【Görlitz2/ゲルリッツ2】三位一体教会から聖ペーター教会までのお散歩
こういう高い建物に挟まれた道は、空が高いところに見えるのでなんだかちょっと不安になるけれど、先に教会っぽい尖塔が見えるので、迷っても目安になるかと安心もする。迷子御用達の高い塔である♪
どんどこ歩いて、今度は三位一体教会(トリニティ教会)/Dreifaltigkeitskirche のある広場、オーバーマルクトへ。
そしてこちらが三位一体教会。
入口横にある大きな木。根っこはブーツを履いていて、それはたくさんの本で作られていた。
この町出身の哲学者ベーメ/Böhme を記念して、昨年2023年8月に2500冊もの本で作られたブーツを履いたこの「ベーメの本の木」は、彼の没後400年の今年、記念作品として大いな盛り上げ役となるはずだった。
「だった」というのは?
今年1月の嵐で、本が吹っ飛んでってしまったのだそうな…
嗚呼、なんてこった 😨↓(右の写真)
現在新しい案を考えているそうだけど、同じものを作るかどうかははてさて。
私が見られたのは6ヶ月間の偶然。運がよかったんだな。
さて、この教会も例によって内部の撮影禁止、記念にポストカードを買ったけれどここにはUPできないので、公式HPを。
旧フランシスコ会修道院の教会として建てられたプロテスタント教会。中はとてもシンプル、ステンドグラスも特にカラフルなモザイクのものはなく、そして思ったより広かった。
主祭壇はバロック様式で、三位一体がテーマ。色合いはモノトーンだけど、天井部分は青で塗られ、星のような花のようなマークが散りばめられている。
主祭壇に対して左側にある説教壇は十二使徒が並べられていて(ひとつひとつの彫刻が木に埋め込まれてる感じ)、ここまで凝った説教壇はちょっと珍しいなと思う。
(あ、説教壇というのは、中途半端な階段みたいなヤツ。壁際にあったり、真ん中ちょい横付近にあったりします(説明、雑!)。ここに牧師(や神父や司祭など)が登って説教します。)
この教会、内部の造りや色はシンプルなんだけど、飾ってある装飾品や像、彫刻などが多くてしかも立派。思わずひとつひとつのんびり見てしまう。
トリニティ教会の手前にある噴水。古代ローマ時代の軍人で、竜を退治して、迫害を受けて殉教、というてんこ盛りな人生を送ったキリスト教の聖人、聖ゲオルギオスの像が。
ここから次の教会へは少し距離があるので、のんびり歩こう(迷子時間込みw)。
この、くるくる回るモビールクラフト、結構好きなのだ。
この通りの奥に本屋があるのか、ブリキの人形がお出迎え。
着いた次の広場、ウンターマルクト。シンボルのように端にある尖塔は、旧市庁舎。天文時計が美しい。とはいえ、近くでじっくり見てなかったんだけど。
下の時計の真ん中には戦士の頭部があって、毎時目をまん丸にしてベロを出すんだって。え、小っさ!こんなん肉眼で見れるの?
もうひとつのウンターマルクトの端にあるカフェは16世紀半ばから存在し、ルネサンス様式の美しい外観。出窓や切妻屋根があったり、写真側はなんと日時計になっていたり。
テーブルのない状態の外観はWikiでどうぞ…。
さて、そんなこんなでやっと聖ペーター教会の二本の尖塔が見えてきた。
(続く)