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2022年5月の日記

 5月は忙しかった。だからあまり振り返らないでおく。楽しかった思い出を忘れないように少しだけ書く。
 5月28日。仙台に東京初期衝動のライブに行った。ツアーの日程がでたときからとても楽しみにしていた。なかなかまとまった休みもとれず、頻繁に遠征にもいけないため、こうして地方に来てくれるのは本当にありがたい。
 当日は仕事おわりに直で会場に向かった。もう入場が終わっていたのでだいぶ後方だった。持っていたチケットの整理番号ならおそらく最前をとれたのに。とほほ。ちょっとしょんぼりしたが、数日前に新調したばかりのメガネをかけていたことを思い出す。何年か前に大好きな銀杏BOYZのライブに行った際、モッシュダイブの中で買ったばかりのメガネがぶっ壊れてしまったことがあった。アームがひん曲がりレンズにバキバキのヒビが入った。しかも前半に。その後はぶっ壊れたメガネを握りしめながら後方に移動し、ぼやけた視界で暴れる峯田をぼんやりとながめていた。これはこれで楽しい思い出なのだが、せっかくの大好きなバンドのライブ。クリアな視界で最後まで目に焼き付けておきたい!メガネっ子は後ろで大人しくみるのがいいのだ。
 ライブは圧巻だった。一曲目は「Becauseあいらぶゆー」。私はこの曲が大好きだ。1stアルバム『SWEET 17 MONSTERS』の2曲目に入っているからぜひ聴いてみてほしい。狂気的な美しさがとても素敵だ。
 その後も大好きな曲が爆音で響く。気づけばモッシュの波に押されてフロア中央部分に。しーなちゃんが頭上にダイブしてきたあたりからもうよく思い出せない。至高のライブだった。東京初期衝動の歌の歌詞はどれも素敵なものばかり。奥行きのある表現が、聴く側の様々な感情の扉の鍵を開けてくれる。心の奥底にある重たい扉が、何故だかいとも簡単にバタバタと開放されていった。笑って怒って泣いて叫んだ。アンコールの再生ボタンは会場全体のボルテージが上がりに上がっていた。ダイブするしーなちゃんを全員でしっかり受け止めて叫びまくった。東京初期衝動は本当にすごい!!本当に本当に最高のステージだった。
 途中メガネが吹っ飛びそうになるがなんとかガード。しかしライブハウスに行く時はコンタクトレンズにするべき。やはりこれが今回の教訓。しかし、そんな教訓が思いもよらないところで白紙に還る。終演後の物販にしーなちゃんと希ちゃんが出てきてくれたのだが、なんとしーなちゃんが私のメガネがタイプであると伝えてくれたのだ!!!(しーなちゃんはライブ後で声が出ないため、希ちゃんが伝えてくれた。真顔でしれっと伝えてくる希ちゃんも素敵だ。)「あ、え、いや、そんな、恐縮すぎます!!!!!こちらの方が大好きですから!!!!!」かなりキョドッてしまいほぼしーなちゃんの顔は直視できず…。顔真っ赤…ハズカシイ…。びっくりしたのとハズカシイのと好きすぎるのでほとんど話ができなかった。メガネでよかった。目が悪いことで得をしたのは人生で初めてだった。東京初期衝動のライブにはメガネをかけて行くべき。これが本日得た新しい教訓である。
 東京初期衝動という素晴らしいバンドに出逢えて本当によかったと改めて実感する日になった。遠方まで来てくれたことに心から感謝したい。これからは夏休みまで様々な仕事が続く。かなり忙しくなることを覚悟しなければいけない。だがしかし、このような最高の日にまた出逢えると信じて耐えようと思う。

しーなちゃんからもらったサイン
私の方こそめっちゃ好きです。家宝にします。

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