ひとりじゃない。ひとりでにじゃない。
2016年2月25日、秋葉原のアニメイトで卒業を控えたアフィリア・サーガの委員長ルイズ・スフォルツアさんの最初で最後のソロトークイベントが開催されました。
秋葉原のアニメイトでアフィリア・サーガのイベントが開催されるのは写真集の発売イベント以来?だと思うけど、自分的にもそのときぶりの場所だったので懐かしさもありました。
イベントは当時とらのあなでアフィリア・サーガ(・イースト)の展開やイベントをサポートしていた杉田さんと話しながら進行していく形だったので、今だから言える初期からの話が中心に。
もともとアイドルをやろうとも思っていなかったところから始めたということもあり、当時はまだ学生のメンバーもいたり店舗に出ていたりと、イベントやチラシ配りをするのにも揃わないメンバーやそれぞれの意識の低さに杉田さんは相当イラついてたんだろうなぁというのを、当時はサークル感覚で?と繰り返し聞いているのを見て思ったり。
デビューから志倉千代丸・桃井はるこの楽曲があって、CSでテレビ番組もやってて、とらのあなのフリーペーパーで連載もあって、と恵まれすぎている環境なのにどうしてもっと頑張らないんだろうと杉田さんは思っていたそうだし、ルイズさんは当時はその恵まれているということもあまり実感がなかった、今考えるとすごいことだったんだと。
デビューCDの発売から10日後に新メンバーの加入というのは今他のアイドルと比べても衝撃的だし、杉田さんも発表の2日前に聞いて驚いたらしい。このメンバーでアフィリア・サーガ・イーストでしょとルイズさんが新メンバーのいる前で何で新メンバーなんて入れるんですか?と抗議したというのは最近でも語られるエピソードであるけど、ユカフィンさんが1.5期でほとんど初期メンバーみたいなものだと言っている件については、あくまでも初期メンバーのデビューは横浜BLITZだし、ユカフィンが初期メンバーに食い込もうとしているだけだとバッサリ言うルイズさん。卒業ライブで初期メンバーを招いてライブをやるにあたって、また初期メンバーの中で改めて絆が出来たのかもしれない。
メジャーデビューにも特に実感はなかったけど、地元のCDショップで買えるようになったのをルイズさんのお母さんも喜んでいたという話。当時から自分の家族や親戚に配る用に何十枚も自分たちのCDを買っていたルイズさん。そうやって家族や親戚からも応援されてきていたというのも長く続けてこられた理由だとも思う。
イベントのトークでは飛ばされてしまったけど、個人的にはニーハイ・エゴイストについて掘り下げてほしかったかな。それまで店舗のお客さんや志倉さん桃井さん繋がりでゲームやアニメファンからの支持を集めていたアフィリア・サーガ・イーストに、アイドルとしてのスポットライトが当たったのはニーハイ・エゴイストからだと思っている。つんく♂さんによる楽曲だったりランク王国の振り付けランキングにランクインしたりと、外からの注目が集まるようになってきたことについてルイズさんが感じた変化は聞いてみたかった。
アフィリア・サーガ・イーストからアフィリア・サーガへの改名については、ルイズさんはアフィリア・サーガ・イーストってそもそも長いなと思っていたし、改名発表のときのイースト取っただけかよという反応も怖かったし、そこから自分がアフィリア・サーガ・イーストと言いそうになって噛んでしまうのも嫌だったと。でも当時はアフィリア・サーガ・イーストが軌道に乗ったらゆくゆくはアフィリア・サーガ・ウエストもという構想はあったものの、残念ながらアフィリア・サーガ・イーストがいまいちパッとしなかったために頓挫してしまっていたものが、今回新メンバーとして大阪と名古屋からメンバーが入ってきてアフィリア・サーガとしてひとつになれたのは良かったなというのはいい話だった。
アフィリア・サーガの活動でつらかったこととして、2ndワンマンのときの1位になりたいです宣言するのは嫌だったしあれから色々言われるのも嫌だったし、あとwhitism発売のときに1位になっても何もないのにメンバーの人気ランキングを発表していたのも嫌だったと。でもあのときブログでそれぞれのメンバーがこういう理由で私は1位になりたいというのを表明しているのを見て、メンバーみんなふわふわしていると思っていたアフィリア・サーガ・イーストのメンバーが、みんなこんなにアツい気持ちをもっていたんだと知れて良かったし、このときにルイズさんはアイドルになったんだという感覚があったらしい。
逆にアフィリア・サーガの活動で楽しかったことについては、たくさんあるな~と海外とか遠征も楽しかったし、楽屋も楽しい。メンバーの裏側が見れるのは楽しい。メンバーが裏で実はこんなに頑張ってるんだっていうのを一人一人見せたいと。他のアイドルグループのようにガツガツした感じをあまり見せず、余裕のある雰囲気もアフィリア・サーガの魅力のひとつだと思うけれど、ルイズさんが裏方になったら、アフィリア・サーガの実は体育会系な裏側も見えてくるようになるかもしれない。アイドル活動で楽しかったこととして『楽屋も楽しい』というのが出てきたのもルイズさんらしいというか、アフィリア・サーガらしさだし、そこがあったからアイドルやろうと思ってなかったところから続けてこられた部分も大きいんじゃないかと思った。
本当にルイズさんがこの7年の間、アフィリア・サーガ(・イースト)のことばかり考えて人生を捧げてきたんだって改めてよくわかったし、今まで出会ってきた人たち一人一人に支えられながらやってきたんだなと。ソロのトークイベントだったけど、ルイズさんという一人はたくさんの人が関わって出来上がってきたものだし、ルイズさんがひとりでに今のルイズさんになったわけじゃない。今までがあって、今がある。そしてそれはこれからも続いていく。無駄なことなんてひとつもない。なかった。卒業シングルの『いつか見た虹のその下で』でも歌われているそのフレーズを証明するかのようなイベントだった(という話をツイッターに書いてたらルイズさんもブログ http://blog.livedoor.jp/afiliasaga/archives/2076820.html に同じようなこと書いてて嬉しかった)。
今回はイベントを急遽開催することになったというのもあって空いていたのがあの場所しかなかったからという理由でキャパ70のアニメイト秋葉原でのイベントで、入場整理券もすぐに無くなってしまったけど、それだけちゃんと今ルイズさんのことを好きな人が集まったイベントになったし、そこにいつからファンかはまったく関係なかった。
トークショーで語られた初期のエピソードを知ってる人はそういう初期から見ているのもあってそこに来たんだろうし、自分は自分で自分の出会ったタイミングからの今までがあってそこにいた。逆にもっと早く、それこそ意識の低かった時代のルイズさんやアフィリア・サーガ・イーストに触れていたら、何だこいつら?とイラついて好きになってなかったかもしれない。出会いがあのときでよかったし、そこから今までずっとルイズさんを好きになり続けてきて幸せだった。自分にとっても無駄なんてひとつもなかった。そう言える、思える。
残すは新シングルのキャンペーンと卒業ライブ、その後もイベントやエンカウントはあるものの、ライブの出演は卒業ライブまでで終わってしまう。卒業ライブだから~とか、今さら~とか、そんな言い訳も引け目もくだらない。今ちょっとでも気になってるその気持ちは正しいし、絶対に無駄にはならないよ。今からでも、むしろ今こそルイズさんに、アフィリア・サーガに出会ってほしい。卒業ライブで初めて見て、そのときに好きになったとしても、遅くなんてないんだ。自分だけのタイミングで、出会ったその日はこれからの人生で宝物になる。それだけの魅力のある人で、アイドルだと思います。今からでも、今こそ、です。よろしくお願いします。
2016年3月2日発売
アフィリア・サーガ16thシングルでルイズ卒業シングル
『いつか見た虹のその下で』
発売週は毎日イベントあります。
http://stand-up-project.jp/special/afiliasaga16/index.html
ルイズさん卒業ライブ
2016年3月11日(金)
Zepp DiverCity
開場17:45 開演18:45
チケット一般発売中!。上記の新曲発売キャンペーン会場にてサイン入りのチケットも販売してます。
http://stand-up-project.jp/louise/