見出し画像

何故おじさんが好きなのか、あれこれ考える

私がおじさんしか好きになれないと言うと、「ファザコン?」と聞かれることが割とある。
私の父は、大きくジャンル分けするならば、真面目眼鏡を掛けていて文系だし髪型や服の趣味なども私の好きなタイプの方に入っているかもしれないとは思う。
しかしながら、小さい頃に「わたしパパと結婚する〜」とか一度も言ったことも無ければ、心の端に上ったこともない。(パパごめん)
私の場合、恋愛感情と父親への愛はあきらかに別物なのだ。
そもそも好きになるおじさんは父より年上なことも多いし。



私はNFL(アメフトのプロリーグ)がとても好きでシーズンを毎年楽しみにしている。まさに今だが。
どのチームも好きだしゲーム自体が面白くて観ているのではあるが「この人素敵だな」と思うことはある。
でもそれは、男前でおなじみの

Jimmy Garoppolo(31)ではなく
モテモテのPatrick Mahomes(27)でもなく
Pete Carrollヘッドコーチ(71)だ


いっとき彼が眼鏡を掛けていたことがあるのだが、その内また掛けなくなってしまい「あ、なんで?!掛けてた方がいいのに!」と試合と全く関係ないことに気を取られていた。
年齢が年齢なのでいつ辞めてもおかしくないが、いないと淋しいので辞めないでほしいなと毎年思っている。
でもまあ、この人はおじさんとはいえ一般的にも理解される方かもしれない。



大学時代、とても好感を持っていた教授のおじさんがいた。(いや、おじさんって言ったらアレですけど)
しかしそんなことを言っていたのは私だけで、しかもそれが土曜の1コマ目という学生のサボり度がマックス高くなる講義だったこともあり、仲の良い友人達もしょっちゅう休んでいた。
が、私は出席率100%だった。
おかげで試験前ともなると私のノートがみんなに頼りにされ、コピーが広く出回っていた。
私語も慎み、極めて真剣に聴講しているので特に不明点が無いのにも関わらず、無理やり質問を探し出して尋ねに行ったりしていたぐらいだった。
真面目なのか不真面目なのかわからない。



私の大好きな写真がある。

このぐらい素敵な年上の人にこういう風にしてほしい

『刑事コロンボ』でおなじみの、私の大好きなピーター・フォークと彼の次女だ。
イメージ的には、このぐらいの年の差がほしい。
自分が何か悲しんだり悩んだりしている時に、こういう体勢でおでこをくっつけて「どうしたんだい?」とか「心配することないよ」とか言ってほしい。
まあ抱っこはできないだろうけど(おじさんって大抵腰が悪いから)、ソファに座ってる時とかでいいからこういう風にしてほしい。
それで、できればその後に、
‥‥あ、妄想に気合が入ってきたのでやめます。


何故おじさんしか好きになれないのか。
‥‥‥‥‥。
謎だ。
たぶん、圧倒的年上感がほしいのじゃないかとは思うのだが‥‥。
いや逆に自分の圧倒的年下感が欲しいのか‥‥。
結局、おじさんに甘えたいっていうことなんだろうか。
でも全然甘えさせてくれない人ばっかり好きになっちゃうのだがな。
折に触れ考えてはみるのだが、我ながら謎のままだ。


って、本当にあれこれ考えただけで終わりか。









↓ 90歳の人でも全然大丈夫です


↓ 甘えることに憧れているのかもしれない





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?