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今週の裏話「ふくはうち、おにはそと。」

先週は今流行りの疫病に倒れていたはななです。
今週は節分前なのでそんなお話を。
本当は1週前に読んでたはずなんだけどな…

今週の朗読はこちら。
鬼が炒る福豆のお話。可愛らしい鬼くんとっちょっと冷静な相棒くんのお話はなんだかほんわかした気分にさせてもらいました。でもね、本文中にはちょっとドキッとさせられる部分も。

「鬼っていうのは、1年分のストレス、邪念、悪徳に欲望。そういう黒いものが体から出ていきますようにってことなんだよ。」
「え、じゃぁ僕たちの生まれって…」
「そ。僕らは人間に産み落とされて、捨てられた。」

「ふくはうち、おにはそと。」より

この部分…
人間の勝手で生み出されて退治かぁ。自分の中にもあるだろうけど、人間の勝手は否めない。そして自分のせいじゃないもんって鬼のせいにするあたりは人間が人間たる困った部分。
そう思うと鬼くんたちが愛らしくも感じてみたり。
福祉職をしていた時期に、人生の大先輩方の生活のお手伝いをさせていただいたことがある。その時に、なんだか憎めないおじいちゃんが「人間、欲の意識が薄れたらお迎え間近ってこと。わしはまだ欲まみれじゃから大丈夫。」って笑っておられてのをふと思い出しながら、欲望も大事じゃないのかななんて。何にしても過ぎたるは及ばざるが如しだけど。

今週の朗読アーカイブはこちら。

あ、今日は節分。
豆、年齢ぶんか…きつくなってきたな(遠い目)

文中のフラッシュグレネードに反応してくださる方がちゃんといて心のなかでニンマリした私。
書き手のPawnさんに伝え忘れたのでここに書いとこっとw
サバゲ用のBB弾入れる手榴弾を何も知らずにピン抜いて弟を大慌てさせたことがあるけど、あの感じで豆出てくるとかやだな…

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