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今週の裏話「好きで悪いか、バカ野郎!」

今週の朗読はこちら。
主人公と真由ちゃんのやり取りが好き。
どちらにも感情移入できるという…

今週、書き手のPawnさんに「どんなセリフ言いたい?」的に問いかけられて出てきた言葉が『いいよ!もう勝手にずっとすきだから!』だった。
甘いかわいいお話をなんとなく予想していったのだろうと思われるが、実はなにも考えていなかった…そして、そのセリフを何度も叫ぶお話になるとは打ち合わせ段階で思ってもみなかった…ヤラレタ
きっと、読み手のあたふたする姿を想像しているのではなかろうかと思わされる。
実は同時に
『どうせ無償の愛とか純粋に好きだと思う気持ちだって、相手にしてみたらただの暴力でしかないなんてありうるわけでしょ?そんなのに甘い暴力とか言ったところで暴力は暴力よ。』
ってセリフも浮かんで来ていたので、こちらは自分で回収しようと持ってます。はい。

Pawnさんの描く学生モノはなんだか好き。
他愛ない日常のような、今となっては毎日イベントだったような学生生活を思い出せるからかな。他にも、自分が接している周囲の子たちを投影している部分もあるのかもしれないけれど、可愛らしくみずみずしい感じがする。
演劇の練習から友達の恋バナを想像してバッチコイ!になっているのに実は真由の書いているのは想像でしたってことで落胆する主人公。脚本家の真由は想像でなにが悪い!って語りだすのとか、きっと私が高校生の頃にもあった話。
私自身は書くとか描く側で参加していないけれど、友人の二次創作という名の同人誌の編集のお手伝いをしたことがある。レイアウト、ページの構成、小説の校正、ページ数打って、消しゴムかけてトーン削って(まだ手作業だったね…遠い目)、製本したり印刷屋さんに持ち込んだり売り子したり。
表には名前は出ないけど楽しかったな。そのうち、文芸部にお呼ばれして部誌の原稿書いたことで何かしら書ける事がバレて逃げ回ったことも。
なにを書いていたかは世代バレするので秘密(バレてもええやん)。
その頃にも年齢イコール彼氏いない歴があーでもないこーでもないと妄想話して作品にしてたな(今回は懐古厨なのか?)。

後半、主人公のロミオくん(片思いの彼)の登場で主人公の中の想いとセリフを同化させていきながら、演出の思う台詞回しに近づけていくシーンがあってやたら煽る真由ちゃん天才。
読んでいて楽しくなってましたね。

今回も読むの楽しかった!

ま、朗読後に同じセリフを何度か叫ばされるとは思いませんでしたがw
叫ばされて困っている朗読のアーカイブはこちらです。

今週の日曜23時も配信でお会いできたら嬉しいです。

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