鎌田實先生の講演会を聴いて
筋活、腸活、脈活の3つが健康長寿の秘訣。
また、誰かに親切にすることでオキシトシンが分泌され、自分も幸せになる。
昨日は諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生のお話を聞いてきました。
鎌田先生は現在75歳。
とてもお元気で、ステージの上を大股ですたすたと歩いていました。
どうしたらこんなに元気でいられるのでしょうか?
その秘密を教えていただきました。
まず「筋活」。
「貯金はしなくていいから貯筋をしなくてはいけない」そうです。
歩けなくなると筋力が落ちて、筋力が落ちるとますますひざなどが痛くなり
歩けなくなる。
歩けなくなると寝たきりへ一直線だそうです。
また、筋活をすると若返りのホルモンも出るのだそうです。
おすすめは「ワイドスクワット」。
足を広めに開いて足先も外に向け、ゆっくりとおしりを落とす。
元の位置に戻る、その繰り返しです。
75歳の先生もすいすいとお手本を見せてくださいました。
ワイドスクワットをする時間がない人は、スーパーに買い物に行くときにかごに買い物するものを入れる前に、店内を大股で2週くらい歩くといいそうです。
また、駐車場もなるべく店の入り口からは遠いところに止めて、歩くといい運動になるそうです。
筋力アップには例えば腕を曲げる時よりも、曲げた腕を元に戻すときの方が筋力が付くのだとか
階段も登るよりも降りるときの方筋肉がつくそうで、私は知らなかったのでこれからは意識して運動しようと思いました。
次は腸活。
腸を整えると
1認知機能が良くなる。
2よく眠れる
3快便になる
4自律神経が安定する
5免疫の中枢は腸なので大切
とのことでした。
腸を整えるには
1発行食品を取る
2野菜を1日に350グラム以上食べる。
3太陽に当たる。
4朝食を食べる
5繊維の多いものを食べる
6おなかを温める。
などが効果があるのだそうです。
そして人に親切にするということもとても大事だそうです。
人に親切にするとオキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。
このホルモンのおかげで親切にした人も幸せになるのだそうです。
先生は医師のお仕事だけでなく、以下のような慈善事業にも携わっています。
1チェルノブイリ原発事故の汚染地帯への医師団の派遣
2イラクでの医療支援
3難民支援
4東日本大震災以降の震災による被災地への支援
先生がなぜこんなに困っている方に、あたたかな手を差しのべることを行っているのかも話してくださいました。
わずか1歳10か月で養子として養父母に育てられたこと。
養母が心臓病で、あまり家にいなくて、養父も忙しくて家にいなかった。
小学校が終わって家で一人で留守番をしていても寂しくて仕方なかった。
そんなとき、テレビが少しずつ普及しだして自分の家にはテレビはないけれど近所の家で見せてもらい、さらには夕飯まで食べさせてもらって、とてもうれしかったことがあるからだとお話をされていました。
1時間30分ほどの講演会でしたが心が洗われるような気がしました。
このようないい講演会に参加させていただいて本当に良かったです。
皆さんも鎌田實先生のお話を聞く機会がありましたら是非聞いてみてください。
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