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mintleap
「家族の何気ない日常〜「母さんと呼ぶ日」〜
母と娘は女性同士でもあるので感覚や感性などはそれほどかけ離れているわけでもなく、どちらかというと「分かり合える」部分が多いと思います。
母と息子の関係性は、幼稚園〜小学生3年頃までは街中であっても、人目など全く気にせずに
息子からお母さんに腕を組んだり、就寝時にはお母さんにからみつくように一緒に眠ったり。
小さな頃は母と息子のラブラブな様子を見かける事が多いのです。
昨日までは近所の母友などを見かけると走って駆け寄り、嬉しそうにおしゃべりをしてくれていた男の子達が、 小学生4年生頃になると、昨日まではニコニコ笑顔でたくさんおしゃべりしてくれていた子が、ある日突然、挨拶以外はしてくれなくなる事がよくありました。
小さい頃は、とキラキラお目々を輝かせて
「お母さんのことが大好き💕💕」と言ってくれていた息子達も、中学生ともなると話しかけても返事がかえってくるかどうか、、くらいに変化しますし、母を呼ぶ呼び方も「お母さん」から
「おふくろ」に "名称変更 "をするかのように
母親の呼び方を変えようとする行動が始まる事が多いですね。
先日80代の女性が、その女性の親族の男性が、
「自分の母親の事を" 母さん "と呼んでるみたい」
と、とても羨ましいように、懐かしむように80代の女性がぽつりと呟いてい他のを耳にしました。
その80代女性は20代の息子さんを亡くされていて、息子さんが「お母さん、お母さん……」と呼んでいたのを想い出したのでしょうね。
母と息子さんにだけ流れているような、親子の感覚なのだなと感じましたし、他の誰にも分からない母と息子の思い出を、「母さん」と呼んでいると、偶然耳にしたことで、母と息子の記憶のアルバム」から、亡くなった息子さんを想い出した1ページなのだな……と感じました。
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