あっという間の、長話。

2016年3月11日にZeppDiverCityでアフィリア・サーガのルイズ・スフォルツアさん卒業ライブが開催されます。ついに、とうとうこの日が目の前に迫ってきていて、毎日がとても寂しい。苦しい。

卒業後ルイズさんは裏方として就職されるので、アフィリア・サーガの現場で会えるよって言ってくれるし、自分が現場に行き続ければ実際そういうこともあるんだろうし、アイドルだとか関係なく好きだって思う。好き。好きだ。それでもやっぱりアフィリア・サーガのルイズ・スフォルツアさんはいなくなってしまう。もう会えない、見られない。それはとてつもなく寂しくて…つらくて…悲しくて…。

こんなに好きになるなんて思わなかった。

アフィリア・サーガ(・イースト)、というか『アフィリア』を自分が知ったのは、店舗がオープンする前、当時メイド喫茶が流行していた時代に、志倉千代丸氏が魔法をコンセプトにしたお店をオープンするぞという特集をテレビでやっていた(はず)のを見た時だった。正直自分は今もコンセプトカフェというものが苦手だし興味もなかった。だからその時は、ふーんと思っただけ。行くこともないだろうと、思っていた。

自分はずっとラジオが好きで、桃井はるこさんのラジオも聴いていた。ぱふゅーむのプロデュースをしてアキハバラブをリリースしたりゲストに呼んだりというのもリアルタイムで触れていた。当時から桃井はるこさんはアイドルのプロデュースをやってみたい、それが夢だと話していた(はず)と思う。だから、アフィリア・サーガ・イーストをプロデュースすることになったんですよという話をしていたときすごく嬉しそうだったし、それが自分にとっても嬉しかったんだと思う。なるほどアフィリア・サーガ・イーストか、桃井さんよかったなぁと、名前を何となく頭に入れていた。

その後アフィリア・サーガ・イーストはとらのあなさんでリリースの活動をしていくわけだけど、自分はあまり秋葉原やとらのあなに行く習慣がなかったため、これに触れることはなかった。もちろん店舗にも行かない。興味がない。

現在もアフィリア・サーガが魔法学院放送部の放送を続けている超A&Gは、以前はデジタルラジオの試験放送をやっていて、対応した端末があればインターネット通信しなくても、通常のラジオのようにアンテナ受信で聴く・見ることが出来た。自分が使っていたガラケーにはそのデジタルラジオの機能があったので、機種変したあとのその端末を使ってデジタルラジオの試験放送終了まで、一日中超A&Gを流しっぱなしにしていた時期があった。

その期間にルイズさんユカフィンさんミクさんの参加していたOToGi8の番組が放送されていたのでこれも聴いていた。しかし聴いていた当時はメンバーの誰が誰というのはあんまり意識していなかった(そもそもこの番組はOToGi8のメンバーが全然揃わないというのがネタみたいになっていた)ので、このときルイズさんの声も聴いていたはずなんだけど正直あまり記憶がない。ルイズという名前もうっすらとしか覚えていなかったような気がする。ラジオ終了のときのルイズさんのブログ( http://blog.livedoor.jp/afiliasaga/archives/1481817.html )。ただ当時はよくagqrタグで実況をしたりツイートを見ていたので、実況民だったルイズさんとは何度もすれ違っていたんだと思う。

アフィリア・サーガ・イーストのルイズを意識したのは鷲崎健さんの影響だった。デビュー当時に鷲崎さんのイベントであるわしみずへの出演があったりしたアフィリア・サーガ・イーストと鷲崎さんとの縁は長くて深かったりもするけど、鷲崎さんのラジオ番組中にアフィリアの話題がでるたび、必ずといっていいほど鷲崎さんが『アフィリアはルイズちゃんがいい子』『アフィリアでまともなのはルイズちゃんだけ』と、ルイズさんのことを絶賛していた。鷲崎さんがそこまで女性アイドルについて取り上げて褒めたり話題にしたりといったことは珍しかったのでとても印象的だった。なのでここからアフィリア=ルイズさんというのが自分の中で確立されていく。

ナス☆シスの放送も始まって、その特徴的な声からミクさんのことも印象に残っていた。あ、OToGi8のときのあの子だ(OToGi8のときは今よりもうちょっと普通だった気もする)と思ったし、だんだんアフィリア・サーガ・イーストという名前が自分に浸透していく。ちなみに魔法学院放送部の放送が始まったのはデジタルラジオが終了(2011年3月末)した直後(4月~)だったので、最初の頃は聴いていなかった。

アフィリア・サーガ・イーストの現場には行かなかったものの、当時からそれなりにアイドル現場には行っていて、それこそ48だとかZになる前のももクロだとかのイベントには行っていた。震災があった日も新宿タワレコのももクロのイベントに行こうと思っていた。ももクロのイベントは当然中止になり、他のイベントやライブも中止になったりした。

ロックバンドのライブ、声優さんのライブ、アイドルのライブに行くのが趣味だった自分だけど、震災があってそれが変わった。

原発事故、計画停電が始まったりでエレキギターをかき鳴らすロックバンドは何だか生気を失ってしまったみたいだった。らしくない歌、らしくない活動。もちろんそれも必要だったろうし、歌うべきメッセージを考えたり悩んだりもしたんだろう。でも自分にとってそれは求めていたものじゃなかった。ロックくそつまんなくなったなって、思った。だからだんだん気持ちが離れていった。

震災後に最初に行った声優さんのライブはスフィアの幕張だった。千葉は液状化の影響もあって関東圏で震災の爪痕がわかりやすく、でこぼこした道路、ずれた歩道橋といったものを横目に見ながら会場に行ったのをよく覚えている。そんな震災の直後だったこともあって、スフィアのライブのあとでスフィアメンバーが立って募金の受付をするというのがあった。お金を入れるファンに悲痛な面持ちで頭を下げていくスフィアメンバーを見ていて、これはいったい何なんだろう、何をやってるんだろうと思ってしまった。これは声優の、スフィアのやるべきことなのか。ちょっと声優さんのライブとも距離を置こうと思った(もっとも、その後の坂本真綾さんの覚悟の文章とかを見たりライブに行ったりしていたけど)。

アイドルは他のアーティストさんとは違った。それはやっぱりアイドルというものが人に元気を与える活動だったからなんだろう。震災を利用してと言ったら聞こえは悪いけど、震災後のみんなで、元気に、頑張って、というテーマと、会いたい人には会いに行かなきゃっていうムードと、アイドルが水を得た魚のように勢いづいていく要因だったと思うし、アイドルブームが活気づいたその元気な雰囲気は自分にとっても魅力的だった。アイドル現場に行ったり楽曲を聴いたりする機会が増えていく。

そんなとき、たまたま雑誌の広告でアフィリア・サーガ・イーストのアルバム発売を知る。シングルを買ったりイベントに行ったりしようとは思ってこなかったが、アルバムならば欲しい。そういえば最近出たニーハイ・エゴイストもすごく好みの楽曲だった。アルバム欲しいな。そう思った。当時よく町田のゲーマーズに通っていて、その町田のゲーマーズもwhitismのイベント券の配布対象の店舗だった、というのも、そのイベント情報の告知を店頭で見つけたのもたまたまで、どうせ買うならイベントにも行こう。秋葉原ゲーマーズでの発売イベント、リリイベ最終日(だと気づいてなかった)のイベント券を手に入れた。

イベントは全員握手プラス一人からのサインだったので、とりあえずwhitismのDVDで参加メンバーの顔と名前を一致させる。アルバムに全員ぶんの自己紹介的な映像が入っていたのはとても助かった。サインは鷲崎さんの絶賛してたルイズさんという人のところに行こうと決めていた。決めていた、のだが。ここで想定外の事態が起こる。

いちばん。

1番である。

ランダム抽選の整理番号で1番を引いてしまった。秋葉原ゲーマーズは1番だと上手端の最前になる。最前だけならまだいい。むしろ嬉しかった。だが、握手の案内(参加者全員がとりあえず一回の全員握手なので前から順番に案内される)も一番最初ということだ。新規で初見で握手が一番というのがどれだけヤバイのかは何となくお察ししてほしい。初めて行った現場ならある程度の流れや雰囲気を掴んでから参加したいもの。そこからイベント開始まで必死にブログやツイッターを読んでいた。思えばそのジェットコースター効果的なドキドキのプレッシャーも好きの気持ちを加速させたのかもしれない。

当時はルイズさんの立ち位置は現在と違って上手の方だったのでミニライブのとき自分の正面がルイズさんだった。これも偶然。そしてwhitism衣装は腕にカフスを着けているけれど、ダンス中にルイズさんのカフスが外れて自分の目の前に落ちるというハプニングも起きる。こんなのちょっと運命を感じてしまう。

全員握手では最初にユカフィンさんが大声で『えー?初めてー?ありがとうー!』と言ったため、後に控えるメンバーが初めての人だ…新規だ…と見つめてくる視線を感じる。バカバカ!初めて来たんです~っていう無難な流れで握手を進めようと思ってたのにやりづらいじゃないか!と、実はこれからしばらくユカフィンさんのことを苦手に思っていた期間があったりした。

ミクさんとはナス☆シスの話をしたり、メイリさんはダンスもトーク中もテンション高かったのでピョコピョコ動いてて可愛かったみたいな話をしたような気がする。あとは無難な話かな。最後に握手したのがルイズさんだった。サイドでポニーテールではなくサイドで髪をまとめているスタイルだったので、最初はサイドポニーの人というイメージがなかったんだ。この人があのルイズさんかぁ…という感じ。可愛い、しっかりしてるというのは伝わってきた。

会場にいる全員の全員握手が終わって、そこから最初の並びに戻り個別サイン会の案内が始まる。個別サイン会の案内も自分が一番最初だ。ルイズさんの待機場所が下手の端だったので、上手の端から、来るかな来るかな?と思っているだろうメンバーの前を全員スルーしてルイズさんのところに行くというのも緊張した。サインのときアフィリアどこで知ったのみたいな定番の話をして、私は池袋の店舗にいるので店舗にも来てねみたいなことを言われたのはよく覚えているけど、そこから自分が店舗に行くのは一年半後になる。

自分は握手会というものが苦手だ。どっちかというと嫌いかもしれない。正直わりとめんどくさい。緊張するし、何をそんなに話すの?って思ってる。それは当時も今も変わってない。だからアイドルイベントにおける握手会という定番のシステムがすごく憂鬱だった。でも、アフィリア・サーガ・イーストの握手会は楽しかった。店舗で慣れているからというのもあるだろうけど、いわゆる『釣り』というやつ(これもすごく嫌い)じゃない、アイドルだけど握手のプロじゃなくて、相手を楽しいって思わせるプロなんだって思った。自分みたいなコミュ障で緊張しいで握手に苦手意識を持っているような人間に、握手が楽しくて幸福感を与えられるのってすごいんだよ。そんなアイドルは今までいなかった。ライブも楽しいし握手も楽しい、アフィリア・サーガ・イーストってすごいのでは?と感動した。

帰り道にもう会いたくなった。ルイズさん、可愛かったし鷲崎さんの言ってたとおり本当にいい子だったな…。気づいたときには帰り道のコンビニでアフィリア・サーガ・イーストファーストワンマンライブのチケットを買っていたのだった。

その秋葉原ゲーマーズでのイベントの翌週には小桃音まいさんの渋谷タワレコ地下でのインストアイベントにゲスト参加するアフィリア・サーガ・イーストの対バンイベントを観に行っていた。このとき小桃音まいさんのラグランジュ☆ポイントのCDを買ったのだけど、アニソンぷらすで流れていて欲しいなとずっと思っていたので、これも実にちょうどいいタイミングだった。さらにこの時にくじに当たってルイズさんのサインチェキをもらえたのも嬉しかった。自分にとって初めてのルイズさんのチェキ。

このイベントのあとアフィリア・サーガ・イーストのメンバーはLa*La*LaラボリューションのMV撮影のため沖縄へと飛ぶことになる。この沖縄ではしゃいでいるメンバーの様子がちょくちょくツイキャス配信されていたのも自分にとっては大きかった。当時はこんな風にツイキャスしてるアイドルってほとんどいなかったような気がするので新鮮だったし、沖縄でテンション高くなってるメンバーはみんな可愛いし面白い。アフィリア・サーガ・イーストのメンバーはみんな可愛くて魅力的なんだな、ワンマンライブ楽しみだなーと思ってますますアイドルグループの中でアフィリア・サーガ・イーストが気になる存在になっていった。今のサーガはこういうワイワイキャッキャとしてるツイキャスをあまりやらなくなってしまったけど、絶対にもっとやったほうがいい、特に露出の機会も少ない新メンバーたちにとっては必要だと思ってる。オーディション組以降のメンバーだけで毎週ツイキャス番組みたいなことをやったらいいのにな。

ワンマンライブの内容については映像化もされているので割愛するとして、この時のワンマンがファーストワンマンで、ワンマンやったことなかったんだ!というのに気づいたのはワンマン始まってからだったりしたのだけど、やはり待望のファーストワンマンライブだったこともあってチケットも完売状態だったし、会場はぎゅうぎゅうで、愛され求められているアフィリア・サーガ・イーストの姿を見られたことは、ファンになって間もない自分にとっても感動的で嬉しいことだった。ますますアフィリア・サーガ・イーストが自分の中で大きくなっていく。

La*La*Laラボリューションの発売前にNACK5のアイドルサミットにルイズさんが一人で出演していたのを聴いたのも思い出深い。ルイズさんの一人での仕事、アイドルとしてのスタンスみたいなものを知れたのはこの番組だった気がする。

ここからLa*La*Laラボリューションのリリイベにももちろん参加していく。発売日の六本木Bee-Hiveでのリリイベは曲数も多かったしトークも面白かった(ララボのMVでのルイズさんのキスシーンはキスしなれてない感がすごいとか、ホテルの部屋がずっとルイズさんと同じだったクルミさんが本当は部屋替えしてほしかったとか)自分が初めてルイズさんとツーショットを撮ったというのでも思い出深い。この頃ケータイのカメラ機能が壊れていてアイドルイベントに行ってもツーショットが撮れない状態だったのだけど、La*La*Laラボリューションは通常盤で握手、シュタゲ盤でツーショット写メ、豪華盤でツーショットチェキというシンプルな特典内容で、どのみち買う豪華盤でツーショットチェキが撮れたのが大きかった。ここでも自分の需要とマッチする。

La*La*Laラボリューションのリリイベには何度か参加していて、顔を覚えてきたぞとルイズさんにも言われるようになってきた。ちなみに自分は認知にもまったく執着がないので、自己紹介や自分のこと覚えてアピールみたいなことを一切してないし、前述のとおり握手も苦手なので握手会にもほとんど参加していない。このあとしばらくして、もしかしてツイッターの○○の人ですか?と聞かれて、ああそうですと認知特定されることになる。当時は何でわかったんだろうなーと不思議だったけど、誰なのか特定できてなくてルイズのことよくツイートしててイベントにも来てて~とか考えていったらそれはさすがにわかるのか、という感じ。ちなみに他のメンバーにも同様に認知してくれアピールを一切してないので、ルイズから聞いて知った~とかで他のメンバーからもだんだん認知特定をされていく。

アイドル現場にはそれなりに行っていたものの、ほとんどがリリースのたびに一回だけ行くとかそんな感じだったので、リリイベに通う、同じCDを何枚も買う、認知されるというのもアフィリア・サーガ・イーストでほとんど初めての体験だったような気がする。

AKBさんが『会いに行けるアイドル』、ももクロさんが『今、会えるアイドル』なら、アフィリア・サーガ・イーストは『何度でも会いたくなるアイドル』だ、と当時よく自分は言っていた。実際にそうだったし。

アフィリア・サーガ・イーストがアカギについて語るイベントと桃井はるこさんとの対バンイベントも印象深い。あの頃まさかグループからプロ雀士が誕生するなんて思いもしなかったし、ニコ生中継もされていたのでガチなアカギファンからは叩かれていた覚えがあるし。桃井はるこさんとのがっつり対バンって、当時はプロデューサーなんだからこういう機会も当然たくさんあるんだろうと思ってたけど、あれからツーマンというのは開催されていないわけで、行っていたのは貴重だったのかも。

トークコーナーでロゼさんがアフィリア・サーガ・イーストで運動会やりたいみたいな話をしていて、それから年に一回はアフィリア運動会とか体力測定の話が出るけど一回もやったことないんだよなぁ…と今思う。

桃井はるこさんが『自分はプロデューサーだけど、握手会の一言で変わることだってあるんだから、センパイみんなもプロデューサーみたいなものなんだよ』と言っていた話が強く印象に残っている。握手での一言とか、自分の言葉なんかで何が変わるものでもないだろって思ってた(今だって思ってしまう)し、それでもサーガメンバーがこちらの話を聞きすぎるくらいにちゃんと聞いてくれる姿も見ていたので、そういうこともあるのかもしれないなぁと、アイドルとファンの関係についてもぼんやり考える。

アフィリア・サーガ・イースト初めての写真集の発売、ZeppTokyoでのワンマンライブの発表のあたりでミィナさんとロゼさんが卒業の発表をする。自分にとっては初めてのアフィリア・サーガ・イーストからの卒業発表。ミィナさんとロゼさんとはそんなに仲良くはなっていなかったので、そこまで悲しいというほど悲しい気持ちにはならなかったけど、やっぱり寂しさは強く感じた。

何よりも当時はルイズさんが本当に泣き虫だったから、すぐ泣いてたしそれにももらい泣きさせられていた。さらに年末になってルイズさんがダウンして入院、イベントにも参加できなくなったり、予定されていたヒゲドライバーさんの楽曲への参加も無くなったり(もしこれに参加してたら今何か変わってたのかもしれないのでは…と思ったり)、色んな部分で凹んでいくルイズさんを想うと愛しくて切なくて苦しくて。会えない時間が愛を育てるというのなら、自分のルイズさんへの愛情が一番大きく育ったのはこのときだったと思う。

2ndワンマンライブでは前物販のために並んでいるときに、明らかに他のメンバーより遅いタイミングでガラガラとスーツケースを引きずって現れたカレンさんを見て、え…遅すぎじゃない…?大丈夫なの…とちょっと不安になったり、寒いなか並んでいるセンパイたちにカイロを配りにメンバーが出てきてくれたのも嬉しかった。自分はアヤミさんからもらったのだ。

ライブDVDには収録されていないけど2ndワンマンでは志倉さんがギター、桃井さんのショルダーキーボードで参加してのパフォーマンスもあって、アフィリア・サーガ・イーストも生バンドでワンマンやったらいいのになぁと自分はこの頃からずっと言っているような気がする。結局ルイズさんがいる間には叶わなかった。自分が叶えられなかった夢なので、今後のアフィリア・サーガが、裏方に回るルイズさんが進言して、この夢を叶えてくれることにも期待はしている…。

2ndワンマンで発表されたエミュウさんとシュクレさんの加入は自分にとっては初めてのアフィリア・サーガ・イーストの新メンバーだった。まだ店舗に行ったことがなかったので、店舗ではおなじみの感じとか、やっぱりこの子が加入かーと盛り上がってる雰囲気に参加できないのはちょっぴり寂しさもあった。このときルイズさんからの1位になりたいです宣言もあったり、それを受けて会場で『未来が私を待っている』の予約受付も始まって、抽選で年賀状が当たるとか、外れてもエミュウさんとシュクレさんの生写真がさっそくもらえるというのは良かった気がする(顔違ったけど)。

年末のイベントの楽屋だったカラオケ部屋でのツイキャスもよく覚えている。ルイズさんやユカフィンさんたちはDSでマリカー対決をずっとやってるし、ミクさんとクルミさんがカラオケ歌おっか~?何歌う~?(でも歌わない)とやきもきさせたり、すでに自己紹介のフレーズが決まっていて(ろりぷに代表)余裕のエミュウさんと、自己紹介が決まらずどうしようどうしようと悩んでるシュクレさんの構図は新メンバーのキャラクターがわかりやすかった。繰り返しになるが、こういう配信はやったほうがいい。有料チャンネル向けのオフショットだってろくに更新しないのだから、せっかくの素材を棄てて終わるなんてバカげている。

年を明けてもアフィリア・サーガ・イースト熱は冷めなかった。対バンイベントにも色々行っていたし、『未来が私を待っている』のCDもたくさん買った。今だったら非効率すぎてやらないが当時はまだこういうCDを本気で大量に売るというノウハウのなかったサーガ運営が、予約商品を回収してもらわないとと考えたであろう、予約していた会場でのお渡し会。SHIBUYA TSUTAYAで1枚受け取るを繰り返して何十周もルイズさんと話したり、横浜のアニメイトでは一回のお渡しで3分くらいずっと話せたような気がする。あれは長かった。

このときの通算特典のラブレターは豪華だった。宛名もメンバーが書いたり切手もチョイスしたり、便せんも4、5枚あったりとものすごく嬉しかった。宝物です。

当たり前のように最初からルイズさんに行き続けていたけど、他のメンバーのことも並行して好きになってはいた。ただ結局ルイズさんのことも好きになっていってるわけだからその差は縮まらないし、むしろどんどん開いていく。どんどんルイズさんを好きになった。

ミィナさんとロゼさんの卒業ライブでは先日のラクーアでも飛び出した『空も泣いてるね』のくだりが思い出される。ユカフィンさんが二人の卒業に空も泣いてるんだねといういい話をしていたら、一緒に歩いていたアヤミさんはスタスタと先に行っちゃって『え?何?』と言われたという話。

ミィナさんとロゼさんの卒業ライブはまだそこまで入り込むこともなく、ちょっと冷静に、ちょっと引いた立ち位置で見ていたという感じ。だから泣いたのもルイズさんからのもらい泣きだったし、卒業だけどそれが未来に繋がっていくというのを感じられたライブ、そういう卒業だったからあんまり悲しくはなかったかもしれない。もちろんもっと仲良くなって推してとかだったら違っただろうけど、自分にとっては意外と冷静に見守った卒業だった。

『未来が私を待っている』のリリースから3rdワンマンライブを挟み、程なくしてリリースされた『禁断無敵のだーりん』は未来~のときほど何ヵ月もの予約イベントもなく、リリースイベントもシンプルで、そこまで枚数を必死で売りにいくという感じじゃなかったので、順位も売り上げも『未来が私を待っている(6位12920枚)』からは大きく下げた『禁断無敵のだーりん(15位5753枚)』であったけど、個人的にはこのくらいのペースでこれだけ売り上げていたら充分だったのではと思っている。今後のアフィリア・サーガもこのくらいでやっていくべきなのではないか。

アドトラックも走らせたりしてて、こういう外に向けたプロモーションをちゃんとやっていたのも良かったと思う。最新シングルの『いつか見た虹のその下で』のようにTVCMも流さず卒業カードを使って内輪でCD大量購入させるだけで終わりじゃない。『禁断無敵のだーりん』のときは念願だったサンシャイン噴水広場でのリリースイベントも開催されて、オリコンだけじゃない、CDを売るだけじゃない、名前を売って1枚買ってくれる人を増やすような動きもあったのが、結果として売り上げは下がったもののよかったと思っている。

3rdワンマンライブの五反田ゆうぽうとは雨のなか物販に並んだのが辛かった思い出。禁断無敵のだーりんの新衣装のお披露目で客席を回って登場したというのにルイズさんが背中のチャックを閉めていなくて背中が見えてて焦ったりとか。アニサマ出演の発表でまた泣いたり。ミィナさんとロゼさんが卒業したあと初めてのワンマンで、どんどん未来へと加速していく姿を見せられるいいワンマンライブだなぁと思っていた。

『禁断無敵のだーりん』のリリースからすぐHMVの企画で坂本真綾さんの『プラチナ』のカヴァーをリリースする。自分の中でファンクラブに加入するのは1アーティストだけ、というルールがあって、アフィリア・サーガ・ギルドというファンクラブ的な月額サービスを開始するというので、坂本真綾さんのファンクラブの継続をやめたところでアフィリア・サーガ・イーストが坂本真綾さんのカヴァーをするというのにもまたちょっと運命を感じてしまう。

このシングルはそもそも限定生産だったこともあってオリコンに入れるとかよりも在庫を残さないようにイベントやっていくという感じだった。ちなみにこのシングル収録の『青空のナミダ』は一度もライブで披露されていない。

カレンさんの卒業発表はその前から何となくわかっていたし、だからプラチナのリリイベもカレンさんと最後、という覚悟で臨んでいた人もちゃんと多かった気がする。そういえばカレンさんがしばらくお休みするという発表した直後に中野サンプラザでのイベントがあったけど、中野サンプラザといえばあのときのカレンが思い出されると先日アヤミさんが話してて、たしかにアフィリア・サーガで中野サンプラザといえばあのときのイメージが強いなぁと思った。

この年のTIFのスマイルガーデンで、暗くなった会場が放課後_ロマンスでオレンジに染まるのを見たルイズさんの涙も忘れられない。この景色を来年も見られるように頑張ります!と。

いくらなんでもこの頃には自分も運営に対して不信感は抱き始めていたし、メイリさんとクルミさんの件でその疑惑はより濃くなっていく。それでもイベントを重ねるたびにルイズさんのことを好きになり続けていた。

SURVIVE!!でアフィリア・サーガ・イーストは初めてオリコンデイリーの1位を獲得(1日早い発売日作戦)したものの、喜んでいるだけではいられない。SHIBUYA TSUTAYAのイベントで最後になってしまったメイリさんのあのときの涙は忘れられない。せっかくの発売、奥井雅美さんも来てくれてた日にとても切なかったのをよく覚えている。

4thワンマンライブのステラボールは個人的にはアフィリア・サーガの物販で一番最悪だったと思っている。とにかく列が進まなかった。そして何となくクルミさんもこれが最後のワンマンになるんだろうなという微妙な空気。楽しいだけのライブじゃなかった。でもやっぱり楽しかった。ルイズさんに会えると嬉しくて幸せだった。

レイミーさんの加入発表されたときもエミュウさんとシュクレさんのときと同様にまだ店舗に行ったことがなかったし、知らない子の加入ではあったけど、1年前よりもアフィリアのことにも詳しくなっていた自分はウェルカムな気持ちだった。レイミーさんは加入してその場で個別握手という今考えるとひどい扱いだったけど、自分が、相変わらず握手が苦手なままの自分が加入してすぐのメンバーに個別握手しに行ったのはレイミーさんが最初で最後。それくらい、いい子が入ってくれたという期待があった。

そしてワンマン後の2012年12月19日、ルイズさんの誕生日のBDエンカウントで自分は初めてアフィリア店舗へと足を運ぶことになる。初めてアフィリア・サーガ・イーストのイベントに行き、ルイズさんから店舗にも来てねと言われてから一年半が経っていた。そのくらいコンセプトカフェというものが苦手なのだ。女の子と喋るのとか緊張するし、できれば行きたくなかったのだ。でも、そんな自分の背中を押して、腕を引っ張ってくれたのはやっぱりルイズさんだった。新しい扉、魔法の箱の扉が開いた。

その日にちょうど友人の舞台が池袋の劇場でやっていたというのも都合がよかった。学院に行き、予約をして(このとき予約とかいうシステムも全く知らなかったのだが、何となくルイズさんのBDだし2、3時間は待つのだろう。その間に舞台が見終わるだろう、というざっくりした計画だった。今考えるとすごく危うい。これでもし入れなかったとしたらトラウマでさらに店舗から足は遠のいていたのかも)、舞台を見終わって少ししてから学院から席の空いたという連絡。ドキドキしながら改めて学院へ。

その日はサーガからはルイズさんだけでなく、アリアさん、マホさん、ミクさんがお手伝いをしていたというのも自分的には非常に助かった。当時はまだ店舗間で自由に出勤できるシステムも無かったので、このときマホさんとミクさんがお手伝いしていたのは純粋に人手不足を補うためだったしお話するためというよりカウンターでもくもくとドリンクを作る役割であったけど、知ってる子が四人もいるだけで心強かった。

入学案内をしてくれたのがアリアというのも嬉しかった。その時点で現場には一年半通っていたし認知もあったので、アリアさんは当然店舗にも来てるだろうと思ってたらしく、初めて来たという話をすると『ハァ?』と言われたり。ルイズさんのBDで忙しいだろうしこれから店舗に通うという予定も無かったので、学院証を誰に書いてもらうかにも特にこだわるつもりは無かったのだけど、アリアさんが気を回してルイズさんに書かせてくれた。これも本当にありがたかった。初めての店舗でも楽しい思い出ができる。

なので翌年明けてすぐのマホさんのBDエンカウントにも行くことにした。ルイズさんBDに来てくれた恩もあるし。初めてのシェリーズだったけど、学院と違って待たずに入れるというのがよかった。もともと後輩キャストさんとお喋りするのが目的ではない(ならばなぜコンカフェやガールズバーに行くんだ…)ので、とりあえず中に入れて、BDだからおめでとうって言って、すぐ帰れるほうが自分にとっては気が楽だった。

サーガに加入したばかりだったレイミーさんがAAAカップだといじられAAカップです!と反論してるのを見て、やっぱり面白いいい子だよなーと思ったり。年明けすぐのライブでも当たり前のようにメドレーにも対応してたりするし、すごい子が入ってきたんだなーと。

魔法学院放送部の公開録音はバッグの中身を公開されたりと普段はなかなかない企画で面白かったし、ミニライブの映像が放送でも流されたのは良かったと思う。これは今の放送でもやっていったほうがいい。せっかく毎週映像つきの番組をやっているのに、曲を流してる間にMVもライブ映像も流さないというのは勿体なさしかないからだ。魔法学院放送部を見たことはあっても、アフィリア・サーガのライブは見たことないって人、意外と多いのでは?という気がする。リリイベの模様を流してもいいし、とにかくライブの発信できる場にしたほうが絶対いい。

この公開録音のときの握手でクルミさんとも最後になってしまう。メイリさんとクルミさんの卒業のさせ方はやっぱり後味が悪かった。

そういえばこの頃はYGAさんと対バンする機会が多かったのだけど、個人的にはこの対バンはけっこう大きかったのではと思っている。YGAさんはルミネザよしもとで定期的にライブを開催していて、その対バン相手としてアフィリア・サーガ・イーストはよく出演していた。ホールでの曲数多いライブが定期的に開催されていた、というのがサーガの女子ファンの拡大・維持に一役買っていたのではと思うのだ。最近のアフィリア・サーガはワンマンライブもスタンディングばかりだし、対バンもスタンディングの会場がほとんど。しかし偏見も含むけれどアフィリア・サーガは椅子ありのホールで楽しむというスタイルもめちゃめちゃ合っているアイドルだと思うし、女性客にとってはやはりホールのほうが行きやすいというのがあるはずなのだ。ホールでのライブを増やせばもっと女性客も増やせるはずだし、そもそも女子人気がもっとあっていいグループである。新メンバーのユミさんカナさんカオリさんも女性ウケがよさそうだ。この機会を逃さないでもらいたい。

そしてアフィリア・サーガ・イーストはアフィリア・サーガへと改名する。この改名発表という大事なことなのに、対バンのイベントでの発表にしてしまったことは本当によくなかった。そのお知らせをルイズさんが何度も噛んだり詰まったりしながらしていくが、先日のソロトークショーでも語っていたように、イースト取るだけ?それで何でそんな深刻そうなの?と思われてる雰囲気はすごくあった。それは対バンライブで、アフィリア・サーガ目当てのお客さんだけじゃないから当然だし、何でそんな内輪向けの重要な発表をするのに単独でイベントやることができないんだろうなぁ…と運営に対してもつくづく呆れていた。

このとき加入したレイナさんも不憫だった。イーストを取りますという発表をして微妙な空気になっている中での登場。さらに対バンのライブなのにいきなりの個別握手デビューと、アルバムの発売やこの時期というのを何より優先されて、その運営の都合に無理くり巻き込まれて振り回された感じが大変だったろうなぁ…と。

改名発表のあとの握手会でルイズさんから、『発表をするのに緊張してたけど、顔が見えて安心した、心強かったよ』と言われたのがすごく嬉しかった。ルイズさんのことを好きで、ずっと応援し続けてきて、良かったなって思った。自分っていう存在を肯定してもらえた感じ。認知とか承認欲求みたいな安っぽいものじゃない、人間として評価してもらえた感じ。自分みたいな人間でも生きててよかったんだなって、そんなことを思えたんだ。

このとき自分からの好きに対して『私も好きです』ってルイズさんから言われたのを録音しておきたかったって今でも思う。発表する緊張感から解放されてルイズさんもテンションがおかしかったんだろうと思うし、たぶん言ったことも覚えてないような気がするけど、こんなこと言ってくれるなんて珍しいし、嬉しいし、可愛いしで最高だった。

この頃には生メールのサービスも始まっていて、シュクレさんがルイズさんからのLINEへの返信に困っているというツイートをしていたとき、自分が最近会えてなくて寂しがっていると伝えてくれ…とリプを送ったら、ルイズさんから生メールで先輩に会いたいよー!という生メールがきて嬉しくなったり。思えばこの頃のルイズさんはデレ期だったのでは…。いつもドライなところのあるルイズさんだけど、このあたりはけっこうデレてくれていた感じがするぞ…。

そのあとの5thワンマンまわりの話については以前に書いた記事があるのでそれを参照していただくとして( https://note.mu/hanamaruwhoops/n/n5c26f2fd2560 )。

ネプテューヌ☆サガしてでの初めてのアニメタイアップは自分にとってもすごく嬉しかったし、アフィリア・サーガと一緒に追いかけてきた夢を叶えられた、毎週テレビからアフィリア・サーガの楽曲が流れるという感動。アフィリア・サーガは『応援しがい』というのを用意するのがヘタクソだって思ってるんだけど、この頃のアフィリア・サーガにはイケイケな雰囲気がたしかにあった。とはいえこのネプテューヌ☆サガしてと次のS・M・L☆のキャンペーン絡みでCDを売るためだけに数ヵ月を費やしたのには、他に世間に向けて訴えていくやり方がなかったのかな…とも思ってしまうけど。

アリアさんとエミュウさんの卒業発表はそれまでの卒業とは違う寂しさがあった。アリアさんには先述のとおり優しくルイズさんを好きな気持ちを応援していただいていたし、エミュウさんは加入したときから見ているメンバーである。卒業はすごく嫌だった。

S・M・L☆のリリイベでサイン会に行ったときエミュウさんから、ふだん来ない人が来るようになると卒業を実感するねと笑いつつ『君はルイズに一途でいればいいんだよ』と言われたのをよく覚えている。その言葉にもらった勇気もたくさんあるんだ。

アリアさんとエミュウさんの卒業ライブはS・M・L☆のシングル一括購入特典としての招待ライブという形だったけど、CDの特典(リリイベの延長)でがっつりワンマンライブがあるというのは良かったと思っている。音源を出すというのはオリコンのためじゃなくライブのためであるべきだし。もっともS・M・L☆に収録されているミライボタンがリリイベでもこのワンマンでも披露されないまま終わったのはやるせなさも感じてしまったけれど…。

S・M・L☆の100枚購入特典の新年会イベントでのプチ撮影会は楽しかった。スタジオで10分間自由に移動したり喋ったりしながら撮っても撮らなくても好きにしていいというのは、ふだん撮影会のようなものに参加しない自分でも楽しめたしたくさんいい写真も撮れた。

しかしこの新年会のときに、当時5周年ツアーで最初に行く予定だった台湾へのツアーの申し込みが少なくて中止になりそうなのでお願いしますとメンバーに頭を下げさせていたのは本当に不快だった。ライブだけは見たいからとツアーじゃなく格安航空券で行くという人をけっこう見たりしたし、ツアーの申し込みが少ないのは日程の設定や価格設定の問題であるのは明らか。それをなぜかメンバーに、しかも卒業前に最後のイベント参加となるアリアさんとエミュウさん(ライブツアーには当然参加しない)を含めたメンバー全員に頭を下げさせてCDを100枚買って来ている客に向かってお願いさせていたのは、運営への不信感をマックスにさせた。

以前からライブツアーをやるならツアーのテーマソングになる楽曲を作ってほしいなと思っていたので、『ヴィーナスと蒼き七つの海』の誕生は最高に嬉しかったし、今でも自分がアフィリア・サーガで一番好きな楽曲である。欲を言えば、音源は『マジカル☆エクスプレス☆ジャーニー』のカップリングに収録するのではなく、ツアー会場限定で各会場で限定ジャケットで販売するという形にしてほしかった。そうすればエレメントを集めるというツアーのテーマに沿って、センパイたちはCDを集めるというのが並行して出来ていたのになぁと。先日のアヤミさん卒業ライブで飛行実習のソロバージョンの限定販売があったけど、アフィリア・サーガはオリコンのためじゃなく、ライブ会場で純粋にそれを求める人たちのために限定CDを売っていくというのをどんどんやっていったほうがいいと思うのだ。

ツアーファイナルのTDCホールでStand-Up!オーディションの合格者発表をするというのにも激怒した。店舗の面接もオーディションのようなものだし、アフィリア・サーガに入りたいと思って店舗の面接を受けるのと、アフィリア・サーガに入れるかもしれないオーディションを受けるのはそこまで変わらないから、オーディション自体にはまだ納得していたところはあった。オーディションをすることで店舗からの採用では出てきづらい、歌唱力がとびきりある子やダンスがめちゃめちゃ踊れるような子が入ってくるのなら、それはアフィリア・サーガにとって強力なメンバーになるし、そういうメンバーを入れるためのオーディションだと思っていた(その後、入ってきた新メンバーのポンコツっぷりにも激怒することになる)。

しかし合格者発表をアフィリア・サーガのライブでやるというのは筋が違う。職権乱用だ。アフィリア・サーガのワンマンライブを楽しみにチケットを買って待っていた人たちへの裏切り行為だし、詐欺のようなものだとも思った。アフィリア・サーガのワンマンライブをやりますと言って集めたチケット代はアフィリア・サーガのワンマンライブの開催のために使われなければいけない。運営が一方で進めているStand-Up!プロジェクトの合格者発表をついでにその場を利用してやるなんて納得いかない。このあたりの話も5thワンマン絡みの記事( https://note.mu/hanamaruwhoops/n/n5c26f2fd2560 )に書いているけれど。これについてはいまだに怒っているし、5周年ツアーを台無しにされた不満しかない。とはいえこの怒ってるツイートを淡々とふぁぼっていたStand-Up!オーディション合格者のユウユさんには申し訳なさもあるし、強い子だからイケてるハーツのリーダーとして引っ張っていけるんだろうなとも思うけど。

5周年ツアーはルイズさんにとっては悔いの残るものだったろうし、TDCホールでのライブ映像が声の枯れたままで残ってしまったのは自分としても残念ではある。体調を崩してツアー先でワンマンライブに一部出られない、満足のいくパフォーマンスができないルイズさんを見るのは苦しかった。

一方でこのとき改めてメンバーたちの成長や個人個人の魅力がはっきりした部分も大きかった。ルイズさんはリーダーとして先頭に立ってまとめて引っ張っていっていて、それがアフィリア・サーガというグループなんだけれど、実はメンバーから支えられている部分も大きいし、しっかりしてるのに肝心なところで噛んだり、すぐ喉を枯らしたり、細くてひょろひょろだったり、ヘンタイだったり、ちょっと抜けてるルイズリーダーをみんなで支えているのがアフィリア・サーガでもあるんだなと。だからこそ、卒業が嫌だし今後のサーガがどうなるのか、絶対に変わってしまう部分を受け入れられるのか不安もいっぱいなんだ。

マジカル☆エクスプレス☆ジャーニーの発売に合わせStand-Up!オーディションの合格者として発表された新メンバーは正直すごく残念だったし、アフィリア・サーガこれからヤバイな…って思った。何よりアフィリア制服が全然似合ってないと一目で感じてしまったのがキツかった。今でこそもう馴染んできたしアフィリア・サーガのメンバーとして大切な存在になっている部分もあるけど、加入当初は本当にずっと文句を言ってしまっていた気がする。このオーディション組の加入以降、グループ握手とランダム2ショットには一度も行ってないしルイズさんが卒業するので今後も行かないだろう。それくらい、はっきり言って嫌いだった。

加入のさせ方にも問題があったと思う。半年とか一年とか、オーディション合格者というのを隠した状態でしれっとお手伝いをさせておいて、研修明けもさせて、それからサーガに加入させてから実はオーディションの合格者だったんですよという流れだったなら、アフィリア制服も似合うようになっていただろうし、アフィリアの人間としてもしっかりした存在になっていて、素直に受け入れられたと思うんだ。加入させてからもライブのステージに立たせもせず、店舗にもろくに出さず、特典会にだけ参加させるというのを1ヶ月。この時間は本当にいらなかった。無駄なんてないって言うのは簡単だけど、そんな言葉でごまかしてはいけないくらい、ひどかった。不満と不快感しか溜まらなかった。こいつら何にも出来ないのに何でここにいるんだろう…って思ってた。唯一出来るツイッターの更新や情報発信を何にもしようとしないのにも呆れたし。

このときから、アフィリア・サーガではなく、ルイズ・スフォルツアを応援しようと、よりルイズさんに、ルイズさんだけに気持ちが向かうようになっていった気がする。最初からルイズさん一筋ではあったものの、他のメンバーの個別握手に行ったりグループ握手で楽しく喋ったりというのもあって、ルイズさんを好きになることで他のメンバーのことも、アフィリア・サーガというグループのことを好きになっていったけれど。それが今度は逆により深く、ルイズさんにだけ向かうようになっていった。

アフィリア・サーガを好きで、そのなかでルイズさんが一番好きっていうのから、ルイズさんを好きだからアフィリア・サーガを好き。になった。
なってしまった、と言っていいかもしれない。

舞浜アンフィシアターでのワンマンライブでも新メンバーたちがいまだに全曲に参加ができないというのに、加入してすぐアルバムのキャンペーンでアルバム曲も覚えて東名阪ツアーにも当たり前のように全曲参加していたレイミーさんとレイナさんのすごさともどうしても比べてしまう。そもそもアフィリア・サーガのオーディションを受けてるんだからダンス素人でもサーガの楽曲覚えてないとおかしいだろ…今までの新メンバーよりも早くダンスに参加できるようになって当然のはずなのに、逆に今までのどのメンバーよりも参加が遅かったというのにも不満が募る。

舞浜アンフィシアターでのワンマンは新メンバー抜きのSURVIVE!!とかのパートが一番よかった。新メンバーいらねー!とすらも思った。ライブ後の握手のときルイズさんが、ステージに上がった瞬間に客席の空席の多さが目に入ったのはやっぱりショックだったと話をしていたけど、このライブだったらしょうがないかな…とも自分は思ってしまっていた。

アフィリア・サーガこれからどうなっちゃうんだろう…という不安を抱えたままアイドルお宝くじへの出演がある。このときS・M・L☆だけはやめてくれーと思っていた。S・M・L☆はたしかにいい曲だと思うし、一曲勝負の現場で選びたくなる気持ちもわかるけど、いわゆるアイドルヲタクのテンプレ芸であるMIXとかが必要ない楽曲なので、それぞれのアイドルグループのファンが集まる対バンの番組の中では盛り上がりという部分でどうしても欠けてしまうことになるからだ。案の定、かどうかはわからないけどアフィリア・サーガは最下位で敗退。ルイズさんの涙のシーンが番組で都合よく使われているのを見て複雑な気持ちになる。

不満があるなら行かなきゃいいし、文句ばっかり言ってるやつなんて迷惑だ。結局はその現場に依存してるだけのくせに、まるで自分が絶対的に正しくて、悪いのは運営だメンバーだ自分以外のヲタクたちだと言わんばかりの自分の態度に自己嫌悪になったりする。

それでもやっぱり、好きなのだ。いつだって自分にとっての一番楽しいを探してて求めてて、その結果がアフィリア・サーガの現場に行くことだったし、色んな不満もあったけど、ライブを見れば楽しくてルイズさんに会えれば幸せだった。不満って好きじゃなきゃ出てこない。ルイズさんから、これから不満があったら運営になる私に言って(今までもよく言ってたけど)と言われたけど、不満って好きじゃなきゃ出てこないんだよ。ルイズさんのいるサーガだから好きで、好きだから出てきてた不満を、これから先のルイズさんのいないサーガにも感じるんだろうか。好きでいられるんだろうか。

Never Say NeverはミュージックカードをCDよりも高い値段で売るというのが意味不明だった。ミュージックカードなんてオリコンの枚数稼ぎのためだけのものである。それ以外の意味もなければ価値もない。なのにカップリング曲も収録してCDよりも高い値段で売るという意味不明なことをやっていた。カップリング曲も収録したところでダウンロードされなければ著作権料も入らない。誰も得しないことを何故やっていたのか本当に意味がわからない。いまだにこれは謎である。

シュクレさんの卒業発表もショックだった。いや、ずっとアイドルやってるような人ではないとはわかっていたし、この年の最初の魔法学院放送部で、アフィリアのではない、本当の誕生日はルイズさんと同じ12月19日だとカミングアウトしてるのを見て、ああもうその誕生日まで在籍してることはないんだろうなーとも思ったけど。せめてアルバムの発売まではいると思ってた。それこそレイミーさんのタイミングで卒業するのがシュクレさんだと思っていたんだ。

でもシュクレさんが卒業ライブでセットリストを決めてくれたおかげで、それ以降のメンバーの卒業ライブでもセットリストを決められるようになった。これは大きい。本当だったらグッズも作れたらよかったのだけど、それは次のレイミーさんがやってくれた。卒業ライブでしかやりたいことが出来ないというのもなんだけど、卒業ライブでならある程度は融通がきくようになって本当によかった。

レイミーさんの卒業ライブについては以前に書いた記事を参照( https://note.mu/hanamaruwhoops/n/n1666b3334e83 )。

そしてルイズさんの卒業発表の日を迎えることになる。アフィリア・サーガ最大の変化と煽ってるのを見て、もうそれしかないだろとは思ったし、もともとその日はチャットモンチーさんの武道館に行く予定があったので、卒業発表の主催ライブに自分は行かなかった。後悔は全くない。いつだって自分にとって一番楽しい現場を選んで行く。そのスタンスはぶれないし、ぶれなかったからアフィリア・サーガのこともルイズさんのことも好きになったんだ。わざわざお客さんに来なきゃ絶対に後悔するよと煽って、もちろんお金も取って、他の対バン相手のファンの全然関係ない人たちもいるなかで内輪の卒業発表して泣かせるなんて、そんな最悪なイベントに自分が行く理由はなかった。

卒業発表の映像については見たので書き起こしもしている( https://note.mu/hanamaruwhoops/n/n2cdd60faae2b )。

約4年半ずっと単推しガチ恋だった人の卒業。その現実はいまだに受け止めきれていないし、どうなるのかもわからない。ショックだし、凹んだし、胸がずっと苦しい。いまだにルイズさんに会うたびに卒業嫌だ嫌だって雰囲気を出してる。

Embrace Bladeはアヤミさんのラストシングルになったけど、リリイベでもやっぱり自分はルイズさん優先だった。でもアヤミさんの頑張りもたくさん見てきているし、卒業の寂しさもあったから本当はもっとちゃんと、アヤミさんのことも送り出せたらよかったのかな…。申し訳なさは少しある。

アヤミさんの卒業ライブについては以前に書いた記事を参照( https://note.mu/hanamaruwhoops/n/n9668a5a317d2 )。

この記事にも書いてるけど、アヤミさんの卒業ライブの最後のメンバー全員に手紙を渡すシーンで新メンバーたちをアフィリア・サーガに迎え入れたという印象があって、そのおかげでようやく自分はオーディション組のことをアフィリア・サーガのメンバーとして受け入れられたんだなって感じてる。逆に言うと今まで受け入れられてなかった。それを変えてくれたのはアヤミさんの力だ。とっても感謝している。

『いつか見た虹のその下で』のキャンペーンでもオーディション組のメンバーたちが頑張ってるのを素直に見られたし、モエさんも体調不良だったモモコさんもユミさんカナさんカオリさんの3人も、みんながルイズさんのために頑張ってくれてるのがよく伝わってくるキャンペーンだったし、ルイズさんを好きだからアフィリア・サーガのことも好き、になっていた自分の気持ちが改めて、アフィリア・サーガを好きだし、ルイズさんが大好き。になった。アフィリア・サーガというグループのことを改めて好きになれるキャンペーンだったんだ。それがすごく嬉しかったし楽しかった。

だからといって、ルイズさんの卒業後に同じように応援できるわけもないけど。

アイドルとして、魅力的な人なんていっぱいいるんだろうけど、そんななかで、アフィリアという場所だったからたまたまアイドルになったルイズ・スフォルツアさんという人。この人がどう魅力的なのかなんて上手に言葉にできないし、言葉にしたら安っぽくなるだけで伝わらない。ただ自分は、このルイズさんに会えて変われたなって思う。いっぱい元気も勇気ももらったし、ルイズさんを好きになったことで、充実しまくったこの約5年くらいだった。あっという間だった。すごい人だって、思うんですよ。

だからまだ会ったことのない人には出会ってほしい。まだ間に合う。明日の卒業ライブで初めて会って好きになったって、それは遅くなんてない。遅いとしたらそれは会えなくなってからのことだ。まだ会えるんだから遅いなんて全くない。

この自分の長々した文章を最後まで見てやろうかな、なんて思う人には絶対に好きになる、魅力を感じる才能があると思います。卒業ライブ後にこれを読んだ人がいたとしたら、だったらアフィリア・サーガに会いに行ってもらえばいい。好きになる素質があると思います。ルイズ・スフォルツアは最高のアイドルで、最高の人間です。可愛いし!面白いし!優しいし。いい子!。大好き!大好きだー!。

ルイズさんの卒業ライブは(これを書いている時点で)明日です。
2016年3月11日(金)
Zepp DiverCity(TOKYO)
開場17:45 開演18:45
前売4500円+D 当日5500円+D
https://t.co/hYnQLzmVRf

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