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キルギスの料理つくりを体験して
昨日は安曇野ちひろ公園の体験交流館でキルギス料理を作ったり、キルギスの生活について学ぶ機会を得ました。
キルギスは1981年に独立するまではソビエト連邦の国です。
昨日キルギスの料理や文化を教えてくださったのは海外青年協力隊の隊員としてキルギスに赴任されたことのある岩崎さんでした。
現在は村の「町おこし協力隊」として活動されているそうです。
キルギスの料理を3種類作る体験をし、その食事をいただきながらキルギスでの体験を話していただきました。
10名、参加したのですが皆さんキルギスとはどんな国なのか興味津々でたくさんお話を聞かせていただきました。
キルギスの方たちは日本人そっくりの顔形、体系だそうです。
主食はナンで、宴会(トイ)のときはこの日に調理した「プロフ」や「ボルソック」を食べるそうです。
キルギスの方たちは宴会(トイ)が大好きで何時間も宴会(トイ)をするそうです。
普段は物静かな方たちも宴会(トイ)では人が変わって饒舌になりダンスも踊りまくっていたそうです。
飲むお酒はウオッカで例えば誰かの誕生日のお祝いの時でも
その日の誕生日の人だけではなく
ほかの人の誕生日もお祝いし
そのたびにウオッカをグイっと一息で飲むことを
出席者の数だけ繰り返すという
私には絶対無理な乾杯のことも教わりました。
この写真では「ポルソック」という小麦粉でできたおせんべいのようなものが少ししかテーブルにのっていませんが、あちらではテーブルに直に山盛りにして食べるそうでした。下の写真がそうです。
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この山がすべてボルソックだそうです。
すごい量です。
でもおいしくて止まりませんでした。
ビールのおつまみにいい気がします。
そんなに難しくないので以下に教えていただいた、キルギス料理の作り方を書いておきます。
興味のある方は作ってみてください。
ボルソック
{材料}
中力粉 150グラム
イースト菌 3グラム
塩 小さじ1/2
砂糖 20グラム
ぬるま湯 65CC
⒈中力粉と塩を混ぜる。
⒉砂糖とイースト菌、ぬるま、をよく混ぜたものを⒈に加える。
⒊しっかりとこねて表面がすべすべになるようにする。
⒋温かい場所(40度くらいのところ)に30分から1時間ほどおいて、発酵させる。
⒌生地をまな板などにとり打ち粉を降り、四角く、5ミリくらいの厚さに綿棒で伸ばす。
⒍ひし形に切る(パイ生地カッターを使うといいです。)
⒎フライパンに3センチくらい油を入れて温め、試しに1個生地を入れて膨らむようだったら10個くらい入れて転がしながらきつね色ぐらいに色づくように揚げる。
「プロフ」(上の写真の奥の料理)
{材料}
米 450グラム(洗っておく)
肉(牛肉または鶏肉、または羊の肉)450グラム
ニンジン 450グラム
玉ねぎ 450グラム
油 100CC(キルギスでは450CC)
塩 大さじ1
クミンシード 小さじ1くらい
⒈ニンジンは太めの千切り、玉ねぎは薄切り、肉は2,3センチ角くらいに切る。
⒉米を炊くので大きく深く厚手の鍋に油を入れ、玉ねぎの薄切りを焦げるくらいまでしっかり30分くらい炒める。
⒊肉、ニンジンの順に加えて、さらに肉の色やニンジンの色が少し変わるくらい炒める。
⒋米と同量の水を加える。
(盛り付けたときにお肉やニンジンが上に来るようにするためにあまり混ぜない)
⒌塩を大匙1程度加え、30分ほど煮る。
⒍事前に洗っておいた米を入れる。水が足りないようならひたひたになるまで水を入れる。
⒎クミンシードを香りが出るように、手でこすり合わせながら加え、蓋をして弱火で20分程度炊く。
シャカラップ(トマトと玉ねぎのサラダ)(上の写真の手前の料理)
材料
トマト 2個
新玉ねぎ 1個
塩 適量
胡椒 適量
⒈トマトと玉ねぎを薄切りにする。
⒉塩と胡椒で味を調える。
以上です。
試してみて下さい。