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フルートレッスン〜必要なのはセンスか自由な魂か〜

11月1回目のレッスン。
今回、エチュードと曲の両方とも初めて見てもらうのですが、どちらも譜読みがスムーズに進んだので、心軽くレッスンに向かいました(笑)

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まずはエチュード。フェルステノー「音の花束」の5番を通してみる。

譜読みや指の動きも、あまり苦労せずに練習できたので、レッスンの最初の演奏でも、ミスなくとはいきませんでしたが、わりと流れよく通せました。

吹き終わった後、先生から「この曲をやられたことがありますか?」と質問されました。「よく吹けているし、聞いているとされたことがある曲なのかな、と思いました」と。

「全く記憶にはないのですが、楽譜に書き込みがあるのでやってあるみたいです」と返事したのですが、吹いていて、「この曲やったなぁ」とかは感じないのですが、なぜか吹きやすい。体が勝手に動くような感じ。吹いたのはおそらく20年近く前なのに…先生と2人で、「不思議ですね〜人間ってすごいですね〜」と言い合いました(笑)


強弱の対比。
アーティキュレーションを際立たせるところ。
低音の鳴らし方。
フレーズの最後の音の処理(納めないといけないのに盛り上げてしまったり、息が苦しくて吹き捨ててしまったりしているところがある)

など、丁寧に指導してもらうと、「よくできているので、次は6番を見てきて下さい」と、5番は合格となりました\(^o^)/

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続けて12月に演奏予定の「タンゴの歴史」より「カフェ1930」を。
ピアソラがお好きと仰っていた先生は、「すっごくきれいで良い曲ですよね」と嬉しそう。

こちらも譜読みは問題ないのですが、課題はやはり「タンゴらしく」演奏すること。

たとえば正統派クラシックのように、「きれいな音」や「粒の揃ったタンギング」で吹けばよいというわけではない。あえて息の量を多くした音やリズムを崩すという工夫をしてみるのもよい、と。

先生は、楽譜に書いていない装飾を入れたりするのもひとつです、と言いながら、さらっとお手本で吹いて下さる。アレンジが素敵〜とのんびり聞いていたら、くるりとこちらを向いて「では、やって みて下さい」とにこやかに言うではありませんか。

一瞬固まったのち、やってみようと吹き始めるけど、できない〜(⁠●⁠´⁠⌓⁠`⁠●⁠)

アドリブとか、自分でアレンジして演奏するとか、めちゃくちゃ苦手です。
ふだん「楽譜通りに吹くこと」ばかり考えているからか、私が自由な魂の持ち主ではないせいか(笑)、「自分のしたいように演奏して」と言われると、毎回困っています。
かと言って、楽譜に書いてある通りにばっちり演奏できるというわけでもないんですけどねー。

先生から「いろいろ試して、楽譜に書いちゃってもいいと思いますよ」と言われたので、ひとりでコソコソ試してみようと思います。。

先生は「自分の好きに揺らしたり、自由にできるし、タンゴ大好きです」と仰り、そういうセンスの問われる場面が恐くて、それを楽しむ余裕のない私からすると信じられない。
「自由にって言っても、ねぇ。上手な人はそんな風に思うんだなぁ」という気持ちになったりしていました^_^;

おもしろかったのが、私が5連符や6連符をさらっとあっさり吹いたら、「もっとねっとり、しつこい男みたいな感じで吹いて下さい」と仰り、笑ってしまいました。
ねっとり、こってり、ですね。

あとは、テンポがけっこう動くので、テンポの指示のあるところはそのテンポをきちんと守ること。ついつい適当なテンポで吹いちゃっていました。
指定されたテンポは守りつつ、ルバートなところも多いので、伴奏をよく聞いて。
ピアノとの合わせ次第、と言われたところも多く、伴奏合わせの日を早く決めた方がよさそう。

この曲を次回のレッスンでも続けて見てもらうつもりでしたが、伴奏合わせの後の方がいいかな?
先生に確認すればよかったな。



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