介護事業所などの実地指導で大切なこと
今回は介護事業所や施設の実地指導についてお話をしたいと思います。
介護現場で実地指導を経験された方々の殆どの方が
「実地指導は嫌い」
「書類が多い」
「行政は現場を分かっていない」
などの声を聴くことがあります。
確かに実地指導は緊張もしますし、真面目に取り組んでいたとしてお
あの時間だけはドキドキの連続です。
実地指導は何のため?
ではどうして実地指導があるのか。
答えは単純で
「不正をしていないか」
「ケアをきちんとしているか」
これらの確認を客観的に行うのが実地指導です。
実地指導対策?
「実地指導」で調べると
「実地指導対策」という単語が検索ワードにあります。
対策?実地指導は学生のテストのように対策をしなければならない
ような内容なのか。と考えると対策をするような内容ではありません。
もちろん初めての実地指導で何を聞かれるか不安になった時に調べるのは
分かりますが、基本的には実地指導の内容は知らなければならない
内容です。行政はあくまでも再確認の客観的評価に来ているだけです。
介護保険で成り立っている
介護の基本として「介護保険」で介護業界のお金は成り立っています。
介護保険は40歳から徴収され亡くなるまで払い続ける
社会保障制度の一つです。
介護現場で働く職員のお給料もその介護保険からもらっています。
改めて考えることは「介護保険」を活用しているからこそ、
書類や記録などやらなければならないルールは守らないといけないのです。
そして働いている自分たちや利用者、家族の方を守るためにも
記録や書類は大切になります。
日常の業務で忙しいかも知れませんが、実地指導にいつでも来て大丈夫
という状態に常にしておくことが大切です。
もし実地指導が怖いならば
「すべて記録に残すこと」
「日付をしっかりとすること」
「書類や記録を残す習慣」
「定期的に見直す習慣」
「職員全員で必要な書類や研修などを共通認識にしておくこと」
働いている自分たちや利用者、家族の方を守るためにも
きちんと書類や記録は行いましょう!