【Ronchamp3/ロンシャン3】ノートルダム・デュ・オー礼拝堂
入ってすぐに、ニオイに驚いた。石臭いというかなんというか。他の古い教会も似たニオイがあるけれど、天井低いし小さめだし、こういう造りなので仕方ないんだろうけども。そして人間はニオイには慣れてくるものなんだそうな。
右側の壁におおきな四角。これが、外側かた見た小さな四角なのだ。え、サイズ違いすぎない?
…と思ったら、奥に向かって小さくなっていた。そして奥の窓は色とりどりの擦りガラス。
右上の窓の像が聖母マリア様。普段はこっち向いてるんだけど、光ってうまく撮れない😅(しかもめっちゃ反射しとる)
祭壇へ近づいてみる。
こうやって切り取ると、印象がまるで違う。これは後ろ側をみたところ。
「光の井戸」と呼ばれる小さな礼拝堂は、全部で3つ。そのうちの1つは赤い。
入り口側を見るとこうなる。ホント、切り取るとはこういうことなんだなぁ。肉眼で見るのと全然違う印象。
写真を撮るのに静かに順番に場所を譲りあったり、ささっと見て帰っていく人だったり、真剣にお祈りしている人だったり、説明書を読みながら相方に解説している人だったりと、この数十分の間にいろいろな人が訪れた。思っていたより訪問者が多いようだ。駐車場もそこそこ広かった。
ん?そう、駐車場。
私が半ば迷子になりつつ結果的に登山してたどり着いた頂上は、駐車場裏だった。その右横に、多分本来歩くべきであった正しい車道が見えた(車道脇をてくてく歩くのです)。むむむ、どこで間違えたのか。
というわけで帰りは、地図に乗っていた唯一の車道を辿って降りることに(そりゃそうだ)。
お帰り道。うんうん、なだらかじゃないか♪ そうだそうだここを登ってくるはずだったのだ。
自然にハイスピードになる下り坂をてってけてってけ降りると、高架下へ。ここ、行きにくぐった高架下とは違う。すでにここで間違っていた模様。いや、でも道標のプレートあったやん?
迷子になりかけた様子はこちら。
わかったのは、本来歩くべき車道のずいぶん手前で曲がってしまったため、直線で登る道を行ってしまった(登山)ということ。そりゃ車では無理だわ。手前のほうで曲がらずにもっと先まで歩いていけば、なだらかに曲線を描くこの車道への曲がり角へ着いてたんだ。
…ということに、実は登りの途中でうっすら気付いたんだけど、引き返して降りるほうが怖かったというのもあり(私には十分急な坂だったし長いスカートだったしで)、
「なんかこのままでも上へ着くと思う(だって礼拝堂へ向かうプレートあるし)」と、そのまま登ってきたのでした。
実際こちらを選んでる方もいるでしょうし(多分)、結果的にはどっちでもよかったけど、汗だくになりすぎて体力を随分消耗してしまった。これからバーゼルへ戻り、荷物を引き取った後チューリッヒへ行くのだ。チューリッヒの市内交通も、ホテルのアプリでのドアやエレベーターの鍵の開錠の仕方も、ちゃんと調べないと。
そう、フランスというEU圏内にいるうちに(ローミング問題😭)。
…と思いながら電車内でほとんど寝てしまった私であった。
(ロンシャン了。スイス編へ続く)