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春の日、シーツを干しながら
嫌いな人はいません
苦手な人はたまにいます
だから、好きが普通です
人が好きなんです、話すのも好きなんです
だから舐めないでくださいね、噛みますよ
これが私です
ずっと一緒にいると思ってた人との別れは
思った以上に私を臆病にさせていて、
他の人よりも好き、ナンバーワンの
「特別」を作らないようにしていました
期待しないから傷つかない
伝えすぎると離れていくから伝えないという
TikTokやTwitterの顔も知らない人が言う言葉を
飲み込んでいました
だけどあなたは
落ち込んでいる時に笑い飛ばしてくれる
くだらない遊びで笑っていられる
本気でぶつかってきてくれる
笑いすぎて口角が上がりっぱなしの日々をくれる失うことへの恐怖より楽しさをくれる
そんなあなたがくれる言葉を信じていたいと思うんです
久々の休み、暖かい春の始まりの日、洗ったばかりのシーツを干しながらそんなことを考えていました
9月に出せなかった手紙はもういらない
拝啓 わたしの太陽さま
あなたはわたしのことを太陽だって言うけど
それはあなたが照らしてくれるから輝いて見えるんだよ