隣の人よ、扇子で仰がないでください
自宅から最寄り駅まで、バスを使います。
ちょっと前まで猛暑でしたので、
バスに乗り込んだ時の
エアコンのありがたさと言ったら格別です。
でも、15分もの間エアコンの風が
体の同じところにあたり続けるのは
かなりつらい。。。
なので、座席に座ったら
頭上の吹き出し口は速攻閉じまして
他の吹き出し口から出る冷気を
間接的に頂戴します。
アーありがたや。
吹き出た汗をハンカチで拭い、
涼しい車内で体が落ち着いてきたところで
隣の席に乗り込んできたお方。
座ったとたん扇子でばたばたと
仰ぎ始めるではないですか。
バス停に並んでる間はさぞ暑かったでしょう。
わかります。
この車内の人は、みな同じ辛さを抱えつつ
チンっとおとなしく座っているのです。
扇子で仰ぐのは仕方ない。
汗が落ち着くまでは暑いんですから、
わかります。
でもね、あなた様の右手で
真横にばたばたと仰いで
左に座ってる私にも
風がもろに来るわけなんですよ。
この風下の状況。。。
もうどうにもこうにも逃げられない。
そのお方の化粧品や柔軟剤の匂いとかも
一緒に風に乗ってくるわけなんです。
臭いのは論外ですが、たとえ臭くなくとも
人様の匂いをずっと浴びせられるって、
かなりキツくないですか?
ひぃー!
と声が出そうになるのを抑えつつ、
さりげなく左を向いて耐えます。
そして、しばらく仰がれ続けると
今度は寒くなってくる。
あーちょうどいいを通り越して、
寒くなってきてしまった。
ぶるぶる。
両方の鎖骨あたりに羽が来るようになっている
首にかける電動扇風機タイプの方もいまして、
その場合は、自分の顔面のみに
風が当たるようになっているらしく、
横に座られても
ひぃー!とはなりません。
鎖骨電動タイプ、ウェルカムです。
手で持つ電動タイプも、
皆さん大抵ご自分の正面から
首やら顔面やらに直接風を当てているので
こちらもセーフです。
先日、電車でも同じことがありました。
ちょっと暑さも落ち着いてきた秋晴れの日。
皆さん秋のファッションに
身を包み始めていましたので
私も街に溶け込もうと、
秋っぽいニットを着て出かけました。
でもとても暑がりな私。
その日着ていたニットは、
穴がボツボツ沢山開いているタイプでして
長袖だけど、生地量としてかなり少なく
風がスースー通るもの。
秋っぽさを醸しつつ、暑がりな私の要望も
満たしてくれる優れもの。
穴あきニットというらしいです。
ちょうど車両内の全員が座れるくらいの
混み具合でした。
私の右横に、長袖シャツに身を包んだ
中年男性が座りました。
そして、その方の右手で
またあの扇子バタバタ攻撃が始まったのです!
いや、隣の方は攻撃なんて
少しも思っていないでしょう。
しかしその時の私は、風がスースー通る
穴あきニットをを着ているのです。
この時は、匂い云々というよりとにかく寒い!
この世の中、右利きが多いなぁ
という感想を抱きつつ、
右からくる風にぶるぶる震えながら
次の駅で何人か降りましたので、
一つ左横に席を移動しました。
おじさんごめんなさいね。
臭いんじゃなくて、寒いんです!
と心の中で謝りながら
電車に揺られていた秋の日でした。
季節の変わり目は
体調を崩しやすいといいます。
たっぷり睡眠取って、温かくして、
無理なく過ごしましょうね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日もいい日になりますように。