っても、そんなに浮いている風でもなくなった(相変わらず、あまり先生の話は聞いていないようではあるが、周りに合わせ始めた)。
幼稚園の頃から小学1年生までの様子を鑑みると、ここ1年での変化は劇的であり、まさに先述の記事で見た、前頭前野の成長曲線と時期も被るのである。

幼い頃は、呼んでも振り返らないことも多く、自分から用がある時以外は目を合わせてこなかった息子が、今は、私からの話に目を見ながら耳を傾けることも増え、一緒にアニメを見ていると、面白おかしい場面では感情を共有しようとして、私の顔を覗き込んで一緒に笑い合おうとしてくるのである…、それに気付いた時、ちょっと泣いちゃった。

1年生の頃までは、翌日の学校の持ち物や支度は、我々親がやっていた。本人に任せようものならば、忘れ物をしてしまうとかではなく、むしろ持っていくものを何1つ把握していない…筆箱でさえも…くらいのレベルだからだ。
しっかりしている子ならば、幼稚園の頃から自分の身支度を自分でやれると思う。でも私たちは、息子には息子の成長ペースがあるのだろうと、なんとなくそう思っていたので、無理に叱咤激励することはしなかった。結果、2年生半ばからは、自然と自分でできるようになったし、もしも先述の脳の成長の話が本当ならば、彼については、これ以前は脳の機能的に無理だったわけだから、厳しく指導してこなくて結果オーライだったのかもしれない(*'▽'*)

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そんなわけで、このように、特性っぽさが年齢とともに収まっていくケースもあるようです。

X等のSNSでも、他にもこのような話をチラホラ見かけ、また、早期に医療とつながることで、逆に誤診されるケースを心配する声も見受けられました。
確かに、本来は勝手に治るものに対して、幼いうちから不要な薬を飲み始めてしまうのは避けたいですよね。かといって、発達障害だった場合は早いうちに療養を開始できた方が良いでしょうし、難しいところですね…。

最後に改めて、これはくれぐれも我が家の場合であって、ギフテッド全員がこういう成長を辿ると言えるわけではありません。
私は個人的に、ギフテッドの子を育児しているご両親の生の声から、学んだり助けになることがたくさんあったので、これがまた他のどなたかの参考になればと思い、専門家でも医師でもなく、単にいち現場の声として発信しております。

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