カツ丼 と うどん と 美容師の話 なぜ僕の売上が上がらなかったか...
こんにちは!Salon HananoのShinです。
先日、技術の強化ということでスタッフと「カウンセリング」について話し合いをしました。そこで出てきたのが、なぜか『うどんとカツ丼』という話。
あれ?美容の話じゃないの?と思うかもしれませんが、これが実はすごく大事な話なんです。
ニューヨークのカツ丼の話
昔、アメリカのニューヨークにある日系サロンで働いていた頃のこと。オーナーは60歳を超えていましたが、技術もさることながら「会話」や「人間性」でお客さんをガッチリ掴んでいる人でした。
飛行機でわざわざ来るお客さんや、超VIPなお客様まで――さすが30年間、ニューヨークで現場に立ち続けているだけあるなと、当時の僕は圧倒されっぱなしでした。
その頃の僕は「技術こそすべて!」と思っていました。カットの展開図だの、ドライカットのすごさだの、自分のスタイルに絶対の自信があったんです。でも、どこか伸び悩みを感じていました。
ある日、オーナーと食事に行った時、何となくそのことを相談してみました。するとオーナーがこう言ったんです。
そのときの僕は「?」でした。分からないので、とりあえず
「最善を尽くしてカツ丼作りますかね?」
と答えました。するとオーナーは少し考えてからこう言ったのです。
この言葉を聞いた瞬間、何かがストンと胸に落ちたのを覚えています。
当時の僕は、完全に「自分のスタイル」だけを押し付けていました。
「このスタイルこそが一番だ!」
「カットの展開図がすべて!」
「ドライカットで切るからすごい!」
もう、頭でっかちもいいところでした。
そこにオーナーの追い打ちの一言。
ズッシリきましたね。心にカツ丼のカツの衣が刺さりました(笑)。
うどんを出すことの大切さ
この話のおかげで、自分のスタンスやお客さんとの向き合い方が大きく変わりました。お客さんが求めるものは何か、どんなスタイルがその人の生活に馴染むのか、そこに意識を向けるようになったのです。
「お客さんはうどんが食べたいのか、それともカツ丼が食べたいのか?」
美容師の仕事も同じで、いくらこちらが「これが最高!」と思っていても、お客さんが求めていなければ意味がないんです。普通のうどんでも、お客さんにとっての“欲しいもの”が大事だと気づきました。
その結果、どうなったか?
お客さんとの信頼関係が一気に深まり、リピート率もグンと上がりました。そして何より、美容師の仕事がもっと楽しくなったんです。
スタッフへ、この話が届くといいな
今回の「カウンセリング」の話し合いでも、僕はこの『カツ丼とうどん』の話をスタッフにしました。技術は大事。でも、その技術をどう届けるかがもっと大事。お客さんの求めているものを汲み取り、その上で自分の技術を活かす――そんな美容師になってほしいなと思います。
この話がスタッフにとって大きなヒントになるかもしれないし、何も感じずスルーされるかもしれません。それでも、僕が少しでもヒントを与えられる存在になれるよう、これからもたくさんのことを話し合っていきたいと思っています。
みなさんも「最高のカツ丼」出せるけど普通のうどんを出した方が喜ばれる理論――ふと考えてみると、仕事や日常に活かせるヒントがあるかもしれませんよ。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
Salon Hanano Shin
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