琥珀の夏を読んで
私はこの本を読んで以下のことに気づかされました。
一つ目は、子供が自分から意見をいうことが出来るように育てると、言っておきながら、子供の意見を周りの大人の意見に沿ったものに変えてしまうことはしてはいけないということ。
つまり、子供の意見を聞いたときその意見が周りの大人の意に沿はななくても、聞いたふりをして、もっといい意見はないかななどと、大人の意見に誘導することはよくない。
二つ目は仕事をやめ育児のために時間をさけるのは女性だけだという概念をまだ多くの人が持っているということはおかしいということ。
三つめは白骨死体として見つかった遺体の死の原因はとある子のせいではない、あなたは悪くないと周りの大人は言った。
しかし、ある団体を守るためと称してこの死を隠ぺいしてしまう。
隠ぺいされてしまったためにその子がなぜ死んだのか、わからなくなってしまった。
そのせいでとある子はずーっと死んでしまった子の死の原因は自分にあるのではないかと自分を責め続けさせられていた。
なんともひどい話である。
だから、これからは、子供になるべく寄り添って生きていこう。
大人の顔色をうかがう子供に育てるのではなくて、本当はどうしたいのか、子供に聞いてあげよう。
子供のためなのだなどと偽らず、正確なことを伝え、子供を傷つけることはやめよう。
女性だけが子育てに向いているのだと決めつけないようにしよう。