北大ぐるぐるラン、14K
12月のマラソン練習会。札幌駅から歩いて行ける北海道大学のキャンパスおよび、その周辺を走ることになった。10時集合。2時間をメドにゆっくりと。
200万都市の札幌にあって、駅近くにこんな広大な空間がひろがっていること自体、おどろくとともに、ありがたいことだ。初冬の日曜日、朝のキャンパスには観光客のほかに、外国人の姿が目立つ。この日は、日本語の試験会場になっているようだった。
北9条から北18条まで延びるメインストリートは、クルマもほとんど走らず信号もなく快適なロードである。歩けば広いキャンパスも、走るとあっという間に。構内を巡ったり、外周をまわったり、ぐるぐる気ままに走る。
メインストリートの北側奥には「モデルバーン」という場所があり、内部は冬季閉鎖であったものの、エリア内には入ることができた。このモデルバーンとは「模範家畜房」のこと。クラーク博士が前任のマサチューセッツ農科大学の畜舎にならって1877(明治10)年に建設された建物。国内最古の洋式農業建築となっている。葉が落ちたこの季節、張りつめた空気のなか、150年近くの風雪に耐えてきた建物はどっしりと存在感を放っていた。
途中、トイレタイムを含めて1時間55分をかけて、14.2キロ。気温はプラスの4℃。身も心もスッキリとしたランニングタイムとなった。