鬼の見分け方
『鬼滅の刃』にどハマりしています。アニメ苦手だったのに、よもやよもや。
あの作品は、日本人にはなじみ深い鬼退治の話とも言えますが、出てくる鬼は元々は人間で背景の物語もしっかりしているので、鬼のファンも少なくないようです。鬼滅については煉獄さん一択ですが、私は本来、鬼好きなのです。ゴロピカドンのグッズも持ってたし。
小学校2年生のとき、図工で『大工と鬼六』のカセットテープ(昭和!)を聞いて、想像で絵を描く課題がありました。私が描いたのは、2本のツノを持つ茶色い鬼。上半身裸で、金の腕輪をして、天然パーマという、一般的なイメージの鬼の姿そのものです。私のオリジナリティが発揮されていた部分があるとすれば、その鬼が黒々とした胸毛をはやしていたことぐらいです。
鬼の一般的なイメージが浸透しているのは、実際にそういう姿を見た人がいるんじゃないかと思っていたら、本当にいました。
というわけで、今回は鬼を見た人から聞いたコソコソ話をしようと思います。
その視える力を持つ人は、ある旅先で鬼に遭遇したそうです。窓の外から誰かがのぞいてるなと思ったら、鬼だったということでした。
『家政婦は見た』の市原悦子みたいに鬼がのぞいている姿を想像してみてください。心躍りませんか?
ただし、その鬼はマイナスなエネルギーが強い、いわゆる魔物の部類に入る鬼だったらしいです。
仏像にもよくありますが、四天王に踏みつけにされている邪鬼みたいなやつなんじゃないでしょうか。
その鬼は悪さすることなく去っていったらしいのですが、私はちょっとがっかりしました。私の理想の鬼は、『泣いた赤おに』の青おにです。だって心が男前じゃあありませんか。それに、鬼好きとしては、鬼はいい存在であってほしいのです。もし高木ブーの雷様が闇の存在だったら、生きていくのが嫌になりませんか。
ですが皆さん、朗報です。いい鬼もちゃんといるそうです。
いい鬼はエネルギーの性質がまったく違うのだとか。あの世と呼ばれる冥界で仕事をするような鬼もその部類らしいです。って、さらっと聞いた情報もインパクト強しでしたが。
さて、ここで本題です。この世には(いや、あの世には?)いい鬼と悪い鬼が存在するわけですが、その見分け方、知りたくないですか? 知りたいですよね。ええ、そうでしょうとも。じゃあ、教えちゃいますね。
見るべきは鬼の手です。
悪い鬼は三本指で爪も尖って恐ろしい手をしていますが、いい鬼は人間みたいに五本指なのだそう。
そんなわけで、鬼に出くわしたら、手を見てご判断ください。これでもう安心です。
そういえば、私の鬼六の胸毛はどうなんでしょう。いい鬼には胸毛が生えているのかどうか、またの機会があったら聞いてみようと思います。