中学の同窓会に行ったら誰も私のクラスを知らなかった④
前回、過去のトラウマを掘り起こされて私のライフはゼロよ!状態から始まります。
正直誰に言われていたとかは覚えてなくて(というか忘れるように記憶に蓋をしていたのもある)今話しかけてくれている男子から言われたわけじゃないような気もするけど、私の中では一緒くたになっていました。
男子は全員私のことをキモいと思っていて顔のことをからかってくる。
そんな風にも感じていました。
私がその後上手く会話を続けられないでいると丁度男子と私を遮る形で隣にギャルの女子がなだれ込んできました。
「いえーい!積木ちゃんじゃーん!元気ー!?」
めちゃくちゃスタイルがよくて当時から美人だったギャルちゃんは更に磨きあげられてました。都会に出た女の子は皆漏れなく垢抜けてキラキラしています。
ギャルちゃんに助けられるような形でやんわりと男子との会話をせずにその場をしのいでいた私ですが、徐々に話題は「中学の時どのクラスだったか」という話になってきました。
ど田舎の少人数の中学校だったので2クラスしかなく、その話題が果たして楽しいのかなんなのか分かりませんが酒の勢いもあって(私はお酒飲めないので素面でした)なんだかものすごく盛り上がってました。
「俺〇組だったー!」
「俺も俺もー!」
「私は〇組ー!」
テーブル全体が同じ話題に乗っている中、ふとまたしても苦笑いして参加してない私を見かねた男子が
「積木は〇組だったよな!」
と話題を振ってくれました。
この勢いだったら箸が転がっただけでも爆笑が起きるようなテンションの中かけられた声に私は
「いや…×組だったよ」
もしやわざと間違えて「もー!違うし!」みたいや反応を期待されてたのかもしれないが、上手くできず普通に普通のテンションで返してしまいました。
「あ、違う違うごめんほんとはそう言おうと思ってたんだ!そうだよな!」
酔っ払った勢いもあったであろうその男子は間違ってしまったことを謝ってくれたが私は感じていました。
ここにいる全員、私がどのクラスだったのか覚えてないんじゃないか?
ということに。
実際隣にいたギャルちゃんも「あ、そうだっけ?」と素直に口にしていたし、なんならこの中で唯一現在も交流のある友達ですら「あれ?じゃあうちら同じクラスだったってこと?」と言っていました。
皆のテンションも盛り下がったというよりかは「そうだったんだ〜」みたいな反応でその場の全員の視線と空気が私に集中していたように思いました。(それはほんとに考えすぎ)
え?あれ?なんか地味にきついぞ?
二択で間違われるって、自分と同じかそうじゃないかで普通わかんないかな?
深く考えなくても、誰も中学時代の私の事なんて気にしてないし覚えてないということがそこではっきりとしてしまったのです。
実際私も嫌なこと以外はほんとに記憶が薄かったし、同窓会に出席している人で当時仲良かった子は残念ながらいなかったこととか、色々考えられるけど。
ものすごく今更皆の思い出の中に私っていなかったのかぁという現実を突きつけられたような気がしました。
もうちょっとだけ続きます。