30年経っても自分が一番かわいい。
仕事から帰ったらすでにいた夫くん。あれー、早いな?なんて思いながら近づくといつもと様子が違う。
あ、体調不良だ。
すぐに気づいて、何よりも先にコロナの可能性と自分に伝染らないかどうかの心配、気がつくと心のなかで戦闘態勢になっていた自分…そしてすぐに罪悪感と自己嫌悪に襲われる。
毎日将来についてのよくわからんフワフワした話に付き合わせ、日々世話を焼かれとても大切にされていても、まだなお自分のことしか考えられないのか私は…。
贖罪こめてご要望の蒟蒻畑とカップ麺を求め薬局へ、しっかり献上いたしました。
こんな妻でごめんね。
おわり。