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書道家として食べていくための起業の教科書#005大好きな人だけが継続的に来てくれる仕組みを作る
好きで始めたはずなのに、いつの間にかつらくなってしまった。
おともだち価格で始めてしまったので、
この忙しさでこの安さなのが耐えられなくなってしまった。
兼業で疲れてしまい、大好きなことなのに、
情熱が注げなくなってしまった。
「好きなことで食べていく」
そう決めて、サロンを始めた後に、これは、
必ずと言っていいほど、訪れる悩みなのかもしれない。
好きなことをやるという覚悟は、
自分の好きに敏感で居続けること。
そのうえで、それを求める人の役に立つこと。
だから、
必要以上に自分を安く見積もったり、
相手の要望に合わせすぎたりして、
自分を偽らなくていい。
そのために、
大好きな人だけが継続的に来てくれる仕組みを作っていくのがベスト。
【法則5】リピートサイクルを作る
===本日の問いかけ=============
・あなたの理想のお客様はどんな人ですか?
できれば、3つ以上挙げてください。
1.
2.
3.
=======================
「あなたの理想のお客様はどんな人ですか?」
と伺うと、
「えーー!自分の理想なんて言っていいんですか?」と
言われたりしますが、逆に言わなくてはダメです。
だって、理想=自分が好きなところがない彼氏とお付き合いできますか?
(理想がなくて、相手から求められて
応えるうちに好きになるということもありますが)
イメージしてみてください。
あなたの生徒さん、
書道教室、サロンにいらっしゃるお客様は、
いわば理想の彼氏、彼女です。
自分のお城=サロンにいらしてくださる方ですから、
いいかげんなお気持ちの方に入られては困るのです。
最初から理想の彼氏はいないかもしれませんが、
理想は描かなければ見つけられないし、
理想があれば、出逢った人を理想の彼氏に育てることもできる。
この理想という部分がイメージしにくかったら、
好きなところ、という風に、少し楽に考えてみてもいいですね。
以前、コンサルティングにいらしてくださった方は、
「元気で素直な性格の人がいいかな。
社会人として働いていて、真面目に物事を続けたいと思っている方」
というふうに書きだしてくださいましたが、
そう、これがまさに自分の理想。
理想のお客様をイメージすることで、
そういった方を必然的につなげられるようになり、
またそこに新たな理想のお客様を集めるという
サイクルを作ることができるのです。
ここで妥協したらダメ。
最初の理想のお客様が起点となって、
ほかの方がいらしてくださるのですから、
自分の好きな人だけが集まるようにしましょう。
だって、もし自分がそのサロンに生徒として行くときに、
空気感が違う!って思ったら、
いくら先生が好きでも、通うのがいやになりませんか?
その場の空気を先生の理想でつくる。
理想の生徒さんだけが集まるようにする。
そうすると、その雰囲気に惹かれた、
同じ理想を持った人たちが集まってくれる。
これが、実は真のリピート率を上げる方なんです。
リピート率をあげるテクニックは多数ありますが、
自分のお客様を理想の人たちだけで固めることが、
起点であり、土台です。
これをきちんと丁寧にやっていくと、
お客様が離れないし、
自分が現場から離れてもお客様は離れないし、
自分の精神状態もとてもよくなるのです。
note#001での問いかけ
「あなたがお客様にしたい人は誰ですか?」
とこの質問は似ているようですが、違います。
「あなたがお客様にしたい人は誰ですか?」
これは、あなたが持っている技術や仕事で、
悩みを解決できる、または役に立てる人を見つける質問です。
「あなたの理想のお客様はどんな人ですか?」
これはあなたが本当に好きで好きでたまらない人を
しっかりとイメージして向き合い、
お客様のリピート率を上げるためのワークです。
ちなみに、私のお客様にしたい人は=みゆきちゃんです。
note#001でお伝えしたように、
首都圏在住の27歳の独身女性で、
一流企業に務めていて,頭もよく、一般常識や品もあり、
普段の字はキレイに書けるのに、
ご祝儀袋になると途端に難しく感じて
書けなくなって1回に5枚は書き損じして
後悔している人です。
そして、私の理想のお客様は、
みゆきちゃんのような人
プラス
私の人生に現れてくれてありがとうと思える素敵な人
私の限界値を拡げてくれる人
連絡がマメな人
私の立場を尊重してくれる人
私と一緒にいる時間を一番楽しいと思ってくれる人
言葉を大切に使える人
……私の好みの男性のタイプがバレますね(笑)
それはさておき、
現在の書道のはな*みちの生徒さんを見ても、
理想とするお客様に囲まれることは、
まさに現実可能だと断言できます。
一緒に理想のサロンを描いていきましょうね。
===本日の問いかけ2=============
・お客様がリピートしてくださる仕組みを作っていますか?
=======================
新しいお客様に来店していただくのは、
再来店より5倍のコストがかかると言われています。
特に私たちのような仕事は、
新規顧客獲得に力を入れると、
時間も労力も奪われます。
なので、集客は、媒体をクロスさせた宣伝方法で
あくまでも売り込まず引き寄せることが大事なのですが、
それと同時に、一度私たちのお客様になってくださった方は、
理想のお客様であるわけですから、
ずっと長いお付き合いができれば嬉しいですよね。
先日、とあるビジネスモデルを教えていただきました。
・共感型⇒なぜ知り合いの店に行ってしまうのか?
・習慣型⇒なぜ月9のドラマを見てしまうのか?
・循環型⇒なぜネイルサロンへ定期的に通い続けてしまうのか?
・一貫型⇒なぜアップル製品を揃えてしまうのか?
・保管型⇒なぜdropboxにデータを保存してしまうのか?
・交換型⇒なぜレンタルビデオ屋に通い続けるのか?
・欠陥型⇒なぜ詰め替え用インスタントコーヒーを買うのか?
・利勘型⇒なぜ皿が欲しくてコンビニのポイント貯めるのか?
・時間型⇒なぜディアゴスティーニを継続してしまうのか?
・難関型⇒なぜ名前ひとつだけでリピートしてしまうのか?
10個の「カン」が、分かりやすくモデルになっています。
詳しい解説をするとこれだけで3時間くらいかかってしまいそうですが、
この10個の問いを考えながら、
世の中のサービスを見ていくだけでも違いますね。
さて、書道家の場合はどれがいいでしょうか?
あなたは、どれがピンときますか?
書道の仕事もいろいろな切り口がありますが、
アーティストとして活動する場合は、共感型になりますし、
書道を教える仕事をする場合は、習慣型になります。
アーティストは、ファンを作るのが一番大切なお仕事です。
現実的なお話し、ファンがたくさんいれば、
それだけ売り上げがあがります。
ただ単発ではもちろん大変なので、
作品を発表したり、販売したり、
カタログを作ったり、オリジナルグッズを作ったり、
時には展覧会やライブ、講演会などをして、
ファンとの交流の場を作るのが大切です。
書道を教える仕事は、公開講座、
お教室開催、レッスン開催がメインになります。
イベントレッスンなどの単発を繰り返していると、
とても労力を使うので、
イベントレッスン→集客の入り口
月謝制のレッスン→リピートサイクルを作る
をメインの流れとしながら、
お稽古だけでは取り切れない
生徒さんとのコミュニケーションを深めるために、
暑気払い、忘年会、新年会などのイベントを
行います。
またどうしても、会には来れない生徒さんもいらっしゃるので、
先生のプライベートが見えるような、
会員限定のニュースレターを
アナログでは新聞や冊子、
デジタルでは会員限定のメルマガなどにして、
配信します。
どちらの場合も、リピートしていただくのに大切なのは、
会っているときはもちろん、
会っていないときにもどれだけ私のことを
考えてくれるようにするか。
……やっぱり恋愛と一緒ですね。
理想のお客様が、常にどうしたら、
リピートしてくれるか、
それを常に考え、繰り返していけば、
理想のお客様が集まり、
ずっとリピートしてくれ、
ますますあなたのファンになってくれるという
素晴らしいビジネスになっていきますね。
あなたの好きな理想のお客様を描いて、
あなただけのリピートサイクル、
ぜひ作ってみてください。