パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ
江別市内にある「角山パークゴルフ場が今季限り」という報道があった。2005年に開業し、約20年の歴史に幕を下ろすという。営業終了の理由について、施設担当者は「競技人口の減少に伴う利用者の減少。スタッフの確保が難しくなったため」と説明している。
そもそも、パークゴルフとは1983年(昭58)年、北海道の幕別町で誕生したスポーツである。「クラブ1本とボール1個、それにティーがあれば誰にでもプレーを楽しむことができる簡単なスポーツ。クラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を競い合い楽しく遊べる健康的なスポーツです」と、日本パークゴルフ協会は説明している。ゴルフコースをぎゅと小さく、公園程度の大きさで楽しめるゴルフに似たスポーツだ。
協会の公表するデータによれば、参加者は70歳代の男性がもっとも多く約59%と、60歳代〜70歳代のシニアのスポーツになっている。このシニア層が20年たって、もうやらなくなったのだろう。いっときは、専門の雑誌が売られていたり、フリーペーパーも置かれていた。
コロナ禍により外出の制限がかかり、パークゴルフ場からキャンプ場に転換した施設も相当数ある。市場の変化は、静かに進行しているように見えるが、あっという間だ。
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