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いまさら聞けない写真のおはなしその1 カメラの露出について

 デジカメ、スマホの出現によって大きく変わった写真の世界。
一番の変化は、「一億総カメラマン」といわれるほど手軽に誰しもが写真を楽しめるようになったことでしょう。
 それまでは、写真を撮るということ自体にちょっとした知識や技術が必要でした。
 デジタル技術の発展によって決して必須ではなくなったそんな知識や技術について、この時代だからこそ改めて文字にしてみたくなりました。
はっきりいって、これらを習得したからといって撮影技術が飛躍的に上がることは無いと思います。
ただ、現場にて何かしら困ったり行き詰った時、もしかすると何かしらのヒントになるかもしれません。
 写真の初心者のかたはもちろん、素敵な写真を撮っていても知識に不安のあるかたにも、ちょっと頭の隅に入れておいてほしいことを書いてみました。
 
 写真って、物理が生み出す芸術なんですよね。

 そんな写真の出来不出来にはあまり関係のなさそうな、いまさら聞けない基本のお話をマガジンにしてまとめてみようと思います。
マガジンを購読していただければアカデミックな写真の基礎知識が得られるようにしてまいります。
ご自身の写真をより骨太に、背骨を通したいとお考えの方にぜひ購読していただきたいと思います。

まず、私の自己紹介から。
こちらの記事をごらんください。

いまさら聞けない写真の露出のはなし

 では、第一回目。
いまさら聞けない「写真の露出」についてです。
写真を撮影するにあたって、初心者の方がまず最初に???となるけど、写真を撮るうえで最も基本で大事な要素、それが「露出」なんですね。

 写真の「露出」とは、カメラのセンサーやフィルムに取り込まれる光の量のことです。適切な露出(量)を設定することで、明るさがちょうど良い写真を撮影することができます。適切な露出の設定方法として、基本的に「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」という3つの値を設定します。
 これらのことは一般のカメラ雑誌や本にも普通に解説されてますよね。

でもね。

「適切な露出」(適正露出と言います)って何なの?

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