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花子と着物と私
数年前、突然着物が着たくなった事がある。
お正月も近かった為か着物屋さんの前に洗える着物がかかっていた。
着物が着たい理由は花子さんと着物を着て初詣に行きたいな〜それだけだった。
母は着付けができる為、洗える着物を購入した。
でも、よく考えると母が居なくなったり、手足が不自由になったら着れないじゃないか‼️
そこで無料の着付け教室へ(宣伝でテレビでもやっていたところ)
七五三も成人式も全て母が着付けをしてくれていた。
若い頃はお金が無いと友人の結婚式に着物を着た。
花火大会は浴衣を着た。
着物は好きだった。
考えると着物を着ることは意外と多かった。
なかなか綺麗に着れないけど、自分で着てみて母に手直しをしてもらいそれなりにきれるようになった。
着れるようになれば欲しくなる!
そんな時、祖母の着物が出てきた。祖母の記憶はほぼ無い。
私が2歳になる前に他界した。49歳の生涯だった。
仕付け糸がついたままの着物。色あせやしみがあった。
背も低く、小さめな体系だった私。
染め直しをし少し袖も伸ばしてもらった。
くすんだピンクから濃紺の色無地の着物に変わった。
そんな時、祖母の墓参りに行きご住職様のお母様が突然祖母の話を私にした。
母に帰ってからその話をしたら、何か似ていたのでしょう!そう言われた。
祖母の着物を着た私を見て、涙ぐんだ母。
花子さんは記憶に無い祖母と私を繋いでくれた。
花子さんと一緒に着物で初詣
そんな気まぐれのような思いで起こった私の着物との出会いだった。
花子さんに作った振袖は今は小春が着ている。
太郎さんに作った陣羽織は紬結さんが着れるかな❓
そんなことから私の人生に一つ着物というアイテムが増えた瞬間だった。
その後すぐ太郎さんがヘルニアで手術など歩くことが不自由な日々が続き、また花子、小梅の闘病生活で最近は着物を着ていない。
我が家のチビ達と今年は浴衣で何処か行きたいね。
紬結さんの浴衣作らないと‼️
繋げていけるものは想い出も蘇らせてくれる。
私は犬との生活で人生にプラスする物が増えていく!
まだまだプラスしていく人生を満喫していこう!
きっと全てが意味があって起きた事なのかも知れない。