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【Lisbon3/リスボン3】海軍戦闘員慰霊碑

ベレンの塔の横にあるのが、軍事博物館。第一次世界大戦から20世紀あたりに使われたいろいろな武器等の展示品があるそう。今回は訪れず。

その隣りにあるのが、海外戦闘員慰霊碑。その静かな美しさに思わず吸い寄せられるように近づく。1961-1974にあったポルトガル植民地戦争(ポルトガルとその植民地だったアフリカ諸国とで起こった戦争)で亡くなった戦闘員への慰霊碑。

と、ここで突然見物人が増え、写真(見切れてるけど)両端にいる衛兵の交代式が始まった。なんというタイミング。

さて、交代式が終わり、この慰霊碑の奥に礼拝堂があるようなので、覗いてみる。

この壁には、約10000人ほどの戦死者の名前と階級、所属が刻まれている。

中は小ぢんまりとしていた。

船を手に持っているのが、海の国らしい。

奥の地下に、カタコンベというのか納骨堂のようなものがあった。

ちょっと畏れるのだけど、行ってみる。

奥へ行ってみると、棺の真上の天井が上へ抜けていて、そこだけ明るい。

aqui jaz um soldado de portugal caido na guerra do ultramar
「ここに海外戦争で戦死したポルトガル出身の兵士が眠っている」←ググりました
棺に書いてあった言葉。1万人を代表してここに祀ってあるのだろう

いつもヨーロッパの教会などを訪れるたびに、この厳かで敬虔な様に、キリスト教徒でなくとも何かを畏れつつ身が引き締まる感覚になる。と同時に落ち着く感もある。
(夏は涼むこともできますw  ←石造りなので冷んやりしている)


さて、ここからジェロニモス修道院へ、先ほど徒歩で来た道を戻ることに。この辺は平坦な道だし景色もよいので、てくてく歩くのがよさそうだ。厚底スニーカーにビルケンシュトックのインソールを敷き、夜は寝る時用のメディキュット(太ももから足先までのヤツ)も持ってきてある。日頃全くの運動不足な私、こういうときだけ歩く準備は万端なのである。

発見のモニュメント裏側。水に映っていい感じ?


ベラルド現代近代美術館。特に美術に詳しくなくとも感覚で楽しめそうだ、とどこかのWebに書いてあった。今回美術館や博物館にはどこにも行けなかったけど、次回はぜひ訪れてみたい。

そしてお昼頃、相変わらず長い行列のままの世界遺産、ジェロニモス修道院に到着する。

(続く)


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