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自己紹介

はじめまして。大塚 敏之(おおつか としゆき)と申します。
今回noteを始めるにあたり、自己紹介をさせていただきます。

プロフィール

大塚 敏之(おおつか としゆき)
1970年生まれ
千葉県習志野市出身
東邦大学理学部生物学科卒業
ネイチャーガイドとして長年ピッキオに勤務
現在、長野県北佐久郡軽井沢町に在住
職場は「軽井沢星野エリア」にある「ピッキオ」

経歴

生き物への興味は、思えば幼少期からあったらしい。子ども向けの図鑑や百科事典で、生き物のページばかり見ていた。テレビも架空の怪獣や怪人が出てくる特撮ものやアニメよりも(嫌いなわけではないが)、動物番組をよく見ていた。決定的だったのは小学校。谷津田を埋め立てて建設されたそこには、校庭の隅に水が溜まり、オタマジャクシやヤゴの宝庫だった。通学路まわりの水田や水路でアメリカザリガニやカエルを探し、空き地でバッタやカマキリを捕まえて帰宅する。あまりに泥だらけで帰るので、古い家を建て直した際には、風呂場のすぐ傍に勝手口が作られた。
写真は中学生の頃から始めた。図鑑に載っているような昆虫の生態写真が撮りたかったのだ。高校・大学と写真部に所属し、昆虫が少なくなる冬の間の被写体として、近くの谷津干潟で野鳥も撮るようになった。
大学時代はちょうど「ビオトープ」や「環境教育」といった言葉が広まり始めた頃で、その関係の本をよく読んだ。また平凡社の雑誌「アニマ」がまだ刊行されていて、今でも何冊か本棚に残っている。人生で最も本を読んだ時期だ。生物学科では、細胞内のミクロな事象から、多様な生物からなる生態系まで、様々な分野について学ぶ。その中で最も興味があったのは個体の行動。その頃トンボに凝っていたこともあり、近所の公園の池でコシアキトンボの繁殖生態となわばり行動を調べ、卒業研究とした。

久しぶりに「アニマ」を本棚から出してみた

そうしている間に、子どもの頃に遊んだ水田や空き地は住宅やマンションとなり、身近な場所から様々な生物が消えていった。大学から近い緑地の保存運動に関わるようになり、写真展や観察会、会報への寄稿を通して「身近な自然の姿を人々に伝える」重要性を実感した。そんな「課外活動」にうつつを抜かし、真面目に就職活動しなかった学生が唯一応募した企業が、当時まだ軽井沢だけであった星野リゾートの「野鳥研究室」現在の「ピッキオ」だった。自分の家族旅行の思い出といえば、景勝地の風景でも料理でもなく、初めて見る虫との出会いだった。ピッキオで働くことで、都会から軽井沢を訪れる子どもたち、帰省する田舎を持たない子どもたちに、そんな自然体験の場を提供できるのではないか。リゾートは、自然を観光資源として保全し、その姿を人々に伝えることで、自然を守る次の世代を育てる場になり得るのではないだろうか。そんな事を考えながら、もう30年近くになる。

それで何を書くの?

私は業務中にたくさんの写真を撮影しています。それらはピッキオのブログやインスタグラムだけでなく、パンフレットやWebページでも使っていただいています。一方で、撮ったは良かったものの使い道を見出せずに死蔵されている写真や、休日に個人的に撮影した写真もたくさんあるのです。個人の写真はmixiやブログで公開していたこともありますが、家庭を持つと撮影や投稿にあまり時間が割けず、すっかりご無沙汰してしまいました。
今回、noteを始めるにあたり、新たに撮影する写真だけでなく、過去の写真を発掘して投稿したいと思います。そして投稿した写真に関連して、ピッキオの公式ブログでは書かないような様々な話題を執筆できればと思っています。


誰に向けて書いてるの?

想定している読者は以下の通りです。
・自然に興味がある方
・生物の写真撮影に興味がある方
・カメラに興味がある方
・ネイチャーガイドをしている方
あれ? 星野リゾートのファンに向けては書かないのか?
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
そこは他のスタッフがnoteで十二分に表現してくれると思います。
それよりも、実に多様なスタッフがいる星野リゾートの
その多様性の一端を、私の文章から感じていただければ幸いです。

それでは、よろしくお願いします。

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