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夢を諦めた時 4

ボートレーサー養成所へ入校して
自分の膝は毎日腫れて、日に日に重くなる。
膝が外れる恐怖心が取れない頭と
ボートレーサーになりたい気持ちがぶつかり合う。

10時消灯で考える今後の事。
"私の完全な状態じゃない足でレーサーになってお客様を感動させるレースを決めることは出来るのか"
"自分のなりたい気持ちはあるけど体がついてこない。同期の皆に迷惑かけてる"
そう考えて
自分はレーサーにはむいていない膝と判断し
自主退所しました。

家に帰りついた初日の夜は
少しホッとした自分がいました。
膝が外れることにびびっていたからです。
何日も経って、少しずつレーサーになれない事に悔しさが出てきていつの間にか夜寝る前に涙が出てきたり、これからの人生が怖くなったりしてた時もありました。(ほぼ毎日です笑)
ですが、こんな時でも、家族に心配かけたくない私は家族の前では、"大丈夫!しょうがないよね!"と笑って過ごしていました。
そんな日々を過ごした結果。3週間後
自分に限界が来たんだと思います。
辞めたことに対して自分が受け入れることが出来ずに少し鬱のような状況になる時がありました。
考え出すと、涙が止まらなくなり、周りの声も聞こえず頭の中で誰かに追い込まれているような状態になり"助けて。助けて。怖いよ。"と誰かに必死に話しかけており、1人で寝ることができなくなりました。

私の中でボートレーサーになる事は、当たり前であり絶対に来年はレースに出ていると思い込んでいました。
ですが、たった一瞬の怪我で叶わなくなり、
自分の未来を想像することが出来なくなってしまいました。

辞めてからの、1ヶ月
本当に人生最大のネガティブな自分との戦いでした。
周りの方からポジティブな言葉をかけてもらっても
それをネガティブな言葉にしか聞こえなかったり
寝る前になると自分の将来が怖くなりネガティブな事しか考えれなかったり、生きてる意味あるのかなって考える時もありました。

ですが、そんな時に最後に思うことは

"とりあえず生きるだけ生きてみよう"

この言葉は、私の母に言われました
生きることで
どんだけの人に迷惑かけてもいい。
どんだけ弱音はいてもいい。
どんだけご飯食べてもいい。
こんな状態で生きるだけでえらいんだ。
とりあえず生きるだけ生きてみよう

私が悲しんでる時毎回かけてもらった言葉です。

嫌なこと。辛いことがあった時
どんだけ悩んでも悲しんでもいいんです!
とりあえず生きるだけ生きてみようって
最後は声に出して言ってみてください!
心がスッキリすると思います!

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