気の向くまま読書note けだま 浜島直子著
【久しぶりのnote】
久しぶりに書こうと思ったら仕様が変わっていてちょっとびっくり。
元々本を読むのが大好きなのですが、ここに来ていろんな本を読んでいます。
ページをめくるとSNSやブログなどでは得られない、何かが得られる気がして
読書からたくさんの滋養を分けてもらっています。
(電子ではなく書籍派)
備忘録がわりに読んだ本について書いていこうと思います。
とりとめなく のんびりやっていくのでよろしくお願いします
けだま 浜島直子
インスタや雑誌などで多くの人がおすすめしていたので手に取ってみました。
浜島直子さん(以下、はまじ)はふしぎ発見のミステリーハンターや雑誌モデルさんとして活躍しているアクティブなお姉さんというイメージ。
いつも笑顔で気取らない、さっぱりとした気質にファンが多い印象です。
今回のこの本で、エッセイや文章も書く人だとはじめて知りました。
購入してぱらりと開いたとき、お父さんの「〜っしょ!」という言葉を見て
あれ?!もしかしてはまじって北海道の人なの?!とはじめて気づきました。
裏表紙を見ると、なんと札幌生まれ。
しかも同年代。
(勝手にお姉さんだと思っていたけどはまじが1歳下でした〜〜〜)
本を読んでいくと、うわ〜〜〜〜!
三越のアニエスベーや池内のドゥファミリー、パルコのDCブランド店など
わたしも若い頃足繁く通ったブランドショップの名前がずらり。
10代〜20代の頭といえばわたしも一番おしゃれに情熱を注いでいた時期。
お金はなかったけど、学校帰りや休日などいつもウィンドウショッピングしていたな〜〜
友だちともたわいない、なんでもない話をしながらよく服見て歩いてたっけ。
あの頃の一番の興味は目下ファッション。
雑誌を眺めて、街中をうろうろしてはこんな服が着たい、あれもいいなこれもいいな、なんてイメージを膨らませる毎日でした。
今もおしゃれは大好きだけど、当時、なんであそこまでファッションにエネルギーを注いでいたのか。今となっては不思議なくらいです。
それが若いってことなんでしょうね〜
当時のわたしは、大人ではなく、かといって子どもでももうない。
時が流れるままに社会に押し出されるであろう不安、
自分が何者でもないことに対するうっすらとした焦りを抱えていました。
成人すれば、短大を卒業して就職すれば自動的に大人になる。
自分自身は何も変わらないのに。
おしゃれは楽しい。おしゃれは大好き。
楽しいことも他にもたくさんある。
でも毎日は楽しいだけじゃない。
うすぼんやりした不安をたくさん抱えながらも
好きなもの嬉しいことにめいっぱい情熱を注いでいたあの時期。
そんなあの時期の、いろんな気持ちがごちゃまぜになったことが
ぶわ〜〜〜っと思い出されました。
年も近くて、おしゃれのアンテナも(たぶん)近くて。
もしかしたら、はまじとはどこかですれ違っていたかもしれないな。
この本を読み始めてすぐは
ファッション関連の内容に気持ちが向かい勝手に盛り上がっていたのですが。
読み進めていくと、ファッションだけでなく子育てやら出産、お仕事など
文章からまじの気取らない等身大の生き方が伝わってきて
そうそう、と共感する部分がたくさんありました。
モデルさん、タレントさんとなると手の届かない、
雲の上の人の印象だけど
我らと同じように子育てで悩むし、怒ることもあるし落ち込むこともある。
人生でどうしようもないことにぶつかって途方に暮れることだってある。
我らと同じ。
同じようにはまじも年を重ねていろんな体験をして。
そして今日を生きている。
我らと同じだ。
人はどうしても自分をよく見せようとしてしまいがちだけど
(特に見られるお仕事をしていたら余計に)
ありのまま、隠さずに自分を表現する。
そして、その中で周囲への思いやりや配慮を忘れない。
文章のはしばしからはまじのお人柄を感じます。
それがはまじの魅力なんだろうなあと思いました。
同じ時代に同じ街でたぶん同じように多感な時代を過ごした人が
自分らしくのびのび活躍する姿を見れるのは嬉しい。
(もちろん、同郷じゃない人でも自分らしく輝いている人は素敵ですが)
人生いろんなことがあるけど。
これからものびやかに自分を表現していって欲しいです
背中を追いかけるようにわたしものびのび過ごしていきます。