エリザベートを巡る旅 in ウィーン🇦🇹① 地獄のオーバーブッキング (オーストリア航空)
6月末からウィーンへ3泊4日の女一人旅に行ってきました!
今回のテーマは「エリザベートゆかりの地を巡る旅」です。
私は宝塚歌劇歴20年以上。中でもエリザベートは一番好きなミュージカルで、歌詞もほぼ完璧に覚えています。
ちなみに私は特にトート役姿月あさと、エリザベート役花總まりバージョン(フランツ役和央ようか、ルキーニ役湖月わたる、ルドルフ役朝海ひかるは今考えても本当に贅沢すぎるキャスト!)が一番お気に入りです!
エリザベート好きの私はいつかウィーンに旅行したいと思っていました。現在ベルギーに在住しており、ブリュッセルからウィーンまでは飛行機で約1時間半という近さ!
初めてのオーストリア・ウィーンへ3泊4日の旅程で1人で行ってきました🇦🇹
今回の旅の目的
今回6月末にウィーンへの旅行を決めたのは、皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリザベートが暮らした世界遺産シェーンブルン宮殿で6月27日から29日の3日間だけ行われる「シェーンブルン宮殿野外コンサート エリザベート2024」を観劇するためです。
このコンサート2019年から行われており、2022年、2023年に続き2024年が4回目の公演となります。2024年は最後の公演になるようなので、なんとかチケットが手に入ってよかったです。
コンサートは夜8時半から11時まで行われるため、その日はオーストリア航空の9時50分ブリュッセル発ウィーン11時半着の飛行機を予約しており、到着日夜8時半からのコンサートのチケットを取っていました。コンサート開始前までは宮殿内のツアーというスケジュールでした。
まさかのオーバーブッキング
しかしながら、当日朝7時半にブリュッセル空港に着くと、私のチケットにはWL(Waitlist)の文字が。。。
まさかのオーバーブッキングでスタンドバイに。
たまにヨーロッパに旅行された方のブログでオーバーブッキングの話を聞いたことはありますが、まさか自分の身に起ころうとは。
とりあえずすぐに出発ゲートへ向かい、フライト状況をオーストリア航空のスタッフに尋ねたところ、私の顔を見るなり、「あなたは〇〇(別のアジア系の乗客の名前)?あなたはスタンドバイの中で一番優先度が低いから、このフライトに乗るのは無理」と言われました。結構なアジア人差別に少し驚きましたが、後で調べるとオーストリア航空は差別がまぁまぁあるという口コミをいくつか見ました(ドリンクをアジア人の家族だけ無視されるなど)。
後でこの対応については、オーストリア航空の本社にメールを送りました。
6月末でヨーロッパはバケーションシーズンのため、空港内は家族連れや学生旅行で混み合っており、午前中のほとんどのフライトがオーバーブッキング状態。
今回は貧乏旅行のため、席指定のないEconomy Lightでチケットを予約しており、往復207ユーロという格安チケット。しかも遅延やオーバーブッキングの保険をつけてませんでした。
そのため、私の他に4人もスタンドバイの人がいましたが、自分のチケットの優先順位は低い方でした。しかも800ユーロするビジネスクラスのチケットを持っている乗客までスタンドバイの状態のため、そんなことあり得るのか⁉︎という感じでした。
どのように優先順位をつけているのか分かりませんが、結局ビジネスクラスのスタンドバイの乗客はこのフライトに乗れず、私と同じ代替の便で、私の隣の席に座っていました。スタッフの対応も酷く、「どのエアラインも乗客の10%をオーバーブッキングする権利がある」と開き直り、謝罪もありませんでした。
結局私含め3人の乗客が乗れず、他のフライトを探すことに。。。
しかしながら、ブリュッセル発ウィーン行きオーストリア航空のフライトは9時、15時、17時、20時、21時のようなスケジュールで、既に15時のフライトはオーバーブッキングで2人がスタンドバイという状況。17時も満席のため、代わりの飛行機は20時しかないと言われました。
ブリュッセルを20時に出ると到着は22時のため、確実にコンサートに間に合わない。直行便以外で探して欲しいと頼みましたが、夏シーズンで空港も人で溢れており、スタッフも人手不足。スタンドバイの乗客の中にはウィーンからの乗り継ぎ便がある人もいたので、フライトを探すのに1人につき2、30分程時間がかかり、結局私は朝9時のフライトに乗れず、1時間後になってようやく代わりのフライトを探してもらうような感じでした。
今回の旅のメインは何といってもシェーンブルン宮殿でのエリザベート公演。間に合わないかも知れないという絶望的な状況に、出発ゲートで多分一番ブチギレてスタッフに何とかしてもらわないと困る!と怒りまくっていました。
何とかならないか頼みましたが、結局20時のフライトに変更。この時点でフライトの変更は不可能のような状況だったので、エリザベートコンサートは絶望的でした。
ただ他のフライトで乗客のキャンセルが出る場合もあるので、15時以降のフライトの出発ゲートで待機し、万が一空きが出た場合フライトの変更は可能とのことでした。代替のフライトを用意してもらう際に、お詫びとして250ユーロのプリペイドカードをもらいました。(正直お金をもらっても、エリザベートのコンサートに間に合わなければ意味がないと、空港でブチギレていました笑)
10時間以上空港内で待機することになり、しかも朝のフライトは機内満席で手荷物に制限があったため、手荷物のキャリーオンバゲージも既に預けている状態。
とりあえず手荷物を何とか引き取ることに。
オーバーブッキングの際、荷物を預けている際は必ず荷物が飛行機に積まれていないか何度も確認することをオススメします。特に空港が混み合う休暇シーズンはスタッフも混乱状況にあるため、荷物が勝手に積まれていることも多いようです。
何時間も空港内で待機しなければいけない場合は、荷物が積まれていないか確認する、または一度荷物を引き取る方がいいと思います。
とりあえず、預けていたキャリーオンバゲージはバッゲージクレームのターンテーブルに届けられることになりました。当初20分程で荷物は受け取れると聞いていましたが、30分経っても出て来ず。ロストファウンドで状況を説明すると、まず荷物は別のターンテーブルから出て来ることがわかりました。そしてあと5分ほどで出てくるとのことでした。
しかしながら、その後20分経っても出て来ないため、またロストファウンドに行き、荷物を確認してもらうことに。これを3回ほど繰り返し(笑)、結局バッゲージクレームに着いてから1時間半後に荷物を受け取ることができました。
その後、次の15時のフライトに空きがないか確認しましたが、そのフライトも他にスタンドバイがいる状態だったので空きはなく、その次の17時のフライトにチャレンジ!
17時のフライトは奇跡的に1席だけキャンセルがあり、何とか17時発のフライトと変更することができました。しかしながら、この飛行機も1時間遅延で結局出発は18時ごろ、到着予定時刻は20時でした。
エリザベートコンサート開始は20時半のため、確実にコンサート開始時刻には間に合わないと思いましたが、何とか途中からは見れそう!と思い、少し安心しました。
次回は「空港から猛ダッシュでエリザベート公演へ!エリザベート公演の感想」です。
オーバーブッキングの対策
最後にオーバーブッキングの際に取るべき対応などについて、まとめておきたいと思います。
オーバーブッキングを避けるために、できるだけ早めにオンラインチェックインを済ますべし!(オーストリア航空は47時間前からチェックイン可能)。
出来ることなら座席指定をするべし!
別便が満席でも、出発ゲートで別便に空きがあればフライトの変更は可能!出発ゲートで座席状況を確認すべし!
EUで遅延・オーバーブッキング・キャンセルされた場合、EU261法により最大600ユーロ補償されるので、補償金の請求を必ずしましょう!https://www.eu261.jp/outline
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