人とは臆病な生き物で
今日たまたま、ナカイの窓!に出ていた城咲仁くんを見てて思うところがあり、久しぶりに書いてます。
城咲仁くんは元々愛本店で5年間No1だった子ですよね~。
なんと奇しくも、私が幼少の頃(割と今の自分が完成されたころ)に住んでいた板橋区大山が彼の出身で、そういう点でも何とも親近感を感じる子です。
そんな彼が芸能界デビューして、その後の話をナカイの窓で話してましたね。
その中で、すごくずしんと重く響いたのが
「仕事がない時期でも『城咲仁』ってことで、勝手にシャンパンが出てきたりしていた」
これね、ある話なんですよね・・・。
一時代を築くでしょ。
周りはお金持ってるって思うんですよ。
まぁ当時はお金を持っていても、いつまでもそうってわけじゃないんですけど、周りは、持っていた頃のその人って感じで接してくるわけで・・・。
私がススキノから足が遠のいた理由の1つでもあるんですよね・・・。
確かに当時は持っていました。
だから、飲みに使うお金もやっぱり気にしないで使っていました。
その後ストリッパーになって、ストリッパーって出来高とか出来合いではなく、ある程度固定されている給料みたいなものなんで、当時ほどはもっていないわけですよ。
また、若い時はじゃんじゃん稼げてもある程度の年齢になれば、そこまでは風俗であっても稼げなくなるわけです。
そのころには、いつまでも若い時の気分ではいけない!
先のことを考えて、少しずつ生活レベルを普通に落としていこうって気になっていくわけですが、周りはそういうことを考えてはくれないのですよ。
「あの子は持っているはず!だって稼いでいたから!」
一度ついたレッテルと言いますか、ラベルはなかなか外してくれないものです。
そのため、こちらも、見栄を張らざる得なくなる。
みじめだって思われたくないからね。
だけどハイエナのように、集ってくる人なんて、そういう気持ちはお構いなしなんですよ。
むしろそういう気持ちをわかっているのか?どうか?利用してくるもんなんですよね・・・。
人は実にあさましい生き物です。
私も昔、友人だと思っていたススキノの友達に電話するたびに
「ススキノ来たら話そう。一緒に飲もう!」
って言われてました。
でもこういう人たちと実際飲むでしょ?
支払いって、必ずこっちに来るようにするんですよね・・・。
もはやお財布としか思ってないんでしょうね・・・。
そんなこんなもあって、私自身は15年位、ススキノから足が遠のいております。
今日の城咲君の話を見てて、そんなことをふと思いました。
ただ彼はすごいね。
私自身、ストリッパーになって、いろいろあったために、結構虐げられたこともあったり、理不尽なこともあったり・・・。
そういうことが起きるたびに、自信を失い、今まで培ってきた実績も夢だったんじゃないかと思ったり・・・。
自分の両手からいろんなものが零れ落ちていく気持ちを何度も繰り返してきました。
そのおかげか、めっきり打たれ弱くなりました。
人っていうのは、自信のあるなしでこうも変わるんだなぁって思いました。
きっと城咲君も似たような思いをしたんだろうけど、彼は打たれ強いなぁって、見習いたいもんだなぁって思いました。
まぁ知人である、流星君もそうだけど、
ある年齢で、別なことをしたり、大きなブランクをあけてから復帰するのって、若い時にしようって思うより、ずっとずっと覚悟がいります。
ただ、そのハードルを越えた人だけに見える景色ってのがあるんじゃないかなって、ふと思いました。
私もねぇ、殻にこもってるばかりじゃだめだなぁ・・・。
そろそろ、殻を破るべきかな?
今日の城咲仁君の話で、私は勇気をもらったよ!
元ストリッパー&振付師の観月真子こと藤倉瑞城です。