パークゴルフが減る
パークゴルフ人口が減り、パークゴルフ場が減っている。新聞が伝える、日本パークゴルフ協会の道内会員数はピーク時に比べ約7割も減少した。パークゴルフ場も、道内の公認コースは2016年には196カ所あったが、今年2024年4月時点では169カ所になったという。
わたしが知っている施設で、キャンプ場に転換したパークゴルフ場は次のとおりだ。
・メイプル(恵庭)
・たきかわキャンプサイト(滝川)
・さっぽろばんけい(札幌)
・ファミリーパーク追分(安平)
・鶴の里キャンプフィールド(鶴居)
パークゴルフは1983(昭和58)年に幕別町で生まれた。以来、健康増進や地域活性化を目的に、道内の多くの自治体や企業がパークゴルフ場を次々に造成した。専門の雑誌や、フリーペーパーも誕生し、市場を盛り上げていた。
衰退の背景にあるのは、定年延長による働くシニアの増加だという。定年が延びて今の高齢者は働いている。平日に遊ぶ暇がない人が多いと、記事にはコメントが載っている。
聞いた話では、パークゴルフの客単価は、300円とか500円。それ以上に伸ばしようがない上に、利用者であるシニア層は施設などへのクレームがとても多いという施設運営側の切実なる声があった。
誕生から40年あまりを経て、ブームは静かに去りつつある。これもまた、時代の流れであろう。
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