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気の向くまま読書note じゃむパンの日 赤染晶子
先日、久しぶりにnoteを更新したら(日付を見たら3年ぶり・・・)
すぐに数名の方からスキをいただきました。
ありがとうございます♪
これからも気の向くまま書いていきます
じゃむパンの日 赤染晶子
こちらも書評をあちこちで目にして気になっていた本。
著名人はもちろん、多くの読書好きの多くが大絶賛、ぜひ読むべき!という声も多く期待して手に取りました。
どんな本かな?
赤染さんのちょっとした日常やあれこれが書かれたエッセイ。
1遍がわずか数ページなのでサクサク読むことができます。
独特のテンポ。
短い言葉で区切られたこの文体が独特に感じられ、最初は戸惑い
その世界についていくのがやっと。
わたしにとっては読み慣れないタイプの文章で、最初の数ページで頭が疲れてきて(苦笑)
正直、最後まで読み切れるか不安でした。
でも、読み進めるうちに次第に慣れてきて、
慣れてくるとその独特のテンポが心地よく、引き込まれていきます。
結果クセになる(笑)
日常のちょっとした一コマ、おじいちゃんや周りの人のこと
小児病棟のこと(ご本人が幼少時入院していた経験があるのか、お子さんが入院されていたのかは謎)大学院時代に暮らしていた北海道のこと、京都のこと
ちょっとしたたわいのない時間が赤染さんの目を通すとこんなふうに見えるんだ・・・
赤染さんのファインダーを覗いて繰り広げられる世界はなんとも自由で
ペーソスに溢れ、ささやかなおもしろみに溢れかえっています。
それを一緒に垣間見させてもらってる感じ。
特に北海道のことは、生まれも育ちも北海道、生粋の道産子のわたしには
思いもよらない視点で。
北海道のことをこうやって切り取って描けるのは
本人の表現力だけでなく、視点が際立っているからだなあと感じます。
どちらかというと好みの分かれそうな文体・・・と思ったけど
気づけばハマって 夢中になる
独特の世界観かも
1遍が短いなんて言いつつ、実はまだ最後まで読んでいません。
少しずつ少しずつ 楽しみたいから。
大事にとっておいたとっておきのジャムぱんみたいに。
ちょっとのちょっとのお楽しみ。
それが楽しめるのも赤染さんの世界の成せる技かもしれません。