今こそ新しいチーズを求めて!
〜チーズはどこへ消えた?より〜
ずいぶん有名になったこの本を、今こそ
改めて読んでみる。
読み進めていくうちに、目の前がパッと
明るくなるような、私にとって救いで
魔法のような言葉がたくさん散りばめられている1冊。
(黄色い表紙もほのぼの、元気が出て大好きである)
この物語は、二匹のネズミ「スニッフ」と
「スカリー」
二人の小人「ヘム」と「ホー」が、
消えてしまったチーズを探しまわるという
シンプルなあらすじ。
自分はこの4人のどのキャラクターに近いか。
チーズがなくなったことにどう対処するのか=
4人の、自分の「変化に対する捉え方」が浮き彫りになる。
私は、本書を読むまでおそらく「ヘム」だった。
安定している(かのように見える)現状に胡座をかいて、それがずっと続けば良いなと思っていた。
変化が訪れた時、「何でこうなった?」の原因論と、これ以上事態を悪化したくない(もしくは、また現状に戻れるはず)と思い、すぐさま行動しないでいた。
ただ、
チーズは食べればなくなる。
置きっぱなしは腐る。
誰かに持って行かれるかもしれない。
この当たり前のことに、案外気付けないもの
なんだよなぁ。
このコロナで生活、仕事の考え方が劇的に変わりつつあるのは、当然ながら肌感でも実感していることで。
早く変化に気付き、180度発想を変えた商品を提供している企業、お家時間の可能性をたくさん気づかせてくれるYouTuberのみなさんを見ていると、今こそ私にとって本書を読み返すタイミングであった。
変化をキャッチし、準備し、
波に乗っていく
もうひとりの小人「ホー」は、「ヘム」を気にしながらも、なくなったチーズに対してこのまま留まっているわけにはいかない!と、探して
進み始める。
(ちなみに2匹のネズミは、変化を察知し、ずいぶん前から行動、準備しているタイプである)
「現状維持、実は後退している」
よ〜く考えてみると、
今日は昨日と同じではない。
人の考えも常に動いている。
止まっているのは自分自身だけ。。
ハッした。恐ろしくもなった。
それと同時に気持ちがラクになった!
これ以上後退することはない
動けば今より新しいものが見つかるはず
変化は当たり前なんだから、
変化を楽しもう!!
ここのところ私は、
「毎日なにか1つ、いつもと違うことor
新しいことをしよう月間」を続けている。
自分との約束である。
比較的同じことをし続けることが苦でない
性格で、がんばり屋さん、と言われてきた
これまでだが、そこに特別な自分なりの
目的はあっただろうか?
・この仕事を続けている目的
・この人間関係を続けている目的
・このSNSを続けている目的
・この服を何年も着ている目的
・この習慣を続けている目的
…
あえて、「理由」とせずに「目的」と書いた。
目的とは、「実現しようと思い描くゴール、
目指すもの」である。
惰性でそれを継続するのではなく、
意味を持って続けているだろうか。
だとしても、そこに新しいエッセンスを
加えてみることは案外難しくないことを実感している。
いつもの朝ヨガに、ひとつポーズを加える、
チャレンジする、
それだけでも案外気持ちは切り替わった。
個人の考え方は、日々の習慣が形成しているとも言える。
「変化を楽しむ」スタンスは、劇的に気持ちを
動かしてくれている。
むしろ、変化を敏感に感じ取れるようになって
きたのかもしれない。
変化は、try & error & tryの繰り返しだ。
始めなければ失敗もないが、
失敗がなければ成功もない。
自分が心配するほど、新しい世界は
さほど難しいものでもないみたい。
一歩踏み出すかどうか。
変化に早く適応すること。
遅れれば、適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。
自分が変わらなければ好転しない。
今日は何を変化させようか…♪
文献 「チーズはとごへ消えた?
Who Moved My Cheese?」
スペンサー・ジョンソン
門田美鈴 扶桑