銀杏BOYZに救われた面倒な家事

去年8月マイホームを建てた。
できるだけ後悔したくないと思いながら日々工夫しながら生活をしているのだが、どうしても見逃せないことがひとつだけある。

それは、お風呂。TOTOのお風呂を選んだことだ。
口コミとか散々調べたのに、これだけは本当に後悔しかない。一番のウリのほっからり床が、私にとっては一番最悪だ。何がって、ほっからりするために床がサイの目になっていること。サイの目って掃除しにくいよなぁと分かりつつ、口コミの良さに負けて決めてしまった。

そして案の定、くっっっそ掃除しにくい。
入居してまだ数ヶ月なのに、頑張ってお掃除してるのに、このサイの目の溝が…溝が……。涙


でも、そんな風呂掃除も嫌だと思って目を背け続けたらサイの目の溝がどえらいことになるのは目に見えている。しかも我が家はナチュラルクリーニングなのでケミカルなものを使いたくないから自然の力を借りながら人力でいつも頑張ってるのだが、正直とても面倒だ。風呂掃除に小一時間かかる。でも、これを怠ればあの憎きサイの目が…。

ということで、週二日だった風呂掃除は(風呂釜は毎日やってくれてる、夫が。)週一回となり、そしてその週一回をいかにモチベーション高く取り組むかに全力をかけている。というのは大袈裟だが、週一は必ず掃除できて、なおかつ楽しくできる方法を模索している。

そしてある日、たまたま音楽を流しながら風呂掃除をしたらめちゃくちゃ楽しくて、なんなら気分が乗ってきて鼻歌まで歌っていた。
これならできる！そう思ってワイヤレスイヤホンまで購入し、今のところ快適に掃除できている。むしろ、快適どころか日常の中で最もエモい時間ような気がして、他にはないような娯楽にさえ感じる。(これも言い過ぎ)


それからは風呂掃除には必ず音楽がセットになった。流す音楽は邦楽ロック。10年前とかもっと前に聞いていた大好きな曲をその日の気分でチョイスする。最近はSpotifyにお任せだ。
今日なんか、銀杏BOYZが流れてきた。なんだこれ、エモすぎる！！！！

あの時聴いてたなぁ、
あの人のこと思い出すなぁ、

そんなこと思いながら夢中でサイの目を磨く。
悪くない時間だ。
めんどくさいのには変わりないけど、週一のサイの目との戦いはこの音楽があるだけで尊い時間になるのだ。

あぁ、来週も楽しみだ。
(といいながら、来週になるとまた面倒になるのであった。)