第３５話：予告「雌ブタ」

スルーされると思いましたが、良い人ですね。

「え？そうですか？」

今日は飲み会ですか？

「友達に連れられて、男の人達と飲んでいるんですが、、」

それは、いわゆる合同コンパという戦場ですね。

「戦ってませんけど笑」

あ、トイレ、あきましたよ。

「あ、行ってきます」

トイレ、お手伝いしましょうか？

「いやいやおかしいでしょ笑」

男は席に戻り、15分くらいなんやかんやしていると、仕事の電話が入ったので一旦外に出た。

電話が終わり、戻ろうとすると、、
外の椅子に彼女が座っていた。

こんばんは。
運命の星の王子様です。

「あ、探しましたが、見つからなくて、、」

おおそれは失礼しました。
じゃあ番号交換しましょう。

「スムーズな流れ！」

チャラ男は、気がつかえる紳士ですからね。

「実は最初は、スルーしようと思いました」

はい。

「その前にナンパしてきた人はスルーしました」

そうですか。
それはそれは光栄です。

「あなたは礼儀正しかったです」

これから、雌ブタとか呼んじゃうかもしれませんよ。

「まさかーー笑」

『ハハハハハ笑』

・・・・・

ほら雌ブタ、おいで。
今日もかわいがって調教してやるぞ。

「すでに抱きついている自分が悔しい」