ニューヨークがM−1に出ましたね
M−1の感想記事書きました。
そこには乗り切れないほど熱い想いがあるので、
書きます。
その日は朝から、
血圧がぐーんと上昇し、
体力が持つのか、本当に不安でした。
昼寝にトライしたのに、全然眠れなかった。
本番が始まって、
出順を決めるくじ「笑み籤」を
ラグビーの方が操っていたタイミングで、
娘が「ニューヨークがトップバッターだったらどうする?」
と質問し、
私が「死ぬ」
と答えた瞬間に、
「ニューヨーク」と出ました。
娘、大爆笑。
「フラグ回収!」
と大はしゃぎです。あいつは悪魔です。
でもおかげで心臓は大丈夫になりました。
歌ネタって、
とっても不利だから、
準決勝はウケていたけれど、
まだまだ不安でした。
でもミスはないようだったし、
思った以上に高い点数だった。
審査員松本人志さんのコメントは、
正直な受け取り方をすると
ショックはでかいです、私には。
でも
その後の展開が最高になったわけですし、
ただ単に好みをいっただけで、
否定しているわけでもない。
本音かどうかもわからない。
それにあのネタ以外では
ツッコミのスタイル変えているので
ぶち切れツッコミもある。
と、いくらでも良い方に捉えられる。
これで、売れてほしい。
どうか大けがしませんように、
という当初の私の願いは届けられた。
それに毎年数組を除いて、
マニア以外には、忘れ去られてしまうのが現実だけど
それを今後、話題にできる記憶の残り方をした
と私は信じているので、
よかったな、結局は思っています。
だけど、これを書きながら、ずっと切ないのは事実です。
今から書くことは
本人たちの目にはできれば触れてほしくないんですが、
本音は、
点数が発表されるたびに
最下位が濃厚になっていき、
心をえぐられるようでした。
あそこで戦っている人の比ではないくらいの、
浅い浅いえぐりですけど。
心のどこかで
私のナンバーワンが、
日本のナンバーワンになってほしいと思っていたので。
すべての芸人さんのファンがそう思っていることでしょう。
だから前の記事でも書いたけど、
ああいう場に何度も行く人のファンに思いを
はせちゃうよな。
それを大会の途中で思って、
お友達のツイート見ていたら、
#ハッシュタグで 、
「私のストロング芸人」とつぶやいている人がいて、
そっか、
日の目を見なくてもこういう応援の仕方あるよね、
って、思って、
以下のようにつぶやいたんです。
そしたら、
これキャンペーンだったみたいで、
公式からリプライが来ました。
配信と新聞に載せていいですか。
キャンペーンと知らないバカな私は、
そのときは
え?なりすまし? 詐欺? こわ
とか思ったけれど、
公式たどっていくと、本物らしいと知る。
名前と成人しているかどうかだけ
返信くれればいいと書いてあって、
それよりなにより
これでエレキコミックの名前が、
誰かの目に触れればいいな、って思って、
承諾しました。
その後GYAOで配信された反省会に乗りました。
うれしい。
でも、
これ配信見ていくとわかるんですが、
つぶやいた人たちの一覧が
プリントアウトされて千鳥に渡されて、
ノブさんが読み上げると
該当の人のつぶやきが画面に出るんですね。
私のは読み上げなし。
あの流れで確かにエレキコミックは出せないよな。
純粋に応援している人のコメントがほしいはずなのよ。
他の芸人さんのものはそういうのばっかでした。
私のつぶやきが画面に出たのは、
生配信がはじまった直後で、
まだスタッフがテロップのタイミング慣れておらず、
先走ったせいだと思います。
そして、ここからは邪推ですが
、、、そんなにハッシュタグ付きのコメント来てなかったんじゃないか。
だって、はなから応援のつぶやきを集めていたはず。
ニューヨークに贈る言葉と知ってたら
もっと真面目に書いたよ。本当だよ。
で、その疑惑が固まってきたのが、翌日です。
日刊スポーツに載りました。
わーい!
あれ?
後半カットです。
うん、字数かな。そうだよね。
いろいろ考えて、
でもラッキーだったかも、と思うことにしました。
めちゃくちゃ好きな芸人さんが
M−1に行ったということだけでも最高なのに、
私が応援していることが、残った。
私の携帯の写真フォルダに。
スタッフさんが先走ってテロップ出さなきゃ出てないし。
新聞は買いました。
いつか出待ちして、サインをいただこうという希望にもなった。
(このことを妄想したら具合が悪くなったので、とりあえず実行は保留)
あとね、
ニューヨークのインフォさんが開設してくれた
LINEのオープンチャットに匿名で参加していました。
これが、死ぬほど楽しかった。
大声でニューヨーク好きだっていうことを、
普通に認められちゃう世界が広がっていたので、
M−1楽しめた。
それに情報も充実しているし、便利だった。
最初は、好きな人同士で、
いざこざとかケンカとか起こったらイヤだな、
って勝手に思ってたんだけど、
そんなこと全然なくて、
ニューヨークのファンは、
ニューヨークみたいに、根がいい人ばっかだった。
根がいい。
って話を、そこでできることもすごい幸せ。
ネタだけ見た人に「性格悪いからちょっと」と言われたときに
「いやいや、本当は実直で真面目で、、、、」
って心の奥底では誤解を解きたい。
でも言わない。
それがダサいと思っているから(今まさに言っているという矛盾)
そんなことはネタの面白さに比べたら、
大した議論ではなくて、
中身でジャッジしてほしくない。
素行が悪くても良くても、面白さには関係ない。
ニューヨークのあの格好よくて面白いネタを
そんなレベルで判断してほしくないっていう気持ちもあるから
口が重くなる。
でもLINEのその部屋ではこのことが言える。
面白いってみんなが知っている状態から、話がはじまっているから。
書いていて気づきました。
私ったら、尖り倒してるな。
ファンとして。
はずいな。
人柄が影響してネタが面白くなる芸人さんもたくさんいると思います。
ニューヨークは当てはまらない気がする。
もう一段階ステップを上がれば、
また状況は変わる気もします。
今回のM−1のことを考えていたんです。
そこかしこで言われているように、
無名でめちゃくちゃ面白い人、、、
例えば、
ブラックマヨネーズ
サンドウィッチマン
が優勝したM−1を彷彿とさせる大会でした。
私は上記の二大会がすっごく好きだし
(あと2003年のアンタッチャブルが敗者から上がった回)
見た目まったく麗しくないただのオジサンが、
この世で一番面白くて格好良い漫才師だと決定した、
番組としてもバリおもろな、すっごくいい大会に、
ニューヨークがいたことを
ものすごく誇りに思います。
長々とすいません。
今週からいろんな芸人さんがM−1語りますね。楽しみですね。