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第23話:どれだけ洗っても、キレイにはならないよ。
ちょ!
雪見だ●ふく、ホントに食ってんじゃねぇかよ!
「食べなきゃいけない使命感だったぜ」
まあとりあえず、ご無事で何より。
男は、池袋から三軒茶屋までの道のりで、、
彼女を疑うことは無かった。
過去の経験から、ハニートラップには警戒をするクセがついていたが、彼女にはそれはやらなくて良い。
俺は牙の抜けた狼か?
そんなことを考えながら、家で待っている彼女の元へ急ぐ。
ただそれだけのシンプルな感情だった。
「シャワー浴びた」
おう。
換気扇はつけっぱにしといてくれ。
「あたしは、、、キレイにならない、どれだけ洗っても、キレイにはならないよ」
今回の件で余計に、か?
「担当者ともヤッた、、ネックレスつけたキモい男ともヤッた、、、」
そうか。
ヤレるようになって良かったな。
「あなたから教わった頂点(=オーガズム)へいく方法をやってみたけど、全然気持ち良くなかった、むしろ痛かった、やっぱもうヤるのはイヤになった」
女を抱いた数を自慢する100人切りの男が、上手いとは限らないんだよ。
「あたしは、幸せになれるのかな」
さーーな。
幸せは何が決めるんじゃろうかて。
そう言いながら、男は電気も消さず、彼女の下肢を脱がせ、キスはせず、舌で攻め出す。
「いや、いきなり恥ずかしい、、」
ほら、頂点へいってみ。
股関節の角度と腹筋ね。
「うう、、!」
開幕1分で、彼女は頂点に達した。
「何が違うか分かった」
それは良かった。
さて、メシ食ったら続きをやろー。
「出た!巷で有名な焦らしプレイ」
お!じゃあ、、
あのセリフ言っても良いかな?
なかなか言う機会って無いからさ。
「え、なになに?」
今 夜 は 寝 か さ な い ぜ
「普通にカッコイイ」
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