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【Ronchamp1/ロンシャン1】20分後には隣国おフランス。

というわけで朝も早起き、スムーズに行けば2時間半で到着するはずの、スイスのバーゼルからロンシャンというフランスの町へ。いや、町というより村なのか。
目指すはロンシャン礼拝堂。世界遺産にも登録されている、建築好きなら誰もが知るいうコルビュジェ作の、珍しい形の礼拝堂。巡礼の地でもあるそうだ。

ホテルの最寄駅から3回乗り換えの、最初の1度はバーゼル発の路面電車から終点フランスのサン・ルイ駅でフランス鉄道へ。この乗り換えがたったの2分。…絶対無理やん。降りたホームの向かいにフランス電車の駅があるわけないやん。
というわけで30分に1本のフランス列車を遅らせることにして、切符の買い方も違うし、あれ、どこでどうやって切符買うんだ?と焦ってくる私。駅の大きさ(規模)もわからない。

おフランスの乗り換え駅たち。

路面電車では、途中でフランス圏に入るので(…かどうかはわからんが)一旦降ろされ、次に乗ってきた検察のおねーさんにフランス語で捲し立てられ、アプリではここからフランス圏内の分のチケット買えなかったことを英語で説明した私。あと4駅で終点なのに、ここで降ろされたりものすごい罰金取られたり通報されたりで到着できないのか!?と焦っていると、
フランス語でなにやら文句を言われた(らしい)ながら、次の乗客へと去っていった。なんだか見逃してもらえたようだ😅 で、どうにかサン・ルイ駅到着。

1本遅らせてよかったフランス鉄道。駅はそれほど大きくないけど有人のチケット売り場がすぐに目に入り、超親切な係のおばちゃんは帰りの電車の時間も2パターン調べてくれて、帰りはバーゼル中央駅へ戻る道を選択。そのままチューリッヒへ移動したいけど、ホテルに荷物を取りに行かないといけない。
スイス限定のアプリでは国境を越える路線の最新情報が得られず、有人駅よありがたや。

長時間ホームで待つのは寒いので、駅から外に出てみたり。

10°って思ってるより「坂」感がある。
昔バラエティ番組でやってた、急な坂を駆け上るヤツ、あれ相当キツかったんだな…と実感😆

さて、3時間かかってやっとこさロンシャン駅へ到着。ここから徒歩2, 30分で目的地の礼拝堂へ着くはずだ。

…おや?

来た方向を振り返る。…線路と緑以外何も見えん…

地図を見る限り、山の方向(左側)へ行くはずなんだけど、え、どこから?
一旦右側の出口っぽい方へ出てみると、車道が見えた。そしてノートルダム礼拝堂は左へ進めと。

来た方向に少し戻って、山側へ行くようだ。

しばらく歩きながらも不安になってくる。Googleマップも真緑で、車道以外のガイドがない。左へ曲がる道が見えたので、ここ?と振り返ると、礼拝堂はこっちだよ、との札が。

そして左へ曲がる(写真は来た道を振り返ったところ)。
田舎道は狭いのね、と何も疑わない私。

車道(の脇)を歩いていくことになるので、車の幅があれば間違いないだろう、と乗ってきた電車の線路下をくぐって、ずんずん行く。

案内板もあるし、車も通れる。ちょっと道が細くなってきた。

今では世界遺産で巡礼の地とはいえ、わざわざ山の上に建てたんだから、広ーい国道で誰もが簡単に訪れやすいようには、なってないのかなぁ。
横には墓地もある。

やっぱり覗けるとこは覗いてしまう。

うん、車通れる。うん。

田舎だとこんな国道もありますやんか。だがしかし。

…おや?

あ、詰んだ。

(続く)


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