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茅場町 縁結びBarむすび レポート

2024年04月07日 UPDATE

「茅場町に、縁結びBarなるものができるらしい」
そう耳にし、2023年4月29日に行ってきた。
今回さらに2023年7,9,12月、2024年2,3月に行ってきたので内容を更新する。

「これから行くけど、まだ、いったことがない。」
「気になってるけど、様子が知りたい。」
などの人に伝わるようにレポートするが、
余計なことも書いているので、多少の見にくさは目を瞑って欲しい。

店舗概要

店名

【 茅場町 縁結びBar むすび 】
※下記店舗TwitterとInstagram

所在・アクセス

東京都中央区新川1-7-1 石井ビル1F
東京メトロ東西線・日比谷線
 「茅場町」駅 3番出口から徒歩4分(約280m)

茅場町は、丸の内などの金融街、日本橋などの製薬企業等へのアクセスもよく、生活用品メーカーもあるようなビジネス街であり、中心から少し離れていて、小型から中型のビルが多く、スタートアップやスピンアウトも含むベンチャー企業が多く集まる場所でもある。

営業時間 

月曜日~金曜日:18:00~23:00 (L.O. 22:30)
土曜日:17:00~23:00 (L.O. 22:30)
定休日:日
※2024年4月3日現在

店舗オープン

2023年4月21日
※2024年4月15~20日まで1周年記念祭実施予定

コンセプト

「出会いを拡げて人生を豊かに」

出会いをお繋ぎする立ち飲みBarとして
婚活、恋活、友達づくりetc.
むすびに行けば絶対何かの出会いがある
人と人との繋がりって温かいもの
偶然の出会いは必然だったんだそう思ってもらえるような、温かくて優しくて素敵なお店にしていきたいと思います❤️
(上記 店舗 Instagram より抜粋)

また、Xの投稿には「当店は婚活バーではありません」と明記されている。あくまでも「出会いの場」であり「婚活バー」ではない。

入店条件

 20~49歳
※イベント時を除き入店条件以外の方は入店お断り

以前は店舗から「未婚」に限っており、「恋活」「婚活」の単語もでていたが、ビジネスマッチングイベントなども増え、『婚活バーではない』ということを押し出すために、文字が消されている模様である。

システム

入店時

入店条件の年齢を確認しているため、
公的な身分証明書(コピー不可)の提示が必要
※運転免許証、健康保険証 など

支払い

ノーチャージ(席料・お通し等なし)
前払い コイン制 現金かPayPay、LINE Payのみ

  5コイン  3,000円(600円/枚)
  9コイン  5,000円(555円/枚)
20コイン   10,000円(500円/枚)
初回は上記どれか1セット購入後1枚バラ 700円での購入も可能
※2024年2月1日時点

まとめ買いをすればするほどオトク
コインは有効期限なく
自身で管理の上次回への持ち越し(繰越)が可能

コインを持ち越すとリピーターになりやすい傾向にあり、店舗側は前払いのため売上は先に完了している状況であり、コインを紛失されても店に不利益はないという設定である
おそらく単価は3,500~4,500円/人程度と推測する

リストバンドの任意での選択

以前はコースターの色でパートナーの有(黒)・無(白)を確認していたが、
現在は既婚者や異性との交流が目的でない人には任意でリストバンドを渡している模様。

だが、筆者は付けたことはないし見た記憶もない
(もしかしたら目撃しているが気がついていない可能性が高い)

来店者の大半が未婚者と思われ、パートナーの有無を重要視するよりは
ライトな友達作りや飲み友、その中で良い出会いがあれば、
各自プライベートな関係に繋げていく方向へシフトしていると思われる。

フード・ドリンク

フード  
17種類+おばんざい(6~8種類程度)
ドリンク 
35種類(うちソフトドリンク5種類)

フードのおばんざいは、広告宣伝に使うほどに自信がある。
前回7月に伺った際は角煮が少し固めではあったが、9月の来店の際はおばんざいの各種が美味しくいただける内容であり、期間限定の惣菜もあり、メシモクで行くことも可能になっている。
現在はおにぎりが推されている。
(筆者は、おばんざい2品とおにぎりで朝定食状態にして食べるスタイルにハマっている。)
ドリンクは十分楽しめる数であり、濃さもほどよく、1コインだからと言っても、お酒の質も悪くはない。

店内について

スタンディングバー 

平たくいうと、「立ち飲み」である
コの字のカウンターの中にスタッフさんがおり
おおよそ20名程度が入れるほどの広さであるが
現在は、30名程度で入店制限を設けており外で入店を待つ人も多い。
外で並ぶ人はいつ入店が可能かわからないため
他店へ流れる人もおりそこが今後の改善点になると思われる

椅子もわずかに準備があるが、車椅子の方用である。奥には2階に上がる階段も見えるが、2階は現在スタッフルームとなっており、階段に登ることはNGである。
2階(掘りごたつ風 ロの字 最大10人前後?)の貸し切りなどに期待したい。

LINE登録について

店内のメニュー表はLINEにて都度確認できるため、登録を推奨する。
その際にアンケートもあるが、
年齢と性別のみという超簡易アンケートであるため、5秒もあれば終わる。

おそらく来店時刻、来客層や年齢等を分析していると思われるが、
客側に迷惑はかかっておらず、他のアプリとの連携をしていないようなので、今のところ他の情報が吸い取られている様子はない。

スタッフさんについて

スタッフさんたちは縁結びをサポートする側であるため、パートナー探しや自身の縁結びはしていないようであるが、自身の縁結びのため積極的にスタッフさんを活用しよう。
困ったらスタッフさんへ

来店客が店舗に迷惑にならない範囲でスタッフのファンになるのはあり
推しを見つけて通うのは他の飲食店同様にありえる話である

入店時の状況

現在は20代前半~40代まで幅広くおり、金土はオープン入店しないと22時を超えるまで入店できないときもある。
混雑状況は店舗のXから確認することができるため確認することが必須,
傾向としては女性は早めの時間に、男性は遅めの時間に割合が多くなる傾向である
この傾向は他の飲食店でも変わらないと思われる。

トイレ

1室のみ、洋式きれいめである。
人数が多いのでトイレ待ちの可能性はあるが
トイレ前でなんだかんだ盛り上がる。

余談であるが、
おそらく以前の飲食店の内装やお皿など一部備品もそのままなので、
「居抜き物件」として契約していると思われる

婚活視点での良い点(メリット)

店舗側からは「婚活バー」ではないと明記されているものの、ここのお店きっかけでお付き合いが始まったカップルも誕生していることから「あえて」メリットデメリットを記載する

コイン制であること

他者へのドリンクのおごりや、友人とのコインのシェアも可能でアナログで最大限のスマート会計が可能

気軽に出会える

20~49歳を証明する身分証明があればよく、独身証明が不要
婚活だけでない出会いもある

ノーチャージで割安

お酒が呑めない人やお酒が弱い人にとって
チャージという謎のシステムもなく
ドリンク・フードも多いので立ち飲みとして楽しめる

婚活視点での気になる点(デメリット)

何度もいうが店舗からは「婚活バーではない」「出会いの場」であると投稿がある。これは筆者が婚活をしている目線からみた内容である。

未婚である証明がない

独身証明の提示もなく、身分証明での年齢確認しかないため、本当に未婚がどうか判定できず、出会いを求めていったが既婚者が紛れているリスクがある
リストバンドで回避しようにも任意での着用になるため100%の信用は難しいであろう

連絡先交換の種別(準備が必要)

X婚活(Twitter婚活)ではXのアカウント、アプリならアプリ内のメッセージなどあるが
お店側もX(Twitter)・LINE・Instagramのアカウントがあり、広告宣伝を行っているため、仲良くなった人とどのアカウントとして連絡先を交換するべきなのか、決めておく必要がある

また、交換依頼もどの媒体で依頼されるかわからないため、その点は自身のなかでルールを決める必要もある
(同性同士ならLINE可、異性はNGなど)
なお、名乗る名前(ニックネーム等)も要注意である。違う場所では、Twitterの名前、こちらでは別の名前など使い分けをした場合、どこかで遭遇する可能性もあるため、使い分けるのであればある程度近しい名前を決めておく必要がある

相手の利用目的が不明瞭

茅場町縁結びBarむすびのコンセプトを改めて確認してほしい
狭義の意味での「婚活のための出会いの場」というより
広義の意味での「誰かと縁を結ぶ出会いの場(バー・Bar)」であるため
相手が恋活なのか、婚活なのか、友達づくりなのか、ビジネスマッチングなのか、リクルーティングなのか不明瞭になりがちである
すでに発生してしまっているが、マルチ勧誘のきっかけの場にもなってしまっている(こちらについてはお店側で対策・対応済み)

相手と乾杯をしてから「今日はどうしてこちらに?」など
来るきっかけを聞いてアイスブレイクをしながら
話を広げつつ相手の目的を聞き出す必要がある
(2024年2,3月で伺った際はアイスブレイクなしの会話が聞こえてしまい心配になった)

その他懸念点(解決済)

カップル成立の定義

人との縁を結ぶ場であるため
その場でどこかに行くなど次回のアポイントが決まった段階で「カップル成立」と謳っている

同性同士でも「カップル成立」とされるのか
判定が若干ゆるいところは否めないが
人との縁を結んだ「縁結び」としては成立していると考える

SNS運用・マーケティング

以前よりはかなり改善されている、むしろ強化されている。
店舗のSNSではおばんざいメニューや店内の現状を投稿されているため、行きやすさの指標にはなっている。
また、来店客の中にその分野で影響力の高い人々(インフルエンサー)も増えており、そこに力を入れ始めていると考える

店舗側で写真をとることもあるが無断で晒されることはない。かならず、「写真とってもいいですか?顔写しても平気ですか?」などの声がけはしてくれている。

その他婚活サービスへの誘導・勧誘

運営者の中に婚活サービス業に関わっている人がおられたため店舗へ確認した。
「コラボなどは考えておらず、勧誘や誘導もない」とのこと
※2023年5月11日時点

その点は安心して場を楽しんでもらえるようである

まとめ

広い意味での出会いの縁を結べる場である

一般的なバーよりパートナー探しは向いているが、独身証明が必要なバーほどの真剣度合いは少なく、お友達作りもできる「人と人をつなぐ縁を結べるバー」であるという認識程度に押さえていくのをオススメする。

いろんな婚活バーと呼ばれるモノはあるが、各自で一度行ってみて雰囲気を味わい、自分との相性を確認してみるのがよいと思う。
自分と相性が合わないからと他店や同性や異性の相手を蔑んだりするような発言はしないようにしていただきたい。

筆者もまだコインがあるので行くつもりである
今後の来店状況により加筆修正はする予定である
ここまで読んで頂きありがとうございました
筆者とバーでお会いした際はこそっと教えてください。
良き出会いを求めて!乾杯!