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穏やかな光が心に届く

小さい頃に名古屋にある明治村に行った。

小学校の低学年だった。

3つ歳の離れた姉の希望で明治村に行くことになったらしい。

暑かった。

つまらなかった。

そんな記憶の中にステンドグラスが残っていた。

教会らしき物のステンドグラスだった。

小さい私にはステンドグラスをマジマジとみるのは初めてだったような気がする。


その柔らかい光はとても綺麗に目に入った。

綺麗だな〜と感じたのかな?


きっとその時にステンドグラスというものを知った。


ガラスに色がつき模様になって陽が届く。


それから、20年以上経った頃静岡に夫の転勤で引っ越した。

静岡はステンドグラスのお教室が多かった。

ガラス問屋があるからだと聞いた事がある。

結婚してすぐに静岡に住み、友達もいなかった。


タウン紙にステンドグラスのお教室の案内が出ていた。


ティファニーランプに憧れて習い始めた。


ステンドグラスは優雅な光を届けるが、その作り方は優雅ではない。

ガラスを割り、ハンダゴテで繋いでいく。

ガラスの粉や破片が飛び散る。


はじめは簡単なトレー、小物入れ、時計、鏡そしてランプ。

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(しかし、時代に逆行し、LEDランプではない。エコとは無縁の世界なのかもしれない。)


ステンドグラスに憧れたのはあの時の教会のステンドグラスがあるからだろうか❓


今は家でほとんど作る事はなくなったが、たまに夜はステンドグラスのランプをつけ、柔らかい光に心を委ねる事もある。

同じものは一つもないステンドグラス。

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はいる光の強さで表情も変える。

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(上のランプ2つは同じ柄だが、ガラスの色を変えている。)


家の窓にもステンドグラスをはめたいと習い始めた頃は思ったが、結局そこまでの作品は作る事なく今に至る。

私にとってのステンドグラスは私の心に豊かさと平穏を与えてくれるアイテムの一つになった。


時計やおやすみランプはたまに作り、友人にプレゼントしたりする。

もし、その光で心に優しさが届けられていたら嬉しい。


自分の好きな光で部屋を包み夜に心のリセットをする。

心に豊かさと穏やかさを届ける光


only one の光に包み込まれて


今日の気分はどの光?


穏やかに1日を終えさせてくれる物がある事の幸せを感じる。


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