高齢者は頑固で気難しい?実は高齢者よりも・・・
高齢者は頑固で気難しいのか?
高齢者 = 頑固・気難しい というのはよく聞かれます。
高齢者 = 我慢強く・親切 というのもよく聞かれます。
では、実際に高齢になるにつれ
「より気難しくなるのか」それとも「より幸せになるのか」
この研究は長年、学者の中で行われ答えが出てきています
高齢になると気持ちも安定し愛想もよくなる
研究の結果、60代の人は20代の人よりも気持ちの安定度が高い数値が出ています。
しかし、高齢の方は気難しく、頑固と言われています。それは社会的な時代背景や長年のイメージの積み重ねが原因とも言われています。
近年の研究では「生涯にわたって幸福感が高まっていく」と言われています。
高齢者の方が実はポジティブ
高齢者と若者に「幸せそうな顔」と「不幸そうな顔」を見せた際に若者は両方を同じ割合で記憶していましたが、高齢者は「幸せそうな顔」のポジティブな方をより強く記憶していたという実験結果があります。
目の前の出来事においても、ネガティブな出来事よりもポジティブな出来事に意識がいくといわれています。
では、どうして高齢者の方がポジティブな方に意識がいくのか?
それは、高齢になると身体の痛みや病気になったり、友人や親戚、家族とのお別れも多くなり、また、周囲のことや自分のことさえも忘れてしまうことがあります。
そのような時に暗い方向にいかないように「脳が幸福感をご褒美に励まし、高齢になっても明るくなるようにポジティブな方に意識が向くように作用」していると考えられています。その他にも社会的な要因もあると考えられています。
介護現場においても
介護現場においても、スタッフや家族の方がマイナスな考えやネガティブになってしまうことが多くあります。
実際に利用している高齢者の方に励ませれる職員も多くいます。
あなたも高齢者に励まされた経験はありませんか?
高齢者の前向きな考えを止めているのはもしかしたら私たちかもしれません。
本当に頑固で気難しいのはもしかしたら私たちなのかもしれませんね
【参考文献:ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である】