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【Lisbon4/リスボン4】ジェロニモス修道院とサンタマリア教会

発見のモニュメントから大きな車道と線路のほぼ向かい側にあるのが、このジェロニモス修道院。先ほどのベレンの塔とまとめて世界遺産に登録されている。

おぉぉ、並んどる…時間にして12時すぎ。右端からは、右側のサンタマリア教会への列、左端から(写真見切れてるけどこれはほんの半分)は左側の修道院への、それぞれの列。

ベレンの塔を出る時にチラとみると、塔への入口は自分が到着したときの倍の列になっていたけど、こちらもなかなか減ってない。というか多分増えてる。イースターの間(金曜と日曜が公式的な祭日、その狭間)、この土曜日を狙ってみなさん来ている。うん、我もだブルータス。よし、並ぶぞ。

…暑い…
日除けがないので日焼け止め塗ってもこりゃダメだ。焼けちゃうのはあきらめよう。

500年ほど前の1511年にほぼ完成したものの、最終完成にはそこからさらに300年ほどかかったそう。

こちらは教会側の南側入口。いやもう荘厳ですって。ただ大きいだけじゃない。

エンリケ航海王子を中心に、様々な偉人が配置されている。
貝殻や地球儀などの彫刻が素敵。このほかにも、サンゴや船など大航海時代のいろいろな特徴が装飾されている。さすがエンリケ王子の大航海という偉業を記念に造られた建物だけあるなぁ。

修道院の中に入り、階段を上って2階へ行くと、実は奥にも広がっている回廊が。
外から見た目は横長な(東西に長い)修道院の中には、回廊と考古学博物館と海洋博物館があります。

1階と2階とで設計者が違うらしく、確かに形が違ってる。

中庭をぐるりと囲む四角形。
奥に見えるのは、お隣りのサンタマリア教会。

なんだかこの色合いと設計だけで何時間でもしっぽり浸れるほどの厳かな雰囲気…

…でも、

ちょっとお腹空いてきたな…
暑い空の下、かれこれ1時間以上並んだんだもん…

とはいえこの石造り、中は涼しいのですけどねw

食堂だった場所。

エジプトのヨセフの生涯の場面が左右の壁にいくつか描かれている。

さて、一度外に出て今度は教会側へ。入るのはこの南側の入口からではなく西側(向かって左)にあるほうから。

パノラマで撮ると真ん中膨れる…


教会の中へ入って少し奥へ進むと、ヤシの木をイメージしたという背の高い柱がたくさんある。

内部は大きなステンドグラスにピカピカの祭壇、シンプルな祭壇も左右にいくつかあったり、一角一角で異なる様相になっている(と思うのは私だけか?)。

ステンドグラスも大きな立派なのがいくつか。

奥の祭壇。ここにはステンドグラスはなく、絵画があった。


ちなみに、ヴァスコ・ダ・ガマの棺もこちらに。

詩人のルイス・デ・カモンイスの棺も。

この教会は、内部が少々暗め。窓が少ないからか、照明が控えめだからか、天井高いから光を遮る壁が多いからなのか、んー、全部か?


細かな彫刻や細工で飾られた、荘厳で壮大な教会、一つ一つをゆっくり見ながら少々休憩しつつ、ベレン地区を後にするのであ…
ぁ、その前に「パステル・デ・ナタ」というエッグタルトの元祖のお店に行かねば!

(続く)


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