【Lisbon13/リスボン13】カルモ修道院。
テージョ川を眺めて散歩した後、カルモ修道院へと足を運ぶ。1389年から30年ほどかけて建てられたゴシック様式の修道院と教会は、1755年のリスボン大地震でほぼ全壊。再建されずに今では廃墟となっている。残った骨組みがそのまま見られるので興味深い。
奥に残った建物部分は考古博物館となっている。
あ、だから「MUSEU(ミュージアム)」なのか↓ (今更)。
こんな感じ↓。アーチの一部が残っている。これだけ倒壊しても残るとはよほど頑丈に作られてるんだなぁ。右、中、左と3つの回廊があったことがわかる柱のアーチ。
左右の回廊の両端には、残った石碑や石がめ(っていうの?)などが、説明書きと共に、地面に壁にと展示されている。というか、地面にあるものは「置かれている」というのか。屋根ないし。壁のものはそのまま残していて、説明書きの絵に当時のものを補足していたりして、当時の様子が少し窺える。
奥の方、考古学博物館の手前にあったこの聖ヨハネの像は、イタリアの彫刻家ジョヴァンニ・アントニオ・ベッリーニ作。もともと別の場所にあったのがこちらに移されたようだ。
さて、奥の本堂と後陣の部分が残っていて、現在は考古・建築博物館になっている。せっかくなので覗いてみた。
残っている本堂部分は、展示室として丁寧に保存&展示物をプラスして公開されている。
内陣部分には、お墓や噴水、その他遺跡(遺物?)がある。壁のところはなるべく残しているようだ。
後陣の奥、いくつかあるチャペル部分は、石の棺と共にそのまま厳かに佇んでいたり、展示がされていたり。
大地震で5000冊以上の書物がなくなってしまったというけれど、ここの1ブースだけでも随分たくさんありました…。
その他、紀元前の発掘物やら、ミイラ(多分複製だろうけどちょっと怖かった…)などが、後陣の各祭室部分に展示されている。
元の修道院と教会の模型。なるほどこういう形だったんだ。
外に出たときに撮った画像とたまたまアングルが似ていたので、比べてみる。
バラ窓、丸い枠だけ残ってるな…
ここから裏通りを行くと、例のサンタジュスタのリフトがあるので、再び、今度は降りに使うことに。降(くだ)りなので歩いてもいいんだけど、時間短縮に便利♪
さてこれから最後の晩餐…じゃなくて最後の昼食へ。最終日とてなかなか良い時間を過ごせているじゃないか(お天気イマイチになってきたけどw)。
(続く)
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