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写真上達に向けてやったこと

 みなさんこんにちは。
 中学でカメラに触れ、高校から写真部に入って本格的にその魅力にはまった私。
何を勘違いしたのか、写真の学校に通い、写真の道を志して気が付いたら写真を初めて40年、プロの世界で独立してから25年以上の月日が経っていました。
そんな私の自己紹介記事はこちら。
自己紹介兼、お仕事ご依頼の記事はこちら。

今回は、そんな私が写真を上達するために今までやってみたことを書いてみたいと思います。
 そんな難しいことでは無いです。以下の5点にまとめました。
 カメラの機能が向上し、技術的なハードルは下がった昨今。
でも、最後にシャッターを切るのはやはり自分だから。

1.人のまねをする

説明不要かと思いますが、雑誌や広告、SNSなどで見て気に入った写真のまねをして撮ってみましょう。どうやって撮ったのか?調べて、準備して。上手くまねできなかったら、それは何がダメだったのか。あらためて撮りなおしたり。撮影テクニックの修得には最も近道だと思います。そして大切なのは、上手く模倣できたところで満足しないこと。
そこで修得した技術を使って、自分の表現を模索してみましょう。
模倣で満足してしまったら、そこで上達は終了です。

2.必ずカメラを持ち歩き、単焦点レンズでとにかく撮る
 
ズームレンズ全盛の昨今。性能もひと昔前と比べると単焦点レンズにひけをとらない高性能レンズも多数。
しかし、レンズ画角を身に着け、フットワークで構図を見出す練習は単焦点レンズで勝負することが修得の近道。そして何より、限られた画角で構図を見出す画面構成力を身に着けるためには必須。
そして自分にもっとも合った画角・焦点距離を見つけておくのはおすすめ。
ちなみに私はフルサイズ35㎜レンズの画角がもっとも好き。



3.テーマを決める
 テーマを決めるといっても、そんな堅苦しく考えなくていい。
「今日は”冬”をテーマに一日撮ってみよう」
「これから1時間は”光と影”に注目してとってみよう」
「いちにち、何も考えずに目に映る景色をただ、撮ってみよう」
写真に緊張感と統一感が出て、いつしか自分の色が出せるようになるはず。

4.撮った写真を人に見てもらう
実はこれが一番上達するかもしれません。ただ、やみくもにもらった感想や意見に一喜一憂するのも考えもの。見てもらう人は写真で尊敬できる人が吉。いろいろ考えて。ことばで写真を語って。そしてまた撮る、見せる。

5.気に入った写真はプリントして飾る
スマホやパソコンのモニターで写真を見て満足しているようでは上達しません。
写真はプリントして初めて見えてくるものがあります。
プリンターとモニターのマッチング。紙のセレクト。額装。
毎日ふと眺めてあれこれ考える。
写真のだいご味ですよ。

最後に

とにかく、写真は撮らないと上達しません。
インプットとアウトプットを繰り返すことによって上達するのは写真に限らず何でもそうだと思います。
カメラ機材が発達し、便利になった今だからこそ、少し不便に撮影を楽しむことは写真の本質に迫る作業であるとも考えます。最近、フィルム写真が若い方の間で流行っているのも便利になりすぎた反動もあると思います。
 ちょっと駆け足の解説になりましたが、今後もすこしづつ写真上達のために私がやってきたことを記事にしていきたいと思います。


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