見出し画像

【Ronchamp2/ロンシャン2】奇妙な形の礼拝堂。

失礼。独創的といい直そう。しかし建築に全く疎い私からすれば、ネットでこれを始めてみた時の第一印象が、「何これ?」だったことは、まぁ仕方あるまい。正式名称は「ノートル・ダム・デュ・オー・礼拝堂 /La Chapelle Notre-Dame-du-Haut」。コルビュジェ作のこの礼拝堂は、世界遺産で、巡礼の地で、年に一度盛大に大祭を行うときには、窓に佇む聖母マリア像がぐるんと回転して外を向くとか、形からしてとにかく興味深い。

というわけで半泣き汗だくになってとうにかたどり着いたロンシャンのチャペルである。
前回の迷子(?)の様子はコチラ:


塔の部分が改修中ではあったものの、この機会以外にきっと訪れることはなかったであろうこのチャペルの外観と内部に興味津々。
案内所の入り口にはこんな模型が(これ全部が敷地)。てっぺんの白いのが礼拝堂。周囲には、司祭者の家、巡礼者の家、平和のピラミッド、鐘楼、そして聖クララ修道院と礼拝堂がある。全てを観光者が見られるわけではないけど、30分登山を経て到着したお山の上には、こういうものがあったとさ。

案内所を出て、早速道を間違う(敷地内で、え、なんで?)。あ、やべ、と気づき案内所に再び戻り、レジのお姉さんにくすっと笑われる😢
そして見えた礼拝堂。左の塔の部分が改装中でした。まぁしゃーない。

しかしこの緑に佇んでいる礼拝堂よ…

手前には司祭の家と、反対側には巡礼者の家が。礼拝堂建設時に建設の労働者たちが住んでいた。完成後は、巡礼者や訪問者が数日間滞在できたのだとか。

巡礼者の家。うなぎの寝床のように長い。
中はこんなん。キッチンの名残のようなものもあった。

こちらは平和のピラミッド。石が古いな?と思ったら、旧礼拝堂のものを使っているんだとか。(元の礼拝堂は、第二次世界大戦で破壊され、再建したのが今のヤツ)。

ドレスデンのフラウエン教会とか橋と同じ色…。納得。

高いものには登ってみる。上から見た礼拝堂。おぉ、正面から見たのと全く違う形だ。これは横向き、いや、斜め向きと言うんだろうか。

左のほうから来た。

ここにも十字架。左の窓には聖母マリア像。これが年一度の大祭時にこちらを向くのか…。

横向きはこちら。色々な大きさの小さい四角は、窓なのだ。

右下が入り口。最初これが入り口だとわからなかった。
後ろ側。右側の塔は絶賛工事中。

後ろの背後(礼拝堂の後ろ側)には、鐘楼が3つ。毎日3回鳴るんだとか。

なんとなく外側を一周してしまう。壁の不揃いな大きさの小さい四角も窓。内部はどうなってるんだ?

わくわく。

ちょっと回るとこんな形。

さて、一周してみたところで、中に入ってみますよっと。
キュビズムの扉があると聞いてたんだけど、見つからず。もしかして塔の部分にあるんかな?案内板が塔の向かい側にあったので、おそらくそうなんだろう。みられず残念。ということは、↓はもともと裏口のような扉なんだろうか。

今はここからしか入れん。

さて内部へ。どきどき。

(続く)



いいなと思ったら応援しよう!