1017 好きだったバンドが
追記:固有名詞を検索ですぐには引っかからないよう若干ぼかしました。
(一個人の感情的な話だよ〜)
(メンバーは読まないでください)
(読まないよ)
・今日は1Dのリアムが死んで、ぐりとぐらの作者も死んで、西田敏行も死んだ。すでに暗い一日。
・そしてラのギタリストが脱退した。脱退。休止とかじゃない。脱退。マジか〜。ギスギスすんなとは言ったが、脱退しろとは言ってないが。
・帰ってきてスマホを見たら、ファンクラブアプリからの通知で「ご報告」という文字が見えて、いやな予感がした。読んだ。しばらくドキドキしてすこし息がしづらいくらいで笑えた。ここ数ヶ月、ここ数年、わたしがこのバンドのことを話すとき若干冷めた口調をしていたのは、バンドを諦めたふりをしたかっただけで、彼らのことまだめっちゃ好きだった。
・ファンの間でも不仲か?とザワつかれていたから、思っていたほど驚きはなかった。どこかでなんとなくそうなるんだろうなと思ってた。でも期待したくなくて、いつかそうなっても大丈夫なように準備していただけかもしれない。「解散かもな〜笑笑」とか言ってたけど、なんかどうにか続いていくような気がしていた。
・わたしは変化が苦手なので、自分の人生に近すぎるものの変化も受け入れられない。好きだったものが変わるのはしんどい。どうか表面上だけでも変わらないでほしかったよ〜。そんなの本質的じゃないですけど。
(もう完全に憶測ベースのわたしの勝手な話)
・理由は語られていないけどコメントのどこをどう切り取っても、やっぱりのだよとくわの不仲が原因だったんだろうなと思ってしまう公式コメントだった。
え?それだけ?おい
・不仲でなければ、今まで何年も表現・表情豊かに言葉や歌詞を紡いできたひとが、こんなに淡白な50字で終わらせるわけがない。正直これを気のせいだと思うのは無理があるよ〜。言いたいこと全部おさえて飲み込んだのか、本当にこれしかなかったのかわからないけど、これが「ただ語りすぎないようにしているだけ」というのはご都合主義すぎるとまで思ってしまうよ〜。そう思い込むにはのだのことを知りすぎている。のだよがお気持ち表明するときはいつも長文だし、大事なときに誰かが代わりに書けるような形式的な文章なんて見たことない。不倫報道後のキレ悲しみ文章ですら、しっかり彼が書いたとわかる文章だった。
・ギタリストの選択を尊重したかったのだとしても、尊重するなら尊重するなりのあたたかい文章だって書けますよ、彼は。言葉がどう伝わるか、どう受け取られるか、よく考えて、わかって、自分でその時に一番ぴったりな言葉を選ぶひとでしょうが。そんなひとがこれだけの文章で終わらせることに、完全な諦めを感じた。もう長年の友人に対してなんの感情もないのかもしれない。常に愛情深く言葉を紡いできたのだが、バンドの仲間にたいして何も語らなくなる様子を見るのしんどい。
・「きっとそれぞれがより居心地の良い場所に向かうために必要な決断だったと思う」だって、もう今が居心地良くなかったって言ってるようなもんじゃんね。
・不倫が倫理的に許せなかったのもあるかもしれないけど、報告に書かれていたようにやっぱり不倫がバレるまで嘘をつかれ続けていたことにのだよが傷つき続けてたのか。悲しみと怒りって表裏一体だから。ずっと好きだった友達に隠し事をされていたということが、外野が思ってるより深くのしかかってるのか。でもあんな30代の中年男性にしては素直でまっすぐで正しすぎるのだに「不倫してました」なんてわたしでも言えないよ。不倫はマジ無理だしカスだけど。
・のだがくわを許せなかった理由って、ちょうどわたしがのだを好きだった理由な気がして二重でしんどい。もしのだが柔軟で、バカで、適当だったらくわはまだバンドにいたかもしれないけど、わたしはのだの賢くて、まっすぐさゆえに時に頑なで融通が効かなくて、人間が嫌いで、でも友達のことを好きすぎるところが好きだ。
・みんなに仲良くいてほしかったし、そこにドラムにも帰ってきてほしかった。
・無断転載の白と黒と4匹のワルツ見た。(無断転載は犯罪です)ちょっと泣いた。
・バンドは続くし、わたしも今後もライブに行くかもしれないけど、今日確実にわたしが好きだったバンドは一回死んだなと思った。
・本日の一曲。くぅ〜。